2015年12月31日木曜日

終戦

HKT48の梅本泉の応援ブログである以上、うめ大戦は終戦である。
これからはどこにも所属していないただの「梅本泉」になるわけだが、
彼女の目指すところが売れることでも有名になることでもなく、
「自分の好きな音楽をやりたい」という内省的なことである以上、
アイドル時代と同じようなニュアンスで応援するのは何か違うと思うのだ。

いずれにせよ、「HKT48の梅本泉」の記録は残しておくつもりだが、
アーティスト梅本泉が帰ってきたときにタイトルを変えて続きを書くのか、
あるいは別の形で応援するのかは、まあそのときの気分次第ということにしよう。

いーちゃんも同様のことを言っていたが、卒業していくメンバーが、
「これからのHKT48」についてファンに託すようなことを言ってくれるのは、
グループとしてはこんなにありがたいことはないだろう。
私も来年からはまた別の楽しみ方でHKT48を応援していくことになるが、
草場愛が、後藤泉が、そして梅本泉が残したものの片鱗が、
これからのHKT48から感じ取れれば嬉しい。

それではまた。梅本泉さんが幸せになれますように。

背中

卒業発表から11日、梅本泉卒業公演に臨んだ私の心は案外冷静だった。
そもそも梅本泉は、ずっとグループに居続けて息長くやっていくタイプのメンバーではない。
何かにつけてファンに対して訴求していかなければいけない48グループにおいて、
全て自分一人で抱え込もうとする梅本泉の性格は、全くもって組織にアンマッチだった。
私は「だからこそ」梅本泉を熱烈に応援していたわけだが、
そんな物好きの愛情をかき集めることが梅本泉にとってどうプラスになるのかと考えると、
この卒業は寂しさという感情こそあれ、盛大に祝うべきことなのだ。
シンガーソングライターという目標、あえて「夢」とは表現しないが、
大きな目標を見つけた梅本泉にとって、HKT48からの卒業はスタートラインである。
あまり涙涙の卒業公演になってしまっては、彼女も気持ちよく去っていけないだろう。
劇場を揺るがすような声援を送って、この上なくハッピーに送り出してやろうじゃないか。
私はそんな気持ちでいた。少なくともアンコール2曲目までは。

しかしどうだ。当の梅さんときたら、自分が主役なのにもかかわらず、
最後の最後まで仲間の負担だのスタッフの手間だの、
そんなことばかり気にしていつも通りの公演の進行でしめやかに終わろうとしていたらしい。
それはそれで、彼女の小さな体躯に不釣り合いな、
大木のように揺るがない信念が如実に表れていて実に「らしい」のだが、
それを許すほど我々ファンの、そして何よりメンバーの梅本泉に対する思いは生温くない。

そしてサプライズで披露された、本人を除く15人の出演メンバーによる「少女たちよ」。
芽瑠の「ミュージック、スタート!」の号令と共に流れ出すイントロ、
呆気にとられて変な動きをしながらバタバタとセンターステージに連れ出される梅さん。
サビに入ると、梅さんを囲んでいたメンバーは後ずさって一列に並び、
センターステージの特等席で立ち尽くす梅さんに15人で歌いかけるという構図に。
客席からは梅さんがどんな表情で見ていたのかは窺い知れなかったが、
みんなの思いを一身に受けたその背中は、不思議と大きく頼もしく見えた。

もちろん私はこれきり声が出なくなってもいいというような気持ちで、
腹に渾身の力を込め、身体の中心から絞り出すように声援を送ったが、
それでも周りの声援が大きすぎて、自分の声が全然聞こえなかった。
ファンの自惚れかもしれないが、この公演でようやく、やっと、いい加減そろそろ、
「梅本泉が一番なのだ」という気持ちを伝えることができたのではないかと、
全部とは言わないまでも半分くらいはわかってもらえたのではないかと思っている。
大木のように揺るがない上に巨岩の如きガチガチの考え方で、
一向に自分の価値を認めてくれなかった梅さんであるが、
我々にとってどれだけ可愛くてかっこよくて熱くてクールで、
心の芯に火を灯してくれる存在だったのかということを、
最後の最後に気付いてくれたのではないかと、そう思っている。
この先梅さんが行き詰まったり、辛かったり苦しかったりしたときに、
ふと思い返して、逆に心の芯に火を灯してもらえるような、そんな卒業公演を、
メンバーとスタッフとファンとが一体になって作り上げることができたのではないかと。
自惚れや自己満足かもしれないが、そんな風に、確かに思っている。

結局、メンバーもファンも、目も当てられないような「涙涙」になってしまった。
私はというと、「涙」の字を十は重ねないと表現不可能なくらい涙を流していた。
涙を流しすぎて涙腺がバカになり、翌日の仕事では普通に号泣しながら車を運転していた。
しかし、気持ちの上では開演前と変わらずに、ハッピーに送り出せたと思う。

18歳。自分が同じ歳だった頃のことを思い出そうとしても、記憶が曖昧だ。
しかし梅本泉さんは、きっと何年、何十年経っても、今日のことを鮮明に思い出せるはずだし、
私もHKT48梅本泉の最後の舞台に立ち会えたことを決して忘れないだろう。
彼女はこれから近い将来、どんな晴れ姿を見せてくれるのか。
どんな歌を引っ提げて、どんな顔で、どんな言葉をかけてくれるのか。
まずはそのための準備を、焦らずゆっくりしてほしい。
彼女の始まったばかりの人生をより豊かなものにするために、
我々ができることは少なかったが、やれることはやったつもりだ。
でも、もちろんこれで終わりではない。
HKT48というのは、梅本泉を見つけるために用意された単なる枠組みに過ぎない。
この3年間を通して出会った我々ファンは、いつまでも梅本泉の味方だ。
きっと素敵な女性に成長していくであろう彼女に対して、
何か手伝えることがあれば、いつでも駆けつける準備はできている。

私にとっては初めて「推しメン」と呼べる存在であった梅本泉さん。
いつか再会するその日まで、どうかお元気で。





一番、大好きでした!!!

2015年12月26日土曜日

目と目と手と手

「握手して、それでどうするの?」と、48グループのファンでない人によく聞かれる。
私は握手できるかどうかは別にどうでもよくて、
大切なのは、普段は客席で、あるいは画面越しに一方的に受け取っているものに対して、
面と向かってフィードバックができるということだ。
そもそも私は手汗がひどい体質で、両手でしっかり手を握ろうものなら、
あっという間に手が熱を持って汗びっしょりになってしまう。
あまり不快な思いをさせないためにも、私は普段右手を軽く握るだけで、
左手は会話の際の身振り手振りに使うようにしている。

12月23日に福岡で行われた6thの個別握手会は、
梅本泉にとって地元福岡での最後の握手会となった。
言うまでもなく劇場を中心として活動してきたメンバーである梅なので、
ファン層も地元に多い印象で、今回が最後という人も多かったのではないだろうか。
カーテンコール的な意味合いで来月の握手会にも参加するとのことだが、
関東会場は混みそうなので、私は2月の振り替え分は今回使えるだけ使うことにした。

ひとまずはいつも通り、時系列順に叙述形式でレポートを記しておきたい。

◆2部 岡本尚子

実は直前の土曜日、大学の先輩が福岡に遊びに来ており、
一緒にただいま恋愛中の初日公演をロビー観賞してきた。
その際におでかけでなおぽんが行っていたあかちょこべで昼食をとったので、その話をした。
ただあかちょこべで飯を食ったというだけでは大した話題ではないのだが、
なんとそのときにテレビの取材を受けてしまったのだ。
日テレ系のFBS福岡放送という九州ローカル局で2月13日に放送する、
「九州まるごと!」という番組内で我々がうどんを啜る姿が流れるかもしれないらしい。
うどんが出てきたときにリアクションを求められたのだが、「おお~」としか言えなかった。
なおぽん先生のリアクションの素晴らしさを身をもって実感した次第である。
当の先生も「絶対見るね!」と社交辞令を言ってくれた。流石だ。

◆2部 村川緋杏

横浜全握でのD2レーンが楽しかったので、緋杏を4枚買ってみた。
2枚ずつ2回ループしたのだが、緋杏のテンションは間近で浴びるとかなり強烈だ。
生誕祭に入った話をしたら突然「背高いですね!!!」と全然関係ないことを言ってきて、
「私なんてこんな厚底履いて台に乗ってるのに!!!」と足を上げて靴を見せてくれた。
とにかく声がでかいので圧倒されるが、
特に話題を考えていなくても流れでどうにかなりそうなタイプなので、
握手会初心者にはおすすめのメンバーかもしれない。
デビューして間もないのにこういう安心感のあるメンバーはなかなかいないだろう。

◆3部 村重杏奈

何気に握手会でしげさんと喋ったのは初めてである。
まあ座長公演で10回も見たし、劇場でも3回見ているので今更ではあるが、
近くで見ると信じられないくらい可愛い。
話し方も変にハイテンションではなく、普通に楽しく会話ができる感じだ。
公演MCを見ていても思うが、基本的にしげさんは頭の回転が速いので、
知識面はともかく、喋りで相手を楽しませるスキルは非常に高い。
今回が初めての握手だったので、昔からの成長という意味では何とも言えないが、
初期の頃の出演番組で一発ギャグばかり連発していたのを見ていると、
きっと前から推している人はお姉さんになったものだと感慨深く思っているに違いない。
話の内容としては、しげさんはみなぞうと共に私が初めて生で見たメンバーなので、
そのあたりのことと座長公演に軽く触れる感じだったのだが、
「それですっかり村重推しになっちゃった?」と冗談っぽく聞かれて、
また「いや、梅推しなんだけど、来年からどうしようかと…」と正直に言ってしまった。
畳み掛けるように「村重にしときなよ!」と熱烈な売り込みをされたので、考えておこう。

◆3部 上野遥

しげさんにそんなことを言われた直後ではあるが、次の推しメン候補筆頭のはるたんである。
はるたんといえば、ハロウィン公演でハンターに投票してくれたお礼を言わねばなるまい。
「ハンターに投票してくれたよね?」と言うと、だんだん表情が驚きに変わっていき、
「え?え?あのときのハンターですか?」と100点満点のリアクションをしてくれた。
「その節はありがとうございました」と言ったところでやたら早く剥がされたので、
本当にそのことを言いに来ただけのような感じになってしまった。
次回はもっと券を確保して、じっくり話をしたいものだ。来月の再販とかないんだろうか。

◆3部 田中美久

熊本に引っ越してきたということで、田中美久の券を買わないわけにはいくまい。
がっつりローカルな話をしているうちに、
意図せず若干プライベートに抵触する情報を引き出してしまったので、
具体的な内容は心の中に仕舞っておくことにする。
どうやら美久さんは滝川パンは熊本から福岡に移転したものだと勘違いしているらしく、
結局その情報を修正しないまま帰ってきてしまった。
755か何かで言っておいた方がいいだろうか。

◆4部 外薗葉月

葉月はファッション見たさで券を買ったようなものなので、
何を喋っていいかよくわからなかったが、
しぇからしか特典映像での動物園ファッションは大変可愛らしかったので褒めておいた。
敬愛する梅さんが卒業するタイミングで怪我をしたことで悔しい思いを抱えていると思うが、
そういう複雑なニュアンスの話をするには2枚出しは少なすぎることはわかっていたので、
一言「足、お大事にね」とだけ言っておいた。
きっと葉月は梅さんのいなくなった劇場を、以前にも増して盛り上げてくれるはずだ。

◆4部 下野由貴

下野さんもハンター支持者の一人であるため、お礼参りに。
「お会いできて嬉しいです!」と何やら畏まった敬語で応対されてしまったのだが、
一体メンバーの間でハンターはどういう位置付けになっているのだろうか。
下野さんは自分の握手会を「友達感覚」と自己評価していたが、
まさしく言い得て妙で、話していて不思議な安心感があった。
いつの日か下野さんとはるたんのWセンターを夢見ている話など、
当然2枚出しではできるはずもなく、「また来ます」とだけ言っておいた。

◆4部 田中美久

美久さんは3部と4部を合わせて8枚買っていたのだが、今回は部の後半に4枚出し。
美久さんには徹底的に熊本の話題を出すと決めていたので、ラーメン天外天の話をした。
市電水道町駅から歩いてすぐ、鶴屋百貨店の本館と別館の間をくぐった先にある、
地元では有名なラーメン屋である。美久さんも店名だけは知っていた。
関東で言うところのらあめん花月嵐のような店で、とにかくニンニクの量が凄まじい。
この日の前日にも会社の送別会の五次会で連れて行かれ、
翌日握手会だと知っている先輩たちに面白がって食わされそうになったのだが、
断固拒否して私はおにぎりを2個だけ注文した。というかそもそも腹がいっぱいだったのだ。

◆昼の部 梅本泉

ここからは全て梅との握手だ。昼の部は12枚買っていて、3枚と9枚で2ループした。
今まで梅を公演で見たのは3回、奇しくも最終ベルとシアターとパジャドラを1回ずつである。
特に博多座期間に初めて劇場で梅を見たシアター公演は印象に残っていて、
そのときの思い出話などをした。
本当は小刻みにループしたかったのだが、当然ながら梅レーンは非常に混雑していて、
2ループ目は9枚まとめ出しをせざるを得なかった。
仕方ないので腹を括って、ギターを習うということについて真面目に話をしてみた。
次の部の話でも何度か出たのだが、
梅は「自分の好きな音楽をやりたい」ということに拘っていた。
少なくとも私よりはずっと音楽業界の中身を見てきた彼女が言うのだから、
きっと確たるビジョンがあるに違いない。
私は趣味でクラシックギターをやっているが、最初の4年はまるで下手くそだったこと、
先生について習ってからの2年で劇的に変わったこと、
人に見られながら演奏することの大切さなどを、自分のなけなしの経験から絞り出し、
なんとか彼女の役に立てないものかと頑張って語りかけた。
私が今年入選、入賞を果たした二つのコンクールは、
冗談抜きで彼女たちの頑張る姿を思い浮かべたら自然と緊張が解れ、
いいパフォーマンスができたことの結果だと思っている。
せめてものお礼として、何か私の話が梅さんの今後の活動のヒントになればいいのだが。

◆5部 梅本泉

昼の部と同じく、3枚→9枚の2ループ。
3枚の方は真面目に話すような時間でもないので、スラムダンクの話をした。
梅さんは安西先生が好きだとのことだが、
私は魚住さんのファンだと言うと「めっちゃ渋いやん」と笑われた。可愛い。
私の高校時代の友達にスラムダンクを穴が開くほど読み込んでいる男がいて、
私も物心ついた頃から毎日繰り返し読んでいたので、
彼とはスラムダンクの台詞だけで会話ができる。
そんな他愛もない話だが、笑ってくれたのでよしとしよう。
2ループ目はまたちょっと真面目なトーンで、
シンガーソングライターがやるべきことの中で、何が一番難しいかということを聞いてみた。
具体的には、作詞、作曲したものを演奏して歌うという4つに加え、
売れようとしたら可愛い必要がある(これは冗談っぽく)という選択肢を提示したのだが、
「可愛いのが一番難しい」と冗談で応えてくれた後、
「作詞はずっとやってるから大丈夫」と意外な答えが返ってきた。
自信満々ではないが、逆にその落ち着きが確たる自信を感じさせる表情をしていて、
私はこの一瞬のやりとりで、
「作詞が一番難しいのではないか」と短絡的に考えていた自分の浅慮を恥じた。
梅さんは「私はそんなに売れたいわけではない」とも言っていた。
というのも、「自分の好きなようにやりたいから」とのこと。
そしてこれは私が言おうか言うまいか迷っていたことだったのだが、
「普通の職業に就く傍ら音楽を続けるのでもいい」ということも本人の口から聞いた。
私も学生時代、クラシックギターを仕事にしようかという考えが過ぎったことがあるのだが、
スタートを切るのが遅かったことと、決して効率のいい仕事ではないこと、
そして何より、ギターを「仕事」として処理し続けなければならない生活への恐怖が勝り、
クラシックギター業界へ足を踏み入れることはしなかった。
余程突出した才能があるのでなければ、
生計を立てるための仕事と好きなことである音楽は切り離して考えるのが、
実はいい音楽を生み出すための最も効率的な方法なのではないかと私は思っている。
少なくともクラシックギター業界でそうやって生きている人たちを私はたくさん知っているし、
一本気にならずに、そういった選択肢にも梅さんが目を向けているということを知って、
私はえも言われぬ安心感を感じるのと同時に、
「この子はこんなにも大人になっていたんだ」ということを思い知って、
切ないやら何やら複雑な気分になってしまった。

◆6部 梅本泉

本来は5部までしか買っていなかったのだが、2月の振り替え分24枚のうち8枚を6部で使用。
だんだん長く話すのに慣れてきたので、ここでも8枚をまとめ出しすることにした。
3周年の脳パラの思い出話などしていたのだが、自然と話題が身長の方に行ってしまった。
しきりに「最近葉月と並んだ」「梅は伸びて葉月は止まってるから並んだ」と主張するのを、
「嘘だ」「絶対嘘だ」と次々に否定するも、ドヤ顔で決して譲ろうとしないので、
もしかしたら本当に伸びているのかもしれない。
ちなみに私は夏頃まで自分は179㎝だと思っていたのだが、
転職時の健康診断で何度測り直しても180㎝だったので、
「26歳にして1㎝伸びた」と誇張を含んだ言い方をしてみたところ、
「嬉しかったでしょ!170台から180になりたかったでしょ!」と謎の共感をされた。

◆7部 梅本泉

この日最後の握手も8枚まとめ出し。
色々話してみて、私の心のつかえは綺麗さっぱりなくなっていた。
寂しいものは寂しいが、しっかりと自分の芯を持っていて、
何を聞いてもスラスラと未来を向いた答えが返ってくる、
その何かを見上げるような顔は、今までに見たどんな表情よりも美しく見えた。
私は普段、メンバーに向かって何かをオーダーするようなことは決してしないのだが、
この日は一つだけ、「卒業公演、いいもの見せてくださいよ」とお願いをしてきた。
これまでも大して交流はなかった単なる一ファンの身勝手な話に、
楽しそうに、しかしこちらが真面目なトーンで話せば真剣に、
とことん付き合ってくれたお礼の気持ちを伝えるために、
最後だけは汗をかくのも気にせずに、両手でギュッと小さな手を握って帰ってきた。

7部は1時間以上押して21時過ぎまで続いた。
大量のまとめ出しについては私は全く理解できないタイプであることに加え、
この日は終了後に横断幕を用意してお見送りをする企画があったため、
普段なら文句の一つも出るところだが、梅の最後の握手会なのだ。
握手を終えて帰ってくる人の顔を見ると、
溢れ出る涙を隠すこともできない人が少なからずいるではないか。
梅を思う心はみんな一緒である。そう思えばこそ、全く寛大な気持ちになることができた。
最後のお見送りもあっさりとしたもので、そこも梅らしさが出ていてよかったと思う。

幸運にも私は梅の卒業公演に当選したため、
劇場に来れない全ての梅推しの人たちの思いを背負って、
これまで生きてきた中で一番の声を出して応援しようと思う。
大声コンテストで優勝した小学2年生のあの頃より、もっとである。
突然の卒業発表で大勢のファンを泣かせた罪な女を、今度はこちらが泣かせてやりたいが、
さあどうなることやら。
とにかく今は、悲しさよりも寂しさよりも、梅本泉の集大成が楽しみで仕方がない。
いいもの、見せてくださいよ。

2015年12月16日水曜日

いつか来るその日

「ファンは推しメンに似る」なんてよく言うが、それは少し違う。
似ている部分があるとするならば、それは元々似ているからこそ好きになったのだろう。
より正確に言うと、自分の趣向にマッチしたベクトルに努力しており、
尚且つ自分にはない何かを持っているメンバーに惹かれ、「推しメン」と呼ぶのだ。

私の場合はどうだろうか。
不器用で適当な嘘が言えないところは似ているかもしれない。
「本当はこの仕事に向いていない」と思っていそうなところもまさしく似ている。
そんな雰囲気を醸しつつもしっかりやることはやる姿勢は私にはない。心から尊敬している。
身長は真逆だ。私は子供の頃からひょろひょろと背だけは高かった。
体格がいい方がダンスは見栄えがするので、少し分けてあげたいと思っていたくらいだ。
変な話だが、歌い方も似ているかもしれない。
シンガーソングライターを目指そうという人と比べるのは大変失礼だとは思うが、
あれくらい情感を込めて歌わないと、カラオケで歌っていても楽しくない。
これは楽器も同じことで、私が趣味でやっているクラシックギターでも、
技術はともかく「こういう表現をしたいんだ」という意思だけは強く持って弾くようにしている。
多分、梅本泉を好きになってから、私も少しは真面目になったのではないかと思う。
そういう意味では、「似てきた」というのも当てはまらないことはない。

このブログでも何度か言ってきたが、私は劇場公演が好きである。
指原さんが気になり始めてバラエティー番組をチェックしたり、
鈴蘭が可愛いと思って過去のMVやライブ映像を見たりしていた頃は、
あくまでそれらは「エンターテイメントの消費」に過ぎなかった。
今は違う。私は熱烈にHKT48を、梅本泉を「応援」している。
明確に「こうなってほしい」というビジョンがあるし、
それに少しでも影響するならと、お金を落とすことを惜しまなくなった。
これは単なるショービジネスと断じるようなものではなく、
顧客たる我々ファンは確固たる信頼を持って彼女たちに投資をしている。
誰に何と言われようと、そのプライドだけは譲れないものなのだ。

そんな中で、「選抜」について深く考えたことがあった。
4月の記事にも書いたが、私は梅に選抜入りしてほしいとはあまり思っていなかった。
これは今でも同じ気持ちである。
選抜に入り、歌番組やバラエティーに数多く出演するというのは、
あくまでグループ内での出世の仕方であり、
彼女がそういう活躍をすることについて楽しみだとは、正直思えないのだ。
元々そこまで興味のない歌番組やバラエティーに出るくらいなら、
もっと自分なりの活躍の道を見つけて、そこに向かって自分を磨いてほしい。
そういった思いは梅推しに限らず、
劇場を中心とするメンバーのファンにとっては今更言葉にするまでもないことだろう。

そしてそれが、劇場公演に出続けるだけでは叶わないと思った。
それが梅本泉の出した結論だ。

正直に言うと、全く想像もしていなかった。
しかし、想像もしていなかった割には、私の心は冷静だ。
むしろここまで驚きを感じてない自分に驚いているくらいである。
ただ、今までずっと梅本泉を見てきて、前述したような思いを抱え続けてきたのだから、
考えてもみればそれで驚くのも変な話だ。
今のまま巨大なグループの波に翻弄され続けるよりは、ずっといい。
寂しいとか悲しいとか、そんなことはこっちの勝手である。
梅本泉は、卒業した方がいい。
強がりでも何でもなく、すっきりとそう思えている自分がいる。

こんなことを書いている間に、本人からG+にメッセージが。

「夢をみるだけにしたくはないので、全力で挑戦してみます」

ほうら、見たか。
俺が応援している子は、こんな力強い言葉を使って卒業を宣言するんだぞ。
20代も後半になる自分よりも余程しっかりしている梅本泉さん。
一ファンから心配するようなことは何もない。
納得するまで、心ゆくまで、挑戦することを楽しんでほしい。
私はただ、今まで楽しませてくれたことに感謝するだけだ。
そしてきっと近い将来、彼女はもっとパワーアップして私たちを楽しませてくれるだろう。

ギターを始めてまだ2年も経たないと言っていただろうか。
20歳になる直前にギターを始めた私からしてみれば、全く遅いことはない。
今後の梅本泉の活躍と、才能の開花と、努力の結実を願って。Good luck!

2015年12月13日日曜日

ジャパニーズガール

おでかけのスタッフは本当にメンバーのことをよく見ているなと常日頃から感心しているが、
日付が替わって1時間後の放送でもしっかりと緋杏の年齢表示が16歳になっていて、
そんなところも流石だなと思った次第である。

1週間後に感想を言うのが定番になってしまったが、村川緋杏生誕祭を見てきた。
茉央は2回目の生誕祭ということもあり、配布物もかなり手の込んだものであったが、
今年初めて開催された緋杏の生誕祭は手作り感の溢れ出る雰囲気だった。
これはどちらがいいというものではなく、おそらく生誕祭というイベントは、
祝うファンの側にとっても年毎の成長をメンバーと共有する儀式なのだ。

SKEの菅原茉椰さんの手紙にもあったように、
緋杏はHKTの2期ドラフト生の中で唯一ダンス経験のないメンバーである。
どれだけ仲がよくても、そういった部分の不安だけは共有できるものではない。
きっとあの明るい振る舞いの内には、たくさんの辛さや悔しさを秘めているのだろう。
生誕祭で言及されたような緋杏のひたむきに努力する姿勢は、
横アリBlu-rayのメイキングを見ているだけでもよく伝わってくる。
初めてHKTとして観客の前に立ったとき、バックダンサーとして劇場公演に出演したとき、
ことあるごとに振りの失敗を悔いて流した涙の数々も、
それまでに積み上げてきた努力の裏返しだ。

なんというか、彼女たち2期ドラフト生は、
私がファンになってから初めてHKTに加入したメンバーであり、
デビューから何から全て見守ってきたこともあって、完全に親目線である。
麻莉愛とはなちゃんが作った変なTシャツを着てぽろぽろ涙を流す緋杏を見て、
こっちも盛大に泣いた。どうにもこういうのには弱いのだ。

選抜メンバーの入れ替わりが少ないHKTにおいて、
穏やかでない思いを抱えるメンバーも少なくないことを我々ファンは知っている。
しかし、間違いなく日々新しい風は吹いているのだ。
それに乗り遅れまいと様々な工夫を凝らしているメンバーがいることもまた、
我々ファンは知っている。
そういったメンバーにしっかりと活躍の場が用意されるのが、
私が愛するHKT48であると信じている。

ひとまずは、開催が決定したライブツアーに期待しておこう。
きっとその頃には少し背が伸びた麻莉愛や同じく16歳になったはなちゃんと一緒に、
緋杏が輝く舞台を見せてくれることを楽しみにしたい。

2015年12月5日土曜日

パラダイス

明日の夜公演、村川緋杏生誕祭を当ててしまった。
9月にもいくつか申し込んだうち、茉央の生誕祭だけ当選したり、
どうにも生誕祭と縁があるようである。
基本的に推しメン以外の生誕祭は邪魔したくない気持ちはあるのだが、
緋杏に関しては6thの握手券を梅さんと美久の次に多く買っていたりするし、
初めて行われる生誕祭がどんなものになるのかとても興味がある。
この間せっかく緋杏団扇も作ったことだし、明日は盛大な声援を送ってこようと思う。

さて、今日の本題は妄想である。
昨日のシアターのMCでも「KⅣでどの公演をやりたいか」という話が出たりしていたが、
私はどうしてもHKTによる脳内パラダイス公演がもう一度見たい。
いや、「もう一度」というと語弊がある。
私がファンになった頃にはもう2期生は一人残らず昇格しており、
3周年記念のリバイバル公演も終わって一息ついていた時期である。
つまり、リアルタイムで元々の研究生公演を見たことは当然ないし、
私が脳パラを初めてまともに見たのは3周年のBlu-rayが発売されてからのことだ。
その3周年Blu-rayもつい1ヶ月ほど前に見たので、お恥ずかしい話だが、
私は1ヶ月前まで脳パラ公演の内容をほとんど知らなかったことになる。

先月13日の妄想記事に君はペガサスを「あらゆるユニット曲で一番好き」と書いているが、
この時点で初めて脳パラ公演を見てから1週間余りであるが、
この間にすっかり脳パラ公演の虜になってしまった。
こんな素晴らしいセットリストをHKT劇場でやっていたなんて、
私は何故もっと早くファンにならなかったのかと激しく後悔した。

ただ、梅さんが君ペガに初挑戦した3周年のリバイバル公演が映像化されたというのは、
私にとってはこの上なくありがたいことである。
正直、あのリバイバル公演はHKTで脳パラをやる上では、
限りなくベストに近いメンバーだったと思うが、
更に自分なりに最も脳パラに最適化した16人を考えてみた。
この間の妄想記事はメンバーありきで最適な曲を選んでいったので、今回は逆パターンだ。

◆泣きながら微笑んで
   <外薗>

まずはソロ曲であるが、ここは葉月を推薦したい。
元々低めの落ち着いた声が印象的な葉月だが、
ちょうど今日G+に投稿された夜風を聴くと、ファルセットもばっちり行けそうだ。

◆MARIA
   <秋吉・上野・田中美>

正直、リバイバル公演でのMARIAはほぼ私の中の最適解と一致していて、
3人の直線的な歌声と衣装の似合いっぷりは完璧としか言いようがなかった。
ただ、既に提示されたものと同じ答えを出しても全く面白くないので、
ここはあえてお子様感溢れる3人をチョイスしてみた。
しかし、この3人なら歌唱力も全く問題ないだろうし、
衣装も美久をセンター、秋吉ちゃんを向かって左、はるたんを右にすればばっちりだ。
はるたんと美久は元々の研究生公演でもMARIAを担当していたようだが、
そのときはどのポジションだったのだろうか。

◆君はペガサス
   <梅本・岡本・神志那・坂口>

リバイバル公演の低身長二人、高身長二人の組み合わせがよくステージに映えていたので、
歌唱力をベースにそのあたりをちょっと真似して選出してみた。
とは言え、キャップもそこまで背が高いというわけではないので、
この4人なら更にメリハリが出ることだろう。
リバイバル公演の君ペガはカメラマンがいいところでことごとく梅を抜いてくれているので、
この曲のためだけでも価格分の価値があったと言える。もう何十回も繰り返し見ている。

◆ほねほねワルツ
   <駒田・栗原>

私はオリジナル公演のメンバーを知らないのだが、
あの衣装は絶対にスタイルのいいメンバーの方が似合うだろう。
研究生公演では基本的にロリメン(+まりり)が担当していたようだが、
ここは社会人二人に頑張ってもらおう。ぴーちゃんは由莉耶とも迷った。

◆くるくるぱー
   <下野・村重・田中菜・伊藤・岡田・田中優>

これは曲調はもちろんのこと、ユニット明けMCに対する適性も考慮しての選出である。
喋れる1期生3人を固めて盤石の土台を用意しつつ、
この3人にいじられることでポテンシャルを発揮する2期生3人を配置。
ふと気付くとボス以外全員KⅣなのだが、
パジャドラのMCでよくボスがこれらのメンバーのよさを引き出していると思うし、
チームが違うメンバーでも上手く料理できるボスはやはりただ者ではない。

以上のメンバーをまとめるとこんな感じだ。

下野由貴
村重杏奈
田中菜津美
秋吉優花
上野遥
伊藤来笑
梅本泉
岡田栞奈
岡本尚子
神志那結衣
駒田京伽
坂口理子
田中優香
栗原紗英
田中美久
外薗葉月

他にも入れてみたいメンバーはたくさんいるが、
とりあえず脳パラに最適化してみるとこんな感じだろうか。
一応バランスを考えて決めた仮想チームTⅡと16人中9人が被っているので、
やはり仮想チームTⅡにも大分私情が入っていたようだ。

最近の梅さんはすっかり可愛さが振り切れているが、
脳パラのようなセットリストだとやはりショートが似合っているように思える。
まあ、切るのは一瞬なので今は色々な髪型を試してみていいと思うが、
最終的にはショートに回帰してほしいというのがショート派の性である。

2015年11月29日日曜日

4周年

フジテレビさんの「逃走中」を見ていたらこんな時間になってしまった。
熊本でも放送するのか心配していたが、ちゃんと関東と同じ時間にやっていたようだ。
入山さんはそこまで注目して見たことはなかったのだが、
48グループのメンバー以外では唯一写真集を持っている佐野ひなこさんと比べても、
圧倒的な可愛さだった。
あそこまで全編にわたって活躍すればファンもかなり増えるだろうし、
こういう気付きがあるからテレビに出るというのは重要なんだと、改めて感じた次第である。

さて、先週はHKT劇場4周年記念イベントがあった。
ニコ生で放送していた前夜祭も、わざわざこのためだけにプレミアム会員に登録して見た。
視聴期限が過ぎるとすぐさま退会したのだが、
ご丁寧に「どうすればまたプレミアム登録しようと思うか」というアンケートがあったので、
しっかりと「HKT48の放送を見るために登録したので、あればまた」と回答しておいた。
こういう取り組みは大切である。
明治座や博多座に行くときも、公式グッズを買うばかりでなく、
ちゃんと会場に元々入っている土産物屋にもお金を落とし、
「HKT48が来れば儲かる」という認識を持ってもらわなくてはならない。
それができるのは我々ファンだけなのだ。これほど重要な責務はあるまい。

話が逸れた。
4周年イベントについては、一番印象に残っているのはクッキングコーナーだろうか。
ああいう基本的にメンバーに進行を任せる形式のイベントになると、
やはり各メンバーの個性や技量がかなり明確に見えてくる。
黙々と料理に集中するメンバーもいる中、はるっぴは始終楽しそうに喋っており、
変な間を作らないように気を配っていたのは流石の一言だった。
司会の芽瑠もかなり癖があり、
元々仲のいいメンバー以外になかなか上手く話を振ることができない印象だったが、
ここで助っ人に現れた我らが梅さんの大活躍である。
チャキチャキと料理の進み具合を確認しつつ、
時間が空いたら芽瑠と喋ったり料理中のメンバーに話を振ったり、
正直パラシュート部隊の斉藤さんよりいい仕事をしていたと思う。
梅さんは公演のMCでも進行役をすることが多く、
実はあれ自体はそこまで難しいことでもないと思っていたのだが、
もしかしたら我々が思うよりずっと技術が必要なことなのかもしれない。
何にしても、記念イベントで梅さんが頼もしい仕切りを見せてくれたのは嬉しい限りだ。

記念公演の方は、何と言ってもガラスのI4Uだろう。
前夜祭でもI4Uでコーナーを持っていたり、
最近の急な推されようはファンの側も動揺しているのではないだろうか。
ユニット明けMCで指原さんが「この中で選抜に一番近いのは?」という、
なかなか核心を突いた話題を出していて、その場では明確に誰という答えは出なかったが、
私見では由莉耶が頭一つ抜け出している印象である。
もちろん他の3人も、推され出すのも納得の目を見張る頑張りようなのだが、
由莉耶に関して言えばもうどこに出しても恥ずかしくない。
公演を見ていても一人だけ美しすぎて纏うオーラが全く違うし、
ファンが何を求めているのかを最も理解しているメンバーであると言えるだろう。
生誕祭では「選ばれないことに慣れないとやっていけない」と話していたが、
あんなことを言わせておいていいメンバーでないのは確かだ。

そして、ひまわり組の演目が変わるとのこと。
ただいま恋愛中は軽蔑していた愛情以外の曲を全く知らないので、
始まるまでに少しくらいは予習をしておかねばなるまい。
チーム公演ではないのでユニット予想はしようがないのだが、
やはり初日は選抜メンバー中心になるんだろうか。
19日はちょうど大学の先輩が福岡に来る予定で、
もし当たったら公演に連れて行く約束などしていたのだが、
この分だととても易々と入れるような倍率にはならないだろう。困ったものだ。

私は今年からファンになったので、
4周年といってもまだまだメンバーや他のファンと共有できるものは少ないのだが、
DMMで初めて見た公演であるキャップの生誕祭が、
今年ももう準備の段階に入っているということで、そろそろ時の流れを感じ始める頃である。
私がファンになってからもメンバーの涙をたくさん見てきたが、
5年目は笑顔の多い1年になるよう、心から願っている。

2015年11月23日月曜日

週末

1週間経ってしまったが、14日の夜公演を見てきた。
ハロウィン公演から3週連続での当選で、この3連休は今日の夜公演に当選しているので、
実に4週連続で公演を見られることになる。
更に、ハロウィン公演の前の週は土日共に握手会で、
その前の週は芋のしっぽが炸裂したパジャドラを見ているので、実質5週連続である。
平均してどれくらいの倍率なのかは知らないが、土日両方に2回公演がある場合、
全枠投げればどれか一つは当たるという感じだ。
ひまわり組の方が当たりやすいような気はしているが、
まあそこまでバカスカ当たっても人気面で心配になるので、これくらいがちょうどいい。

7日のパジャドラには緋杏団扇を持って行ったのだが、
お見送りの際にりーぬが私の顔を見て「あっ!」という表情をして手を振ってくれたので、
チョロい私は博多座で破損したきり使っていなかったりーぬ団扇をすぐさま修理し、
14日の公演に持って行った。
そこで思ったのだが、7日はりーぬ団扇を持っていなかったのに、
りーぬは一体私の顔を見て何に気付いたのだろうか。
座長公演10回、握手会で通算4枚分の握手、7日までの劇場公演が4回。
私がりーぬに会ったのはこれが全てであるが、この間に私の顔を覚えたということだろうか。
まあ、ハロウィン公演でハンターという特大ホームランを一発放っているので、
私がハンターの中の人だということに気付いた可能性はあるが、
そうでないとしたら、メンバーは結構ファンのことをよく見ているのだなと感心した次第である。

そんなこんなで、メンバー毎の今まで見た回数が気になったので、集計してみた。
梅推しのくせにシアターとパジャドラばかり見ているので、1位はゆうたんの6回。
冨吉も同率で1位かと思いきや、14日に体調不良で休演となっているので5回だった。
ちなみにゆうたんは今日のパジャドラにも出演するので、予定通り出れば7回になる。
毎回300人のファンが入っているわけだから、私なら7回でも覚えられる自信はないが、
私のように土日だけ申し込んで毎週来ている人は多分かなりいるだろうし、
そう考えると意外と何回も来るファンの総数は少なく、すぐに覚えられるのかもしれない。

特に認知にこだわっているわけではないが、
梅さんに関しては握手会なりで話してみたいことが色々あるので、
そこでいちいち「初めまして」という体でいるのも面倒である。
本当はハロウィン公演に梅さんがいてくれれば話が早かったのだが、
今日は一目で梅推しとわかるド派手な服装で行くつもりなので、
少しでも来月の握手会の話の種を撒いておきたいところである。

2015年11月13日金曜日

TⅡ1st

本店では何やら田中のマーさんがプロデュースした公演が始まったらしい。
テルだの小朝だのという話も耳にはしていたが、
それが何を意味するのかということを調べようとしなかったので、
所謂ウェイティング公演のセットリストを著名人が考える企画だということを、
今回のマーさん公演で初めて知った次第である。

ウェイティング公演とは、言ってみれば「ぼくのかんがえたさいきょうのセットリスト」だ。
ファンであれば誰しも理想のセットリストというのは考えるだろうが、
何をトチ狂ったのか、それをこの家には寝に帰るだけのようなクソ忙しい時期に、
あれこれと面倒臭い自分ルールを設定して考え始めたのが私という人間である。
これだけははっきりと言っておくが、断じて暇なのではない。
ただ、走り出したら止まらないだけなのだ。

まず、妄想公演に使用するチームは、半年前の記事に書いたチームTⅡ構想を使用する。
わかりやすく書き出してみよう。

◆チームTⅡ

森保まどか (キャプテン)
梅本泉 (副キャプテン)
指原莉乃
今田美奈
熊沢世莉奈
田中菜津美
村重杏奈
井上由莉耶
上野遥
岡田栞奈
神志那結衣
渕上舞
栗原紗英
田中美久
外薗葉月
山本茉央

うーん、どう考えても最強チームはTⅡだ。
今となっては48人を割ってしまったので、この構想も夢幻の如しである。

セットリストを考える上での最低限のルールは、

① 同じ公演(シングル)からは複数の曲を選択しない
② オリジナルの歌唱メンバーが9人以下の曲をユニットと定義する
③ オリジナルの歌唱メンバーが10人以上の曲を全体曲と定義する

という3点を設定してみた。
本当は厳密にオリジナルの歌唱人数を守るようにしたかったのだが、
そうするとユニットにも全体曲にも使いにくい曲がかなり多くなってしまうのだ。

まあこんな感じで前置きは終わりにして、早速本題の妄想セットリストを発表しよう。
まずは前半の全体曲から。

0. overture (HKT48 ver.)
1. 転がる石になれ
2. Baby!Baby!Baby!
3. Innocence
4. 走れ!ペンギン

 MC

実は青春ガールズ公演はちゃんと通して見たことがないのだが、
もし私がプロデューサーだったら転がる石になれを最初の曲に持ってきて、
公演の名前も「転がる石になれ公演」にしていたことだろう。
それくらいオープニングにぴったりの曲である。
10人ルールでギリギリ全体曲扱いのペンギン→自己紹介MCの流れは崩したくなかったので、
間に大人っぽい曲を2曲挟んでみた。
Baby!Baby!Baby!は座長公演で何回も聴いてすっかりハマってしまった。
Innocenceはとにかくサビの手を頭の後ろでヒラヒラさせる振り付けが大好きで、
手つなを諦めなければいけないのは辛いが、絶対に入れたい曲だった。

続いてはお待ちかねのユニットである。

5. 君はペガサス
   <今田・村重・森保・外薗>
6. ハートの独占権
   <渕上・田中美>
7. 思い出以上
   <上野・梅本・岡田>
8. じゃじゃ馬レディー
   <指原・熊沢・田中菜・井上・栗原・山本>
9. 愛しさのアクセル
   <神志那>

 MC

まあ見てもらえればわかると思うが、これは梅さんの生誕祭で誰か二人以上休演してもらって、
君はペガサス→思い出以上→愛しさのアクセルを決めるための配置である。
君ペガを入れてしまうと大好きな草原の奇跡が使えなくなるのだが、
あらゆるユニット曲で一番好きな君ペガを外すという選択肢は私にはなかった。
みなぞう、まどかと葉月の身長差がきつそうだったので、しげさんに中和してもらうことにした。
ハートの独占権は生意気リップスと迷ったが、
二人がシンメトリー的ではなく凸凹コンビでも成り立つという点で、
スライドアンダーを考えたときに非常に便利なユニット曲である。
梅さんは堂々の思い出以上センター。
両サイドにもハイパフォーマーのはるたんとおかぱんを配置。完璧だ。
3周年記念リバイバル公演での梅ペガも最高だったが、
本来のポジションはまだやったことのない思い出以上としておきたい。
そして誘惑のガーター公演からじゃじゃ馬レディー。
この曲だけは少しだけ人数調整の意味合いが含まれているのは否定できないが、
投げキッスで撃ち落せ!ではなくこちらを選んだことにこだわりを感じてほしいところだ。
あの振り付けと演出をそのままHKTでやると洒落にならない場合もあるので、
ポジションは慎重に考える必要があるだろう…。
最後は愛しさのアクセルだが、これはじーなに任せる以外にあるまい。
三成の経験がブレード捌きにも存分に生きてくること間違いなしだ。

少し盛り上がりすぎたが、次は中盤曲からアンコール前のラスト曲まで。

10. 最終ベルが鳴る
11. 泥のメトロノーム
12. 既読スルー

 MC

13. 君の名は希望

公演のタイトルになっている曲の中では、最終ベルが一番好きな曲だ。
次に重たい曲を持ってこようと思い、泥のメトロノームは軽蔑していた愛情と迷ったのだが、
流石に自殺をテーマにした曲の次にLINEの返信がどうのこうのという曲を歌うのは、
気持ちの切り替えが大変そうなのでやめておいた。
結果的にHKTの曲が2曲続いたが、
まあHKTの公演なのでこれくらいはカラーを出してもいいだろう。
君の名は希望は元々アンコール後の最後の曲にする予定で、
この位置には草原の奇跡を持ってきたかったのだが、前述の事情によりこうなった。

最後にアンコール曲。

EN01. 隕石の確率
EN02. 彼女になれますか?

 MC

EN03. 青空のそばにいて

アンコール1発目に隕石の確率は間違いなく盛り上がる。
続く曲もポップな曲調がいいだろうと判断して、
RESET公演では表題曲のRESETが一番好きなのだが、彼女になれますかを選んだ。
青空のそばにいてと君の名は希望は逆でもよかったのだが、
実はここまでユニットも全体曲も全て「本来の位置」とは違う曲順になっており、
ここだけA1stと同じアンコール前ラストに持ってくるのはなんとなく悔しかったので、
最後の最後ということにした。

まとめるとこんな感じである。

0. overture (HKT48 ver.)
1. 転がる石になれ
2. Baby!Baby!Baby!
3. Innocence
4. 走れ!ペンギン

 MC

5. 君はペガサス
   <今田・村重・森保・外薗>
6. ハートの独占権
   <渕上・田中美>
7. 思い出以上
   <上野・梅本・岡田>
8. じゃじゃ馬レディー
   <指原・熊沢・田中菜・井上・栗原・山本>
9. 愛しさのアクセル
   <神志那>

 MC

10. 最終ベルが鳴る
11. 泥のメトロノーム
12. 既読スルー

 MC

13. 君の名は希望

****

EN01. 隕石の確率
EN02. 彼女になれますか?

 MC

EN03. 青空のそばにいて

以上が私の考えた「さいきょうのセットリスト」だ。
パッと見てわかる通り、私はチームKの曲が好きである。
というか、チームK以外の曲はあまりよく知らなかったりする。
なので、ちゃんと全公演聴き込んだらまた違う形になってくるかもしれないが、
そのときはそのときでまた記事を書くことにしよう。

最後に、この公演のタイトルは「君の名は希望公演」としておきたい。
著名人のプロデュース公演は独自の名前をつけているらしいが、
私がそれをやると「宇宙船地球号公演」とか「荻窪すずらん通り商店街公演」とか、
変なことになってしまうこと必至なので、普通にコアとなる曲のタイトルでいいだろう。
今週末も劇場に入れることが決まったし、
行きのバスの中で君の名は希望公演のプレイリストを聴いて気持ちを高めることにしよう。

2015年11月9日月曜日

パジャマドライブ

7日のパジャマドライブ夜公演を見てきた。
ハロウィン公演に続き、2週連続で公演に入ることができた。
これで3回連続パジャマドライブ公演に入ったことになるわけだが、
これまでの2回は色々ありすぎて公演の内容自体にあまり触れていなかったので、
今回はその中でもユニットに的を絞って感想を述べていきたい。

◆天使のしっぽ

最初は芋のしっぽ、ハロウィン公演ではゆうたん、まりり、まーさんの3人、
そして今回はゆうたんの代わりにまいこむさんだったのだが、
この曲に関してはまりりの独壇場と言っていい。
初恋泥棒にしてもそうなのだが、こういう曲の表現力こそ、
年齢を重ねることによる人生経験が生きてくる気がするのは私だけだろうか。
シリアスな曲なら正直硬い表情でもなんとかなるのだが、
こういう振り切った曲をそれらしく歌うには、
場数を踏んで羞恥心を捨て去る必要があると思うのだ。
とりあえず年少者にやらせておけば可愛くなるだろうというのは短絡的な考え方で、
私は是非ともぴーちゃん、舞ちゃん、まりりによる社会人のしっぽが見てみたい。

◆パジャマドライブ

公演タイトルの割にいまいち印象の薄い曲であるが、
最初に見たときに秋吉ちゃんが着ていたショートパンツパジャマは可愛かった。
実際に劇場に入ると照明がチカチカしすぎて辛いものがある。

◆純情主義

この曲はまいこむさんが一番!と、DMMでも生で見ても思っていたのだが、
7日のなおぽんの純情主義も同じくらい素晴らしかった。
まいこむさんはシンプルな動きをシャープにビシッと決めるのだが、
なおぽんは色々と小技が効いて情報量が多い感じだ。
この曲に関しては常々紗英ちゃんのパフォーマンスを生で見たいと思っているので、
なんとか演目が変わらないうちに見られないものだろうか。

◆てもでもの涙

振り付けに合わせてペンライトをクルッとやるのが楽しい。
言わずと知れた定番曲であるが、この曲は二人の歌声の相性が非常に重要である。
推し補正がかかっているかもしれないが、私は梅と葉月のてもでもが一番好きだ。
梅のてもでも初披露時の記事にも書いたが、はるたんとも絶対に合うと思うので、
生で見られないまでも是非やってほしい組み合わせである。
ちなみに7日ははるたんと舞ちゃんだったのだが、これも大変素晴らしかった。
舞ちゃんは8月の握手会のカラオケステージで、
秋吉ちゃんと無駄にクオリティーの高いユニゾンを見せていたので、
そのうち秋吉ちゃんもてもでも歌ってくれないかな。

◆鏡の中のジャンヌ・ダルク

私の中では、この曲の衣装が似合うかどうかがビジュアル班の条件の一つになっている。
特に由莉耶と紗英ちゃんは完璧で、
細すぎるために少し着膨れした方がいいりーぬもよく似合っている。
センターはおかぱんもいいのだが、私は迫力満点のしなもんセンターが好きだ。
あと、この曲の歌唱メンバーはそのままユニット明けMCを担当することになるので、
みなぞうや村重さんがいるととても安心するのは間違いない。

3回入ったうちの3回とも梅がいないという悲しい状態が続いているので、
早いところひまわり組でも梅を見てみたいものである。
今週は土曜日がシアターなので久々に入りたいのだが、流石に3週連続は厳しいだろうか。
その辺のシステムは明らかでないが、どうなんだろう…。

2015年11月1日日曜日

Halloween Afternoon

いーちゃん卒業までの1ヶ月間、劇場は嵐のような盛り上がりを見せた。
卒業公演直後の10月31日、
ファンの中には燃え尽き症候群のような心境になってしまった人もいるかもしれないが、
この日の昼公演は私にとって忘れられない公演となった。

29日の午後に来ていた一般枠の当選メールを見たのがその日の夜遅く。
当選してからハロウィン公演の概要をちゃんと確認してみると、
体育の日と同様、ファン側の仮装も奨励しており、メンバーによる投票も行われるという。
転職先の会社は11月の年度末に向けた繁忙期で、
帰宅が22時を回ることも少なくないような状況の中、
普通に平日である前日だけで本格的な仮装の用意をするのは物理的に不可能である。
更に30日は金曜日ということで上司に飲み会に連行され、帰宅したのが夜中の2時。
そこからいーちゃんの卒業公演のアーカイブを見てひとしきり号泣し、寝たのが5時過ぎ。
「仮眠」という表現が当てはまるような浅い眠りの後、
7時半に起きて辛うじて用意したのが、「逃走中」のハンターの仮装である。


実際にエントリーに使用したのがこの写真だ。
小さくて見辛いが、左耳にはちゃんとインカム(に見せかけたイヤホン)をつけている。
全て手持ちのアイテムで構成したので、費用は1円もかかっていない。
ちなみに、きょっちーとは従妹が命名した幼少時代の私のあだ名である。

ただでさえ目の悪い私が公演中にサングラスをかけていると何も見えないので、
曲中は普通に眼鏡をかけて観賞し、MCの際にサングラスにかけ替えていたのだが、
唯一真白だけがそれに気付いて「えっ、そこで替えるの?」という表情をしてくれたので、
私としてはとりあえずそんなところで満足だった。
後はお見送りの際にどうメンバーを笑かそうかと考えていた矢先である。
仮装大賞の発表で司会のしなもんの口から、
1位の獲得者として「番号8番のきょっちーさんです!」と名前を呼ばれてしまった。
詳しい様子は、DMMアーカイブの1:35:20~1:37:30あたりをご覧頂きたい。
メンバーのこの沸きようが私に起因するものだというのが今でも信じられない。

コーナー終わりにスタッフさんが駆け寄ってきて、受賞者の3人は終演後すぐに外に出て、
記念品の贈呈と特別に一人ずつお見送りがある旨を告げられる。
待ち時間に2位と3位の方々とちょろっとお話ししたのだが、
二人とも尋常ならざる気合いの入れようで、
アイデア一発勝負で1位になってしまったのが少し申し訳なくなったが、
まあ選んだのは他ならぬメンバーである。
特に最近急激に可愛くなって気になっているはるたんが投票してくれたというのが嬉しくて、
完全に浮かれてニヤニヤしていた。実に気味が悪かったことだろう。

お見送りの前に賞品のジャケットを羽織り、
おそらく今後決して経験することはないであろう、たった一人のお見送りへ。
普通に見送られるのは面白くないので、ちゃんとハンターっぽい動きをした。
「足速そう!」「走って!」とキャーキャー言われたので、
ターミネーター2のT-1000を意識したフォームで走ってみせるとバカウケである。
おお…これは本当に現実の出来事なのか…。
最後にメンバーと記念撮影をして終了。これがその写真だ。


あまりのことにテンパっていたので、エントリー写真と全く同じポーズになってしまった。
しかし、こんなことってあるもんなんだな…。
みんな、辛くても生きてさえいれば夢は叶う!大切なのは一歩を踏み出す勇気なんだ!
賞品のジャケットはこんな感じ。


用途としてはイベントに着て行くしかないと思うが、
ここまで自己主張が激しいと恥ずかしいというのが正直なところである。
あまり認知にこだわるタイプでもないのだが、
いずれにせよ、話題作りには最強のアイテムをゲットしたのは間違いない。
せめて投票してくれたメンバーにはそのうちお礼を言いに行こう。
まさか逆にメンバーに対して「投票してくれてありがとう」と言う日が来ることになろうとは…。

ちなみに公演の内容に関しては、とにかくはるたんが可愛かった。
私は下手側前方ブロックの2列目真ん中に座っていたのだが、
はるたんが目の前に来る機会が多くて大変満足である。
他に近くに来る度に可愛さにハッとさせられたのは、由莉耶とまりりだろうか。
由莉耶はいつもより大人っぽいメイクも相まって、異次元の美しさだった。

それにしても、7月に初めて劇場に入って以来入場順には恵まれっぱなしで、
今まで指定席より後ろの列に座ったことが一度もない。今回も4順目の入場だった。
「たまには後ろの方から見てみたい」なんて言ったら常連さんには怒られるだろうが、
まあこのペースで劇場に入っていればそのうちそんなことにもなるだろう。

最後に。私にアイデアを授けてくれたフジテレビさん、本当にありがとうございました。
次から逃走中は録画してでも絶対に見るようにします。
是非とも今後の逃走中にHKTメンバーを起用してあげてください。
特に梅本泉さんなんかはいい逃げっぷりを見せてくれると思うんですが、如何でしょう。

2015年10月31日土曜日

HKT48 Team KⅣ 後藤泉

真っ当な職場であれば、新人にまず教えなければいけないのは、
「あなたが担うのはどんな仕事で、具体的にはどんな作業を伴うのか」ということだ。
会社員に限らず、労働に従事するありとあらゆる人間はある一定の役割を担っており、
その対価としてお金を受け取るのである。

アイドルとして芸能界に入った後藤泉は、一体どんな役割を担っていたのか。
正直、これは非常に難しい問題である。
歌が上手い、ダンスが上手い、話が面白い、顔が可愛い、スタイルがいい。
人気の指標、言い換えれば顧客からのニーズは様々であり、
どれをどの程度達成すれば役割を果たせるかという決まりがあるわけではない。
極端な話、全てが揃っていても人気が出ない例だってある。
そんな雲を掴むような状況の中でも不安や弱音を表に出さず、
明るく楽しく可愛く振る舞わなくてはならない、アイドルとはそんな過酷な職業なのだ。

これは私の持論なのだが、例えば歌やダンスやトークなど、
それぞれ必要なスキルはあるだろうが、これらを磨くことで行き着く先は共通で、
「存在感を出すこと」が一番重要なのではないかと思う。
私は趣味でクラシックギターをやっているが、
「上手い演奏」と「感動する演奏」は全く違うものである。
いーちゃんの歌やダンスは、一番上手かったり一番正確なわけではないのだが、
人の内なる感性に訴えかける力は抜群だった。
本人がどう思っているかはわからないが、
いーちゃんは天性の魅力が備わった素晴らしいアイドルだったと私は思う。

前回の記事で言いたいことは言い尽くしたので多くは語らないが、
昨日の卒業公演はアイドル後藤泉の全てが詰まった、本当に立派なものだった。
「もし」が脳裏を過ぎってしまうことはどうしてもあったし、これからもあるだろう。
だが、晴れ晴れとした笑顔で最後の舞台に立ついーちゃんを見て、
次の未来に向かう彼女の気持ちに水を差すようなことは言うまいと反省した。

最後に歌った「約束よ」は、まるでこの日のために作られたようなメッセージソングだ。
そこまで言うのなら、「運命が引き寄せる力」とやらを信じてみようじゃないか。
いつの日か、一段と素敵な女性になった姿を見せてくれるその日まで。
後藤泉の人生に幸あらんことを。Good luck!

2015年10月27日火曜日

天使、泥棒、夜の蝶々

今月の、特に後半の劇場公演は、後藤泉のためにあったと言って過言ではあるまい。
私が目撃した天使のしっぽに始まり、初恋泥棒、おしめしと、
ユニットを一つ、また一つと攻略していき、
その全てで劇場を揺るがすほどに観客を沸かせてみせたいーちゃん。
その気になればここまでのことができるメンバーが、誰からも惜しまれながら卒業してゆく。
我々のような劇場中心のファンにとっては、
決して忘れ得ぬ人として確かな足跡を残した彼女だが、
一方で最後まで「選ばれなかった」彼女の影響力は、
あくまで劇場周辺に留まっていたのも事実だ。
それが、とても、悔しい。こんなに素敵なメンバーを、みんなが知らないまま終わるなんて。

最後の炎を燃やすいーちゃんに呼応するように輝いているのは、
もちろん3匹の芋虫たちである。
初の選抜入りを果たしたりこぴは、東京で選抜メンバーとしての仕事があるはずなのに、
新ポジを覚えてみたりKⅣ公演に助っ人として出てみたり、獅子奮迅の大活躍だ。
明治座千秋楽の翌日に助っ人出演した4月に続き、私の涙腺は壊れっぱなしである。
ぴーちゃんと冨吉もそれぞれこの「後藤泉強化月間」のために新ポジを入れており、
4人合わせると1週間のうちに8ヶ所の新ポジが披露されたことになる。
これは間違いなくグループ全体に誇っていい偉業であると思うが、
この崇高な取り組みが「卒業」によって認められた特別なものであるということが、
やはり悔しいのだ。

例えばだ。例えば今はるたんが卒業を発表したら。
きっとI4Uの面々は気力と体力の限りを尽くして、
同じように劇場に最後の花を咲かせようとするだろう。
梅が卒業するとなったら。
真白やなおぽんはもちろんのこと、
芽瑠も選抜仕事の合間を縫って最大限の努力をしてくれるに違いない。
私が言いたいのは、「いざそうなったら」それだけの活躍ができるメンバーが、
劇場にはたくさんいるのだということだ。

もちろん、普段からこんなに飛ばしていては消耗してしまうだろう。
常にここまでの挑戦を求めるつもりはないのだが、
最後のパジャドラでいーちゃんが語ったように、
今のHKT公演はもうすぐ1年になる最終ベルも含め、相当なロングラン公演である。
繰り返しによる洗練を楽しむという見方ももちろんあるのだが、
観客を飽きさせないためには、
まさに今劇場で起きているような爆発的化学反応が必要なのだ。
それをできるメンバーがせっかく揃っているのに、
誰かが卒業するまで出し渋るというのは、あまりにももったいないことである。
ずっと劇場を主な居場所としているメンバーにも、
定期的に新しいことへの挑戦の機会を設け、
そしてここが重要なのだが、新しい取り組みに対して正当な報酬を出すこと。
そういう仕組みをしっかり作り上げることができれば、
もう少しメンバーの苦悩を緩和することができると思うのだが。

なんだかんだと言ってみたところで、いーちゃんが卒業するのは動かぬ事実だ。
最後の最終ベル助っ人出演で、とうとう蝶々へと羽化を遂げた芋虫だが、
あれはきっと、あくまで一夜限りの夢の出来事。
いーちゃんはこれからHKTで過ごした芋虫の時期を糧に、
美しく羽ばたく蝶々になるために、蛹になるのだ。
そして他の芋虫たちも、これを機にそれぞれ蛹になる準備を始めたように見える。
元々は日陰のメンバー同士で集まった芋虫たちは、
これからも順風満帆というわけにはいくまい。
しかしそれでも、この数週間で見せてくれた鮮やかな光景を、我々ファンは絶対に忘れない。
きっと彼女たちは、どんなところでも色とりどりに輝く、立派な蝶々になるはずだ。
そんな近い将来のことを楽しみに思える土台を作り上げたこと、
もしかしたらそれこそが、いーちゃんの残した一番の財産なのかもしれない。

まだ卒業してもいないのに、湿っぽいことを書いてしまった。
最後の公演は、泣くだろうな。最近はHKTに関することではすぐ泣いてしまう。

2015年10月20日火曜日

Thank you Izumi

横浜での全握でいーちゃんへの挨拶は済ませたつもりだったが、
幸運にももう一度彼女のパフォーマンスをこの目で見られる機会がやって来た。
10月18日、パジャマドライブ夜公演。
この日の2回公演は、Twitterで観測しただけでも落選したという嘆きの声を多数見かけた。
卒業前の土日では最後の公演だったので、倍率もいつもより高かったのかもしれない。
そんな公演に当選したというのは非常にありがたいことだと思うし、
100%楽しみきれなかったりしたら落選した方々に申し訳ないので、
微妙に風邪気味だった体調を前日になんとか気合いで治した。
まあ、何をやっていたのかといえばひたすら横アリのBlu-rayを見ていただけなのだが…。

18日はグランメッセで何事かイベントがあったらしく、高速バスが大幅に遅れるというので、
またしても行きは新幹線に乗ることになった。
前回乗ったつばめも十分速かったが、
さくらともなると平塚⇔川崎よりも短時間で着いてしまうのでびっくりだ。
それにしても、バスの案内をしていたおば様は確かに「グランメッセ」と言っていたが、
熊本でのイベントが九州自動車道上り線の混雑に何か影響するのだろうか。
「マリンメッセ」の言い間違いではなくて?

そんなこんなで随分汗をかいた割に余裕を持って劇場に着いたので、
のんびり抽選の準備に入る。
私はこれまでに入った3回の公演のうち最初は遠方席で、
後の2回もかなり入場順に恵まれたのだが、今回はなんと1順目での入場だった。
最前列も空いていたのだが、私はでべそに近いことを優先して、
下手側前方ブロックの一番内側、前から3列目に座ることにした。
というのも、出掛ける前に見た昼公演で、
いーちゃん、ぴーちゃん、冨吉の3人が天使のしっぽを初披露したのだ。
ぴーちゃんは「夜公演ではやらないかもしれない」というようなことを言っていたが、
自己紹介MCの並びを見て一安心、夜公演もしっぽシフトである。

文字通り天使をイメージした衣装を纏って楽しそうにしっぽを振る3人を見て、
私は何度拭っても後から後から溢れ出る涙を止めることができなかった。
いーちゃんが昼公演の終演後コメントやG+で「泣いてる方もいた」と言っていたので、
おそらく私以外にも結構泣いている人がいたのではないだろうか。
最初で最後の芋のしっぽを一番近くで見られた幸運を、私は一生忘れないだろう。

何気に今回初めて生でパジャマドライブ公演を見たわけだが、
全体曲で一番好きな必殺テレポートはやっぱり最高だった。
パフォーマンスが最も目を惹いたのははるたんで、なんというか、
彼女はただビシバシ踊るだけでなく、決して「可愛い」ことを忘れないのだ。
詩乃ちゃんも目を見張る頑張りで、人の心情を勝手に想像するのは失礼かもしれないが、
いーちゃんを心配させまいと奮闘しているような気がして、
そんなところもいちいち目に沁みてしまう。
新戦力のビビアンは見る人に無理矢理元気を叩き込むような暴力的パフォーマンスで、
今後の活躍が楽しみで仕方がない。
いーちゃんがいなくなるのは心にぽっかり穴が開くように寂しいが、
明るい未来も確かに見えているのだということを実感した公演だった。

最後のお見送り会では、普段は全く覇気のない私が出せる限りの大きな声で、
「いーちゃん、ありがとう!!!」と叫んできた。叫んだ後、また泣いた。
私がいーちゃんに対して一体何をもたらすことができたのかと考えると悲しくなるが、
少なくとも、きっと彼女も天使のしっぽを歌って踊ったこの日のことを一生忘れないだろう。
その空間を共有できたというだけでも、私は幸せ者である。

2015年10月11日日曜日

6度目の

12秒に伴う最後の握手会である、パシフィコ横浜の全国握手会に参加してきた。
6thシングルの情報が発表されたりと色々あったのだが、
イベントの進行自体についても言いたいことがあるので、
今回は大きく二つの話題に分けた記事としたい。

まずは、「全国握手会」というイベントそのものについて。
HKTのファンになってから半年余り、私にとっては数あるイベントの種類の中でも、
最後に体験することになったのがこの全握である。
何度説明を読んでもいまいち当日の段取りが想像できないのはまあいつものことだが、
実際に参加してみると、正直私と一番相性が悪いのは全握であると感じた。

高校生のとき、夏冬1回ずつだけコミックマーケットに参加したことがあるのだが、
あのイベントは早く並べば並ぶほど優先的に入場できる「早い者勝ち」である。
全握も基本的に一緒で、開場30分後くらいに会場に着くと、既にそこには人、人、人。
開演まで1時間半の余裕を持って着いたにもかかわらず、
私が入場できたのは開演時間ギリギリで、昼食を取る時間もなし。
ミニライブとイベントはサークルの中から遠目にステージを眺めるような感じで、
全くテンションが上がらないままモニターでの発表を見て前半終了。
正直、この時点ではもう帰ろうかと思ったほどだった。

まあ考えてもみれば、全握は特に予約が必要なわけでもない初回盤の特典である。
全握の開催が売り上げに影響しないわけではもちろんないだろうが、
そもそも別立てで劇場盤を購入しなければ参加できない個握とは、
イベントに対するコスト意識も変わってきて当然といえば当然である。
ミニライブやイベントも、頑張って並んで前の方で見ようと思うような内容でもなし。
小さい箱になるべく大人数を詰め込んだり、短時間に複数人レーンの握手で捌いたり、
そういうコストダウン方向で収益を出すイベントが性に合わない私のような人間は、
座長公演のような良質なイベントに高い金を落とせばいいのだ。
あれだって高いどころか良心的すぎる金額だと私は思うが。

そして、6thシングル選抜の発表である。
そのこと自体はまあいいのだが、追加要素として発表されたマジすか学園番外編、
及びその主題歌としての発売と氣志團とのコラボについては、
私は特に「へー」とも「ふーん」とも言わずに無表情で発表を聞いていた。
そもそも私はHKT48のファンである。マジすか学園というドラマが好きなわけでも、
ましてや氣志團が好きなわけでも全くない。氣志團の皆さんに罪はないが。
マジすか学園については、好きか嫌いかでいえばギリギリ好きの方に傾くが、
面白いか面白くないかでいえば即答で面白くない方である。
咲良は4,5の撮影にかなり忙殺されていたようなので、
正直5でこれきりにすればいいと思っていたところにこれである。
別段盛り上がっているとも思えないのだが、そんなに美味しい利権があるのだろうか。
そして何より、せっかくのシングル表題曲を何故主題歌に充ててしまうのか。
今までカップリングでやっていたことを表題曲でやるというのは、
サプライズでも何でもない、単なる不名誉なことだと思うのが自然なのではないか。
りこぴとエミリーの初選抜は大変めでたいのだが、
正直私は「こんなめでたいことを余計なものに巻き込まないでくれ」と思ってしまった。
どんな曲になるのかはわからないが、全くドラマの内容と無関係というわけにもいくまい。
まあ、るろうに剣心の内容に一切関係ないそばかすや1/2などの前例もあるにはあるが…。
せめてマジだのヤンキーだのというろくでもない曲だけは勘弁してほしいものだ。

そんなこんなで、握手会までの休憩時間あたりの私は大層不機嫌だったのだが、
いざ握手に臨むとすっかり楽しくなってしまった。人間とは単純なものである。
いーちゃんにもしっかりと最後の挨拶を済ませてきた。
「第二の人生、楽しんでください。頑張って!」と笑顔で伝えられたのだが、
次のレーンに並んでいる最中に堪えきれずにさめざめと泣いてしまった。
周囲の人たちにはさぞ気味の悪い思いをさせてしまったことだろう。申し訳ない。
疲れていたので最後は空いていた2期ドラフト生レーンに行ってみたのだが、
ビビアンの握手は噂通りの楽しさで、次の個握からは通ってしまいそうである。

扱いがどうあれ、後進はちゃんと育っている。
普段からHKTを見ている方々には言うまでもないことだろう。
今回もこれで一区切りがついた感があるが、
メンバーみんな概ね前を向いているようで少し安心した。
「腐ったら、負け」という用意された言葉を使いたくはないが、
どうかみんな納得のいく結果が出るまで頑張ってみてほしい。
これからもファンとしてできることを、私も全力でやっていくつもりだ。

2015年10月6日火曜日

父がトライアスロンの世界大会に出場するため、両親はハワイへと旅立ってしまった。
毎年のことなので、わかりにくい空港のカウンターもスイスイ進んでいることだろう。
おかげで、せっかく研修で東京に来ているのに、3連休に実家に帰っても家は空である。
悲しさを紛らすために、ホテルでハワイアンを流しながらキーを叩いている。

さて、我らが梅さんがとうとうてもでもの涙を歌った。
本人の希望通りの葉月とのペアは、想像していたよりもずっと美しい出来映えだった。
HKTのてもでもといえば、我々劇場ウォッチャーにとっては「くまもん」が主流で、
最近では「EP」ペアもそれと拮抗する完成度を見せているが、
正直、いや推し補正を除いたとしても、「はづうめ」が一番じゃなかろうか。
梅はてもでもに限らず、以前から「葉月とは歌声の相性がいい」と言っていたが、
これはただ単に好きなだけでなく、本当に一番相性がいいのだろう。

ところで、梅と組む可能性がある柏木さんポジを覚えているのは今のところ、
なつ、しなもん、はるたん、いーちゃん、ぴーちゃん、まりり、葉月、エミリーの8人だ。
卒業する前にいーちゃんとてもでもをやりたいというメンバーは多いだろうが、
なんとか「Eうめ」によるてもでもを実現してくれないだろうか。
私がいーちゃん在籍中に入れる可能性がある公演は18日のパジャドラだけなので、
そこで当選して尚且つEうめの涙が見られたりしたらもう死んでもいいのだが…。

ただ、佐伯さんポジを覚えているメンバーの方が少ないので、
今後てもでもで出られる機会はそこそこあるのではないだろうか。
いーちゃんの卒業によって青白両面できるのはエミリーだけになったし。
私としては、葉月の他に相性がいいのははるたんではないかと踏んでいる。
はるたんも先月20日に初披露したきりてもでもはやってないので、
是非とも新鮮なペアで出てもらいたいものだ。

いーちゃんの卒業発表によって急に時の流れを意識するようになったが、
詩乃ちゃんも純情主義を覚えたりと、基本的にはみんな未来志向で前進しているのだ。
いやそもそも、いーちゃんだって進路を変えただけで後退しているわけではない。
小学生の頃に読んだ「チーズはどこへ消えた?」の内容が脳裏に蘇ってくる、
そんな気持ちの今日この頃である。
ただ、チーズはいつか消えてしまうかもしれないがちぃずは…いや、何でもない。
オホン。ウォッホン。

2015年10月3日土曜日

次の未来でも

卒業をテーマにした曲は48グループの中でもたくさんあるが、
私はどうしてもこの曲のこの部分を引用したかった。

上手く言えないけど
今まで生きて来て
一番楽しかった日々

次の未来でも
しあわせな出来事が
きっと待っているだろう

私は「卒業」のような否応にも郷愁を喚起させられるテーマでも、
基本的には明るいテイストの曲が好きなのだ。
「桜、みんなで食べた」という曲は、ちゃんとテーマ相応のもの悲しさも含ませつつ、
それらを全て未来への明るい希望に昇華することに成功している、
HKTシングル表題曲の中でも一番好きな曲だ。

最後は笑顔で見送ってほしいと、卒業してゆくメンバーは皆そう言うものだ。
ただ、やっぱり私は数日でそこまで気持ちに整理をつけることができない。
他でもない、初めて見に行った劇場で目を奪われた後藤泉その人が卒業してしまうのだ。

私はTwitterでよく「いーちゃんはアイドル向きの性格ではない」と言っていた。
もちろんこれは、だから辞めた方がいいという意味で言っているのでは決してない。
為末大氏はブログで「ボルトを努力で生み出すことはほぼ不可能だ」と述べている。
どんなに速く走る努力をしても、生まれ持った資質で9秒で走れるかどうかは決まってしまう。
同じように、48グループにおける指原さんや咲良の立ち位置は、
きっと努力によって成り代わることのできる性質のものではないのだろう。
そしてこと芸能界においては、そうした個性の方が重宝されるものなのだ。

でも、やっぱり私は、元々何も持っていなくても、
どうにかして勝利しようともがいている人をこそ応援したいのだ。
「何も持っていない」などと言うと語弊があるな。
いーちゃんも我が推しメンの梅さんも、
ただの石を磨くだけでは決して見ることのできない輝きを持っている。
しかし彼女らに共通することは、その輝きを自分で信じきれていないところがあるのだ。

いーちゃんはこの先、自分の持ち味を磨くことで息長く芸能界で活躍することができる。
そんな確信があっただけに、全く一線を退いてしまう今回の卒業は辛い。
前述した通り、いーちゃんは内面的な部分でアイドルに徹しきれない部分がある。
私はそのことを、心の奥底では会社員としての適性がない、
人と関わるのに向いていないことがわかっている自分と重ねていたのかもしれない。
自分で書いていて随分と勝手な言い分だと呆れてしまう。
でも私は、もう少しステージで輝く、
彼女が自分で思うよりずっと強い輝きを放つ後藤泉さんの姿を見ていたかった。

今日から研修で神奈川の実家に帰ってきている。
来週の横浜全握にも無事参加できることになった。
できれば何か明るい話題があってほしいと切に願う。
次の未来を予感させる、幸せな話題がいい。

2015年9月22日火曜日

最終ベルが鳴る

チームHの最終ベルが鳴る公演を、やっと生で見ることができた。
世に言うシルバーウィークの中日である9月21日の九州自動車道は大混雑で、
熊本交通センターから高速バスに乗ったはいいものの、
運転手に「30㎞の渋滞で最悪2時間は遅れる」と言われて慌てて降車し、
熊本駅まで引き返して急遽新幹線で向かう羽目になったりと、色々大変だった。
しかし、「用事に間に合わないのでここで降ります」と伝えるとタダで降ろしてくれるなど、
熊本の運転手は実に心が広い。こういうところが地方のいいところだ。

新幹線は流石に速く、余裕を持って劇場に到着した。
入場順は今回もかなり早く、前方ブロック上手側の最後列真ん中に入ることができた。
梅はユニットと後半MCで下手側に行くことがわかっていたので少し迷ったが、
前半曲(特に最終ベル)とアンコール曲は上手側のポジションが多かったので、
結果的にはこちらで正解だったと思っている。
梅が下手側に行っているときには代わりになおぽんが上手側に来ることが多く、
私としては目の前を見ているだけでも十分楽しめた。

さて、いつものように気が付いたことを一つずつ挙げていこう。

◆本来の梅本泉

初めて劇場で見た梅は言わば「外様」状態だったので新鮮さが先立ったが、
本来のポジションで踊る梅はやはり貫禄があった。
元々身体が小さいのでとにかく動きが軽やかで、
手足の先まで自由自在にコントロールできているのがよく伝わってきた。
最終ベル公演は細かい手先の動きを加える振りが多いので、
それらをばっちり堪能できて大変満足。
ただ、わざとやっている演出の一環なのかもしれないが、
髪がバサッと顔にかかって半分隠れることがよくあって、
まあ要所要所で決める分にはいいのだが、
ちょっと多すぎてもっと表情をよく見たいと思うこともあったり。
髪が伸びてきて、特に今回はストレートだったということもあるのだろうか。

◆由莉耶の美しさ

私はこれまでKⅣ公演しか入ったことがなく、
他の現場といえば座長公演と横アリしか行ったことがないので、
梅となおぽん以外で座長公演に選ばれていないチームHのメンバーは、
今回初めて歌って踊る姿を間近で見たことになる。
とは言え、今回はほぼフルメンに近い状態だったので該当者はそう多くないのだが、
特に由莉耶は細いしお肌はすべすべだしで、あまりの可愛さに我が目を疑った。
身長は160㎝に届くか届かないくらいだとのことだが、
スタイルが抜群にいいのでもっとありそうに見える。
次回の握手会を買ってみたいと思ったメンバーの一人である。

◆気になるりこぴ

基本的には梅をガン見していたのだが、
パフォーマンスがどうしても気になってチラ見してしまったのがりこぴである。
いーちゃんと同じく、元々体格がよく見栄えがするということもあるのだが、
自信満々の表情とシャープな動きが相まってすごく迫力がある。
歌声もHKTで一番と言っていいほど伸びやかで力強いし、
こういうメンバーこそ選抜に必要だと思うんだけどなあ。どうかなあ。

◆ぴーちゃんのエロさ

なんというか、普段から全開でフェロモンを振り撒いているよりも、
どう見ても凄まじいポテンシャルを持っているくせに表に出したがらない、
まさしくぴーちゃんのようなメンバーから零れ出るエロさにこそ価値を見出してしまうのは、
私だけではないはずだ。
ぴーちゃんも2回握手はしたが、パフォーマンスをちゃんと見たのは初めてだったので、
みんながエロいエロいと言う理由をよく理解した次第である。

◆ご家来衆

博多座追加メンバーである秋吉ちゃんとじーなが両方出演していたが、
でべそに出てきて思いっきりレスをくれるのはやはりこの二人だった。
誰が見てもわかるでっかい梅団扇を持っているにもかかわらずである。
これははるっぴにも言えることだが、自分のファンだけを見つけるのではなく、
目が合ったら必ず手を振ってくれる、来場者全員に楽しんでもらおうという姿勢は素晴らしい。
余談だが、前半曲ででべそに出てきたボスと不意打ちでばっちり目が合って、
つい気まずくて目を逸らしてしまったのをすごく後悔している。
昔から人と目を合わせるのは苦手なのだ。営業マンとしてはまずいことなので直したい。

◆キャパキャパキャパキャパキャパシティー!

なんなんだあれは。びっくりしたわ。

◆主役

全体曲で茉央が上手側に来ることが多く、茉央の生誕祭ということもあって、
茉央に注目することも多かったのだが、なんとまあ美人なんだろうか。
同じドラフト1期ではSKEの神門さんなんかがよく美人だと言われるが、
正直圧倒的に茉央が美人なんじゃなかろうか。
まあ審美眼は人それぞれなのであまり言わないでおくが、
生で見てびっくりしたおかぱんや紗英ちゃんをぶっちぎるレベルで美人だった。
生誕イベントについては、配布物もかなりしっかりした作りで、
これを来場者全員分用意するのはさぞかし大変だったことだろうと思う。
生誕委員の方々に大してはただただ尊敬の念しかない。
不要であれば終演後に返却可とのことだったが、もちろん記念に持ち帰らせて頂いた。


手紙は紗英ちゃんからで、ジュエルのBDに出演した衣装そのままで登場。
他の3期生もそうなのだが、みんな当たり前のように「同期」として茉央に接していて、
公演出演メンバーの告知などでも必ず茉央を3期生として数えている。
たった一人のドラフト生として入ってきた茉央にとって、
3期生はきっと単純な同期以上に安心を与えてくれた仲間であることだろう。
それにしても、紗英ちゃんは本当にいい手紙を書くな。
茉央も紗英ちゃんも普段はふわふわしているようだが、
こういうところはやはり年長者らしくしっかりしていると思う。
HKTで一番の美人コンビとして、今後の活躍を願って止まない。いい生誕祭だった。

連休中に当選した公演はこの1回だけなので、残りの休みはゆっくり熊本で過ごすことにした。
資格の勉強をしなければいけなかったりするのが憂鬱極まりないが、
また公演に入れる日まで、せいぜいしっかり働くとしよう。
できれば次の公演では、贔屓のメンバーに「選抜入りおめでとう!」と言いたいものだ。

2015年9月20日日曜日

山本茉央生誕祭

結局何の音沙汰もないまま時だけが過ぎゆく今日この頃、皆様如何お過ごしだろうか。
もちろんシングルの選抜だけが関心事だというわけでは決してないが、
同じ握手会に行くならHKTのシングルの売り上げになるところに金を落としたいというのが、
我々箱推しとしての心情ではないだろうか。
握手会のためだけに特に興味もない本店のシングルを買いまくるのも気乗りしないし、
ハロウィンナイトも結局通常盤しか買わなかったので、
早いところ次の握手会の予定を立てたいものである。

そんな中、楽しみといえばやはり劇場公演しかない。
せっかく熊本に引っ越してきたのだから、この連休に劇場に行かない手はない。
しかし困ったことに、梅が出演するのは5日間のうち21日の最終ベル2回公演だけである。
この日は昼公演が福岡県外民限定公演、夜公演が茉央の生誕祭であり、
本来であれば推しメン以外の生誕祭を邪魔したくはないのだが、
やむを得ず2公演応募したところ、見事茉央の生誕祭の方だけ当選した。
まあ、茉央は最近梅と仲がいいようだし、そんなことのお礼の意味も込めて、
茉央推しの皆様に失礼のないよう、最大限の茉央コールを送るつもりだ。

ちなみにこの日は全員正規メンバーで、ユニットを予想する楽しみはあまりないのだが、
奈子も美久も休演で、20人姉妹センターをできるのが茉央しかいないというのが気になる。
まあ普通に行けば茉央なのだが、せっかく茉央の大切な日なわけだし、
茉央は覚えればユニット全制覇となるおしめし白に挑戦して、
20人姉妹には代わりに誰かが覚えて入るというのはどうだろうか。例えば梅とか。
これも実際には、唯一ジュエル梅ポジのアンダーに入れる真白が不在なので厳しいが、
なおぽんあたりなら軽くさらえば梅ポジに入れる気がしなくもない。
というか20人姉妹になおぽんも大アリなのだが、
問題はなおぽんがどうやって最後に「可愛い~」と言われる流れに持っていくかである。
しかしこうして改めて真面目に考えてみると、
20人姉妹(特にセンター)に対する適性というのはなかなか難しいものがあるな。
出演メンバーの中でできそうなのといえば、梅とはるたんと芽瑠くらいだろうか。
この中で最も現実的なのは、やはりはるたん大先生だろう。
ここのところ新ポジを覚えまくって乗りに乗っているはるたんだが、
茉央の生誕祭を盛り上げるためにも、是非とも20人姉妹のセンターも覚えて頂きたい。

昨日今日と部屋の片付けをしていてかなり疲れているのだが、
明日は最高のコンディションで臨めるよう、早く寝て英気を養っておきたい。
博多座以来となるペンライトの出番に、私の右手は疼きっぱなしである。
すっかり定期的に現場に出ないと満足できない身体になってしまったな…。

2015年9月12日土曜日

前夜

今日は6thシングル選抜発表前夜。そんな風に思っているファンも多いことだろう。
何しろ来月で12秒の発売から半年となり、タイミング的にそろそろ発表しないと間に合わない。
私は別に通常公演の最後にでも発表すればいいと思うのだが、
どうも「選抜発表」ということ自体を大きいイベントとして扱いたいようなので、
そうなると明日の福岡全握での発表となることは想像に難くない。
まあ、最近のHKT運営は良くも悪くも期待を裏切ってくるので何とも言えないが…。

そんな中、NMBの9人選抜が話題になっている。
「HKTで9人選抜を作るならどんなメンバーがいいか」なんてのは、
昨日のうちに消費され尽くした話題ではあるが、
特に話題もないし乗っかってみようじゃないか。
ただし、(多分)60人いるNMBメンバーのうちの9人と、
48人のHKTのうちの9人では割合が異なってくる。
同じ割合にするとHKTは7.2人となるので、
私はかつてのSKEでも採用されていた7人選抜で考えてみたいと思う。

まず、今回のNMB選抜はダンススキルを重視した布陣になっているそうだが、
あれはツートップのさや姉、みるきーがバリバリ踊れるメンバーだからできるのであって、
HKTで全く同じことをやるのも面白味がない。
かと言って何を基準に選ぶのかというと…うーん、難しいところだ。
考えてみると、ダンスという単一基準で選抜するというのは誰にでもわかりやすいし、
指標が明確な分文句も出にくい。
シングルの何枚かに1枚でこうした取り組みをしてみるというのも、
メンバーとファン双方のガス抜き、よく言えばモチベーション向上に繋がるだろうが、
年に2枚しか出さないHKTには難しいことだろうな…。

話が逸れた。別に私がどんな選び方をしようと誰が文句を言うわけでもなし、
ここは思う存分曖昧な基準で選抜してみようじゃないか。
テーマはずばり「ここ半年での成長著しく、且つまだ脚光を浴びていないメンバー」である。
ただ、あまり現実に即さない選び方はしたくないので、
真ん中の3人は今までの実績も加味することにしよう。
7人というのはなかなか難しいが、下記のような感じで如何だろうか。

神志那結衣(センター)
今田美奈
兒玉遥
宮脇咲良
井上由莉耶
岩花詩乃
山下エミリー

梅ブログなのに梅を入れないとはどういうことだとお叱りを受けそうだが、
梅に対しては最早客観的な判断が不能なので、どうしてもバランスを欠いてしまうのだ。
こういう妄想選抜に入れるなら、私の中では梅センターか梅ぽんWセンターしかありえない。
「現実に即さない選び方はしない」という要件を外すならば、
センター両サイドのはるっぴ咲良を梅ぽんにするだろう。

何度も言うようだが、今のHKTでセンターを選ぶならじーなしかいないだろう。
両脇をはるっぴ咲良で固めるとして、両ウイングには高身長のみなぞうとエミリー、
その内側に由莉耶と詩乃ちゃんで決まりだ。

みなぞうは言わずもがな、座長公演で評価を上げたメンバーの筆頭だろう。
由莉耶とエミリーも、徐々にではあるがメディアで注目され始めている。
それにも増して私が推したいのが詩乃ちゃんである。
私がHKTに興味を持ち始めた頃、正直詩乃ちゃんは全くもって印象が薄かった。
今も公演以外に目立った活躍の場があるわけではないが、
特にここ半年の間、その公演への取り組み姿勢が本当に素晴らしいと思う。
私が生で見た2回の公演に両方出演していたのだが、
その2回でいーちゃんと共にすっかりファンになってしまった。
1回1回の出演をチャンスと捉えて前向きに努力しているし、
是非とも報われてほしいメンバーの一人である。6thの握手券は絶対買う。

実際は少数選抜なんて冒険はしないだろうが、
12秒は割と保守的な選抜だったので、今回は勝負してみてもいいだろう。
ここ数日我らが梅さんのメールやG+が滞り気味だが、
きっと6th選抜の振り入れや諸々の仕事で忙しいのだろう、そうだろう。
せめて「前夜」である今日くらいはいい夢を見たいものだ。

2015年9月5日土曜日

ラストサマー

ラストサマーなどと表現すると日本語英語になってしまうが、
私にとっての(おそらく)最後の長期休暇が終わった。
いや、前職とは比較にならないようなホワイト企業に就職したはずなので、
仕事が軌道に乗ってくれば週単位の休みを取ることもできるかもしれない。
何にせよ、最後の1週間をあまりにもエンジョイしすぎたせいで、
特に辛いわけでもない新生活もどんよりした気分で過ごしている今日この頃である。

8月最後の3日間で行われた博多座5公演を全て見てきたわけだが、
席は入った順に1階3列目ど真ん中、2階通路前最前列ど真ん中、
1階3列目上手端、1階12列目花道横上手側、そして千秋楽は3階2列目ど真ん中だった。
まずそれぞれの席について、簡単に感想を述べていきたい。

まず29日昼公演だが、明治座のときよりも近い3列目とあって、
双眼鏡なしでもメンバーの表情まではっきりと見て取ることができた。
この日は秋吉ちゃんの復帰公演だったこともあり、登場シーンでは大いに沸いていた。
難点を挙げるとしたら、舞台を見上げる形での鑑賞となるため、
広い博多座では舞台の奥の方がよく見えなかったが、まあこれは贅沢な悩みというものだ。

次の29日夜公演は、実は発券したときは8公演の中で一番微妙な席だと思っていたのだが、
これがとんでもなかった。
確か27日の公演で、第2部のスキップのときに2階席にメンバーが現れたのだが、
この日も2階席通路にメンバーがやって来て、
通路前最前列だった私は美桜とキャップを目の前も目の前で見ることができた。
しかも私は階段を2段上がったところに立っていたので、
角度的にかなり目のやり場に困る感じになっていた。まあガン見したけど。
確かに大きさは美桜だが、キャップもとても形が美しかったことをここに記しておきたい。
しかし、2階席に来るときと来ないときがあったと思うのだが、
これはどういう決まりになっていたのだろうか。
私が入った中では、夜公演のときだけ2階席に来ていたような気がする(千秋楽を除く)。

30日の昼公演は、上手端は1,2列目が存在しないため、実質最前列だった。
流石に一番端だと見にくい、または全く見えない部分は出てくるのだが、
第1部の冒頭で奈子とモト冬樹さんが駆け出してくる場面では、
通路を通るときに奈子の衣装が私の服に擦れるくらいの距離だった。
以前、中学の同級生が荻窪のだるま座という劇団で俳優をやっており、
そのだるま座の劇場の最前列で見ると、
普通にしていても演者と触れ合ってしまうくらいの距離なのだが、
そういった小劇場と同じことがこの博多座でもあるのだと、何だか感動してしまった。
第2部ではりーぬ団扇が限界を迎えたので秋吉ちゃん扇子に持ち替えたのだが、
アンコールのロックだよで爆レスを貰い、今も尚推しそうになっているところである。

そして30日夜公演、これが本当に最高の席だった。
おそらく会場の中で一番いい席は、花道のセリ真横上手側の席だと思うのだが、
そこに次ぐような席を引き当てることができて幸せの至りである。
ちなみに、私はL列の22番という席だったのだが、
本来博多座では花道を使うときに18~22番の席を撤去する。
今回は満席のために補助席として22番席を詰め込んだので、
花道との距離はなんと12㎝。iPhone 5sを縦にするとつっかえて入らない。
秋吉ちゃんからは昼公演とは比べ物にならない爆レスを2回も貰ったし、
下手側の花道横にいたときにマイクを向けてくれたじーなにも再び釣られそうになった。
この追加メンバー二人には、
是非6thの握手会で楽しませてくれたお礼を言いに行かねばなるまい。

最後に千秋楽だが、これはまあ千秋楽に入れるだけでよかったので、
席に関してはどこでも文句はなかったのだが、
3階席は傾斜をつけなければいけない関係で足元が狭く、少々窮屈だった。
第1部のクライマックスで馬に乗った座長と咲良が入っていくボックスが近くにあり、
飛行中の座長と目が合った気がしないでもない。
舞台の見え方は、意外と2階席と変わりがない感じである。

そんなこんなで、実に様々な角度から見ることができたし、数多くのファンの中でも、
この指原莉乃座長公演に関しては、かなり見込んでいる部類に入るのではないだろうか。
明治座も含めて30回中10回も同じ空間を共有した身としては、
この公演が終わってしまったことは本当に寂しいし悲しい。
カメラも入っていたようだし、是非とも映像ソフト化してもらって、
この感動を何度も思い返したいものである。

今回の博多座公演に関しては、やはり追加メンバーの二人が非常に目立っていた。
おそらくは選出されてから役を当て書きされたのだと思うが、
二人は脚本家の期待を更に上回るような存在感を出せていたことだろう。
明治座のときとオーディションの仕方が違ったのかもしれないが、
何故この二人が最初から選ばれなかったのかが不思議で仕方ない。
特にじーなは、将来のビジョンとして(舞台)女優をメインに据えていいとさえ思える、
迫真としか言いようのない素晴らしい演技だった。次の握手会ではそんな話もしてこよう。
6月の記事にも書いたが、今の勢いや能力を総合的に考えて、
6thのセンターに相応しいメンバーはじーなしかいないと思う。

26,27日を含め、5日間の日程でHKTと接していた時間はなんと計26時間。
世間的にイメージされる「夏休みの思い出」というものをロクに作ってこなかった私にとって、
まあそのイメージとは少しずれるが、間違いなく人生最高の思い出となった。
この先どんなことが待ち受けていようと、この1週間のことを思い返すだけで、
きっと心地よい感傷に浸ることができるだろう。
結局負傷した右手をフルに使って全力でペンライトを振ってしまったが、
この鈍い痛みも思い出の一部である。ちょっと痛みが長引きすぎな気はするが。
これからの熊本生活でも、全身全霊をかけてHKTを応援していこう。
そんな風に思える、非常に有意義な1週間だった。
また指原一座に会える日を楽しみにしたい。次は是非歌舞伎座で!

2015年8月28日金曜日

中間報告 №2

8月27日、シアターの女神公演の感想である。

◆へそ出しの女神

どういう経緯で梅にセパレート衣装が渡ったのかは定かでないが、
すっきりしたお腹に可愛いへそを全開にして踊る梅の姿を見られただけで、
チケット代はペイするどころか完全に私の方が得してしまっている。
ユニット明けMCでもあの衣装は恥ずかしいと言っていたが、
そうやって恥じらいながらも出すものは出してくれる梅本泉はやっぱりさいこうや!

◆W泉の夜には

ユニットは前回出演時と同じく、嵐の夜には。
最近私の中で急上昇中のいーちゃんとのペアは贔屓目なしで素晴らしいの一言だった。
できることなら、左目でいーちゃんを、右目で梅をそれぞれ追っていたかった。
もし念能力が使えるのなら、たとえ強化系だったとしてもメモリーの無駄遣いをして、
公演出演メンバーをそれぞれ追える視点を得る能力にするだろう。
上から谷間を覗ける能力とかは駄目だ。法に触れることをするとハントされてしまう。

◆ピザまん保湿中

3期生で一番MCが面白いのはえれたんだと思っているが、
私が入った公演では必ずえれたんが何かしら強烈に印象に残る発言をしている。
前回はみなぞうを「今田」と名字で呼び捨てにしていたり、
狙っているのかいないのかよくわからないが、
あれを狙ってやっているのだとしたらなかなか鋭いセンスである。
ちなみにDMMでは抜かれていなかったが、
えれたんの「保湿中」発言に一番ツボっていたのは梅さんである。

◆しゃがみ詩乃ちゃん

オネストマンのときだったと思うが、何人かでべそに出てきて客席に手を振ったりするところで、
詩乃ちゃんだけはしゃがんで客席と目線を合わせ、最前列の女性客にレスを送っていた。
私はその一列後ろ、ファミリー席の空席に座っていたのだが、
自分にレスを送られたわけでもないのにドキッとしてしまった。
あれは続けていけば間違いなくファンが増えると思う。
というか、単純に詩乃ちゃんはめちゃくちゃ可愛い。今更かもしれないが。

◆下野由貴座長公演

最近「由貴さん」と呼ばれることもあるしなもんだが、
生でパフォーマンスを見る度に好きになっていくのがしなもんと詩乃ちゃんだ。
詩乃ちゃんは普段のトゲトゲした(しかし嫌味のない)言動と、
自分の可愛らしさをこれでもかと強調したパフォーマンスのギャップが魅力であるが、
しなもんはとにかくかっこいい。しなもんがいるだけで公演に一本筋が通るようだ。
「座長」という呼び名はなかなか言い得て妙で、
他にこの肩書がしっくりくるメンバーは思い浮かばない。
例えばはるたんなんかも、公演に対する貢献度でいえばしなもんと並んでトップクラスだが、
「座長」と呼ばれるに相応しい安心感のようなものとなると、やはりしなもんしかいない。
いつも冗談のように「劇場では人気」と言っているしなもんであるが、
劇場で人気だということはどこへ行っても人気なのだということを、
是非とも証明してあげたいと思うメンバーである。

正直、今回の席の選択は失敗だった。
全体曲では梅は7割方下手側だったし、なんとなくそんなような記憶があったのだが、
つい空いていたファミリー席のでべそ前上手側に座ってしまった。
せっかくいい入場順だったのに、もったいないことをしたものである。
まあ、これからは週末の度に劇場公演に申し込む日々になるだろうから、
こういうことにもだんだん慣れていけばいいのだ。

以上、簡単ではあるが、8月末の福岡遠征中間報告としたい。
9月に入ってからはバタバタすると思うが、
博多座残り5公演の感想もかならず記事にしたいと思う。

中間報告 №1

25日に26年と2ヶ月過ごした平塚を離れ、26,27日は福岡のホテルに泊まり、
今日は熊本の新居に入居し、荷物の受け取り作業を行っていた。
入居してみたらリビングと寝室の照明がついていなかったり、
買ったばかりの自転車でクラッシュして右半身を強かに打ちつけたり、
話の種にでもしないとやってられない出来事がいきなり複数襲いかかってきたが、
それについては別のところで話すとして。

26日は博多座を昼夜2公演、27日は博多座昼公演とシアターの女神公演を見てきた。
それぞれについて感想を述べていたらまた卒論みたいな文字数になってしまうので、
一つ目の記事で博多座3公演の感想、
二つ目の記事でシアターの女神公演の感想をそれぞれ書いていこうと思う。
それではまず博多座から。

◆アドリブ

明治座は2公演しか見ていない上に現場デビューだったので、
それぞれの違いについてはあまり細かく意識しながら見られなかったのだが、
博多座は2日間の3公演を見ただけでも随分アドリブが散りばめられていて、
リピーターがより楽しめるような配慮がなされていた印象だ。
これはヘビーリピーターとしては大変嬉しいし、
27日のMCでは座長が碧唯に「あそこアドリブにしちゃいなよ」と助言したりしていたので、
後半になるにつれてどんどん自由度も増していくのだろう。
中日から千秋楽まで全部見るというのは、見るだけでもなかなか気力体力を消耗するが、
それだけの価値のある公演だと思っているし、予定通り残り5公演も全部見るつもりだ。

◆じーなの存在感

私がこれまでに見た3公演は、秋吉ちゃんは体調不良のため休演で、
追加メンバーのパフォーマンスはじーなしか見られていないのだが、
そのじーなの存在感たるや、咲良を食うレベルで圧倒的だった。
もう将来は舞台メインの女優で行けばいいんじゃないかと思わせる演技だったが、
これで初舞台というのだから末恐ろしいと言うほかない。
最初じーなだとはわからずにプロの女優だと思ったという報告が散見されるが、
それも納得である。
他のメンバーは舞台上でも素の自分を捨てきれていないところがあるが、
じーなだけは完全に指原莉乃座長公演における石田光成という人物に入り込んでいて、
神志那結衣を感じさせる隙を一瞬たりとも見せることがない。
これは元々明治座で男性の俳優が演じていた役をアレンジしたという事情もあるだろうが、
今回はそれが完璧に功を奏した形だ。

◆今度こそエクスタシーぬ

明治座でもりーぬに目が釘付けになった第2部の今度こそエクスタシーだが、
何度見てもりーぬばっかり見てしまう。
他のメンバーを見ようとしても、どうしても視界の端でグネグネ動くりーぬに目が奪われる。
元の振り付けと明治座/博多座での振り付けが同一のものかは知らないが、
もしこれが今回の座長公演のためにアレンジされた振り付けなのだとすれば、
これを生で見る機会は今回限りなのかもしれないのだ。
ならば、やはり一番輝いているりーぬばっかり見るのが正解だろう。
後に映像ソフトが出たとして、欲しいところでりーぬが抜かれている保証などないのだから。

◆花道横は最高

明治座のときはいずれの席も上手寄りだったので、花道近くの席に憧れていたのだが、
とうとう27日の公演で花道の真横の席を当てることができた。
下手側だというところが少々惜しいが、
特に第2部ではメンバーが横アリのときの指原さん&咲良と同じくらい近くまで来て、
ロックだよのときにはじーながこちらに差し向けたマイクでコールをすることができたので、
あまりの多幸感に終演後はしばらく放心状態だった。
今思えば、この席を当てるためにマナを消費しすぎたせいで、
反動として自転車でクラッシュしたのかもしれない。
明日からの5公演もかなりいい席が続いているので、次は左半身を打たないよう注意しよう。

◆芽瑠の声量

26日夜公演は1階席の最後方だったのだが、芽瑠の声だけは抜群の遠達性をもって、
どんな台詞もばっちり聞き取れるレベルで届いてきていた。
演技の上手い下手はあるが、まず聞こえないことには上手いか下手かも判断できない。
音量の乏しいギターではコンクールが通りにくいのと同じ理屈である。
そういう意味では芽瑠は舞台向きの声をしていると言えるし、
第2部でもりこぴと共に全体の声量を支えている存在である。

ひとまずはこんなところにしておこう、残り5公演もあることだし。
明日は復活した秋吉ちゃんに盛大な声援を送ってこようと思う。
こんなときに利き腕を負傷してペンライトを振れないとは、ファン失格である。

二つ目の記事へ続く。

2015年8月24日月曜日

シア梅

今週27日は博多座公演を見るのだが、この日の博多座は昼公演のみである。
夜の劇場公演には元々申し込むつもりで、宿は翌28日チェックアウトの予約にしたのだが、
見事Mobile枠で当選し、2度目のシアターの女神公演を見に行くことが決まった。
しかもこの日は、他でもない梅となおぽんが助っ人として出演するのである。

ここのところの梅は、初恋泥棒をやってみたり(超可愛かった)、
MCでぶりっ子をやってみたり(超可愛かった)、
言わば今までのイメージとは真逆の一面を押し出してくることが多かったが、
そこからまた先日のリターンマッチ男役でイケメン路線の健在っぷりをアピールし、
まさしくオールラウンドな活躍ができていると言える。
参考までに、最終ベル公演でリターンマッチ男役と初恋泥棒を両方こなしているのは、
今のところ梅一人だけである。
このように、「どんな曲にでも対応できる」というのは、
例えば大箱のコンサートで活躍の機会を得るためには、非常に大きなアドバンテージである。

初恋泥棒に関しては握手会で本人とも話したが、
どうやらそこまで恥じらいが強かったわけでもなさそうだし、
それは歌っている最中の全開の笑顔を見ればわかることである。
彼女は「用意された舞台」あるいは「やると決まってしまったこと」に対しては、
決して手を抜かずにやりきる生真面目さを持っている。
最近は周りのメンバーも「梅は振ればやってくれる」ということを理解して、
美味しいところを積極的に梅に振ってくれるようになってきた。
こうした信頼の積み重ねこそが、「見つかる」機会の創出に繋がるというものだ。
願わくは、後藤兄さんに一度歌って踊る梅の姿を見てほしいのだが…。

何の話をしているのかわからなくなってきたが、
要するに、そんな梅に再び運営がチーム間アンダーを要請するのは至極当然のことである。
それにしても、ちょうど私が入れる公演に出演が決まり、しかも当選したというのは、
普段の自分の行いのよさを自画自賛するほかあるまい。
小松菜にくっついていた芋虫を殺さずに外に逃がしてあげたり、
コツコツと功徳を積んできた甲斐があったというものだ。

横アリのために作ったが自分を扇ぐ以外に使い道がなかった梅団扇が、
ようやく威力を発揮する機会が巡ってきたわけだし、
感謝と労いの気持ちを込めて精一杯声援を送ってきたい所存である。
しかし、初めて梅を劇場で見るのがまさかKⅣ公演になるとは思ってもみなかった。
なんだかんだで、やっぱり48グループは色々楽しませてくれるよ、うん。

2015年8月17日月曜日

大きい方の泉ちゃん

当ブログを熱心に読んでくれている方がどれほどいるかはわからないが、
私が梅本泉単推し感を醸しつつも実はかなりDD寄りであるということは、
皆様大分おわかりになってきたことだろう。
しかし、最近ははっきりと「二推し」と宣言できるくらいに好きなメンバーがいる。
タイトルにも書いているのでもったいぶることもないだろう。チームKⅣの後藤泉さんである。

私は「America's Best Dance Crew」というアメリカのダンス番組が大好きで、
学生時代にCATVで放送していたこの通称「ABDC」を毎週見ていたこともあり、
ダンスに関してはそこそこ見る目があると自負しているのだが、
その私から見てもいーちゃんのダンスは見事の一言である。
もちろんABDCで主流だったBボーイなどのダンスとは全く系統が違うのだが、
アイドルのダンスに必要な要素を最も高水準で満たしているメンバーは、
HKTの中ではいーちゃんだと思っている。
ちなみに余談だが、私がABDC出場チームの中で好きなのは、
シーズン3覇者のQuest Crewとシーズン6覇者のI.aM.mEである。

HKTで所謂ダンスリーダーと言われているのは、りーぬ、しなもん、碧唯あたりだろうか。
ここで「ダンスリーダー」という言葉の定義をはっきりさせておきたいのだが、
ググってみると社交ダンス用語としての「リーダー」という言葉が目につく。
二人一組の社交ダンスにおいてパートナーをリードする役割のことを指すらしく、
「ダンスリーダー」がここから生まれた言葉なのかは定かではないが、
便宜的に「自分で踊れるだけでなく、他人への指導もできるメンバー」のこととしておこう。
48グループにおいてメンバーのパフォーマンスについて語られるとき、
どうもこのあたりが曖昧なまま話が進むことが多いような印象を受ける。
つまり、ダンスが上手いかどうかと人に教えるのが上手いかどうかは別問題だということだ。
覚えるのが遅くても、最終的な完成度が一番であればいいわけであるし、
何度も何度も同じセットリストを繰り返す48グループの劇場公演においては、
むしろそのタイプの方が成長も見てとれて楽しいとも考えられる。

何が言いたいかというと、おそらくいーちゃんはダンスリーダータイプではないということだ。
幼少の頃からバレエを習っていて、加入時からダンスは好きだったと語っているが、
2期生のダンスに関しては卒業したまなみんが音頭を取っていたという話をよく聞く。
もちろん、いーちゃんもチーム間アンダーにKⅣから最多出演するくらいなので、
パフォーマンスに関しては運営からも信頼されている方だろうが、
率先して指導する側に回っているという話は聞いたことがない。
そのあたり、握手会で本人に確認してみるのもいいかもしれない。

まあ、今話題にしているのは「本人のダンススキル」についてなので、
人に教えられるかどうかはどうでもいいのだ。
48グループではよく「全力ダンス」が賞賛の的となり、
HKTでははるたんやえれたんがそのタイプに該当するのだが、
このタイプのダンススキルというのは特殊なもので、
小柄で身体が柔らかいメンバー以外は真似してはいけないというのが私の持論である。
特にはるたんがぴょんぴょん跳ね回る上に空中での体勢が完璧だったり、
着地した直後に次の動作に移れたりするのは、訓練だけでどうにかなるものではあるまい。

しかし、私はあくまではるたんではなく、
いーちゃんをナンバーワンのダンスメンバーだと思っている。
これも訓練ではどうにもならない天性のものなのだが、
いーちゃんの体格と馬力はダンスの迫力を演出するのに最も有利に働く要素である。
シアターの女神公演の感想記事でも述べたのだが、
やはり体格に応じて出せる力には限界がある。
いーちゃんはその力をフルに活用して大きな身体をぐりぐり動かすので、
小柄なメンバーがちょこまか踊るのとは見え方が全く違う。
尚且つ、元々目鼻立ちのはっきりした顔で表情も豊かなので、照明に非常に映えるのだ。
これらが全て相まって、
ただ背が高いだけの存在感とは一味も二味も違う「迫力」が生まれるのである。

私が最も尊敬する卒業生である秋元才加さんは、それこそアスリートのような体型だったが、
いーちゃんには是非ともそこを目指してほしいと思っている。
普段から痩せたいと言っているが、
例えば由莉耶のような体型を理想とするのはないものねだりである。
それならば、自分の持ち得た素質を十分に発揮する方向に努力を向けてほしい。
いーちゃんは色白なので、そこまではっきりわかるほど筋肉をつける必要はないのだが、
せっかくの恵まれた体格を変に細くしてしまうくらいだったら、
とことん鍛えて「絞る」意識を持ってダイエットに取り組んだ方が、
今の魅力をより引き立たせることができるはずである。

どちらかというとはるたんタイプのなおぽんもかなり鍛えているようなので、
いーちゃんも高校卒業にかけて自分磨きの期間としてほしいと切に思う。
理想が高くて自分に自信がないというところは我が推しメンとそっくりなので、
ファンは既存の魅力に気付いているのだということを伝えてあげなくてはいけない。
いーちゃんに自信を植え付けるのは自分だ。そんな意識を持って、
次の握手券は多めに買おうと思った次第である。
泉ちゃんと泉ちゃんに幸あらんことを。

2015年8月10日月曜日

再び幕張

一昨日、12秒の個握以来2ヶ月半ぶりの個握に行ってきた。
今回は本店シングルの握手会であり、グループ全員参加の握手会に行くのは初めてである。
会場も前回の9-11ホールではなく、より広い8-10ホールでの開催で、
握手レーンの他にイベントステージや屋台など、空き時間を有効に使える環境が整っていた。
それ自体は喜ばしいことなのかもしれないが、先に不満点を言っておくと、
番組収録のために握手を中断して、
メンバーを数時間にわたって拘束するのは流石に如何なものかと思う。

終了時間間際にまとめ出しする人のせいで時間が押してしまう問題について、
戸賀崎氏が「部の終了時間で残数に関係なく打ち切る」という旨のことを言っていたが、
そもそもまとめ出し云々というのはあくまでファンのモラルの問題であり、
別に明確なルール違反を犯しているわけではない。
今回に限らず、そういうモラルの低いファンに対しても、
1枚でも多く売れればいいというような売り方をしておきながら、
いざ問題が発生したら全てファン側に責任を押し付けるような解決方法をとろうとするのは、
それこそ「AKB商法」と蔑称で呼ばれても仕方のない、汚い商売の仕方である。

そして、今回の「イベントステージ出演のため握手を中断」というのは、
そのモラルの低下を促進するような施策であると言わざるを得ない。
私は紗英ちゃんの6部に行ったのだが、
イベントステージで4~5部が中止となった紗英ちゃんレーンには長蛇の列ができていた。
彼らは2~3時間前から紗英ちゃんと握手するつもりで来ていたのだから当然である。
彼らが握手できなかった前の部の分をまとめ出しすることを、誰が責めることができようか。
おかげで私は自分の送別会に10分遅刻してしまった。
せめて前の日に紗英ちゃんのイベント出演がわかっていたのなら、
もっと時間のやりくりを考えた計画が立てられていただろう。
どうせ一日中暇だろうと思われているのかもしれないが、
それにしてもこんな重大なことを当日発表するのはどう考えてもおかしいだろう。
こんなことを続けていたら、客の金払いは悪くなる。みんなそこまでバカではない。

さて、こんなところで文句を言ってみたところで自分の溜飲を下げる効果しかないのだから、
楽しかった握手を順番に振り返っていくことにしよう。

◆2部 熊沢世莉奈

前回に引き続き、最初にりーぬに行くことにした。
2枚出しを1回のみなので大した話はできなかったが、
先月見に行った劇場公演にとても感動したこと、
博多座に当選しまくったのでりーぬ団扇を持って応援しに行くことの2点は伝えられた。
前回も思ったのだが、握った手の感触はりーぬが一番柔らかい。
細いし活発なイメージがあるから手も筋肉質なのかと思われがちかもしれないが、
あのふわっとした感触は「癒し」パラメータが振り切れた笑顔と相まって、とても癖になる。
是非一度お試しあれ。

◆2部 今田美奈

明治座に感動した勢いで握手券を買ってから、4ヶ月越しに直接話す機会がやって来た。
みなぞうは村重と共に初めて生で見たHKTメンバーであるので、
何かの縁だと思ってこれからも応援し続ける旨を伝えた。
博多座の内容については、「ちょっとだけ明治座と違うよ!」とのことである。
第2部のセットリストに変更があるのかどうかが一番気になるところではあるのだが、
こんなところでネタバレすることもないだろうから触れないでおいた。本番を楽しみにしたい。

◆2部 駒田京伽

前回事故気味だったので、ぴーちゃんは予め話す内容をよく練ってから臨んだ。
まず、一番大きいのは初恋泥棒を初披露したことだろう。
満員電車の中で見ていたら急に出てきたので、
「ええっ!?」と声を出して驚いてしまった旨を話すと、
「あはは、マスオさんみたい」とかなりウケた。してやったり。
ちなみに本当は電波が微弱すぎてDMMは見られず、Twitterの実況で知ったのだが、
ぴーちゃんを楽しませるためならこれくらいの誇張は許されるだろう。
この日のぴーちゃんは髪を少し切って巻いており、目を見張る可愛さだった。
心なしか少しテンションも高かった気がする。

◆3部 梅本泉(当日券)

今回は当日券を8枚持っていて、
本当は行ったことのないメンバーに行ってみようと思っていたのだが、
なんとなく気乗りしなかったのでここで梅に4枚使ってしまった。
初恋泥棒の感想を真っ先に伝え、「これで怖いものなしだね」と言うと、
「おしめしだけは絶対に無理」と何も言っていないのに名指しでおしめしを拒否された。
まあ、確かに最終ベルのユニットの中では、
一番歌っている姿を想像するのが困難な曲ではあるが…。
2ループ目で「最初期の頃の梅のG+を見てみたんだけど…」と言うと、
被せるように「さいあくや!さいあくや!」と頭を抱えていた(平仮名で表記するのがポイント)。
可愛かったので「自分のことちぃずとか言ってたね」と追い討ちをかけておいた。

◆4部 梅本泉

ここからは元々買っていた分である。
安武さんのレポートでてもでもを練習しているらしいことを知ったので、
「青と白どっちを練習してるの?」と聞いてみた。
私は十中八九白の方だと思っており、何故なら葉月が青を覚えているからで、
白と返答が来たら「葉月と一緒にやりたいからでしょ」といじるつもりだったのだが、
「森保さんポジってどっちだったっけ?葉月とやりたいから葉月と逆の方!」と、
梅の方から先取りして告白されてしまった。
思わず笑ってしまったのだが、
「なんで急に笑い出したんだろう…」と不気味がられていたかもしれない。しまった。
最後に3枚出しで、「Hで新公演をやるなら?」という話を振ってみたのだが、
どうやら梅はどの曲がどの公演のものであるかということをよく知らないらしい。
こちらから「制服の芽とかどう?」と問うてもあまりピンと来ていない様子だったが、
「思い出以上とか」と言うと「あー!あれめっちゃ好き!やりたい!」と好反応。
りこぴセンター、梅ぽん両ウイングの思い出以上が見られれば死んでもいい私としては、
その一言が聞けただけでも満足である。

◆5部 矢方美紀(当日券)

本当はここで紗英ちゃんに4枚使って帰る予定だったのだが、
イベントステージに出ているということで紗英ちゃんがずっと不在だったので、
せっかく本店握手だから他店のメンバーでも行ってみようと、
アイシテラブルのときから好きだったSKEの矢方美紀さんに1枚使ってみた。
好きな理由が「昔好きだった人に似ているから」という何とも微妙なものなのだが、
近くで見ると全然似ていなかった。当たり前だが、矢方さんの方が断然可愛い。
制服の芽公演はボスの送別会の1回だけ見たことがあるのだが、
一時期推しメンだった鈴蘭と一緒に思い出以上をやったりしていたので、
そのあたりの感想を伝えておいた。

◆6部 栗原紗英(当日券)

ちょうど紗英ちゃんがイベントステージで卵焼きを作っていたのだが、
前から紗英ちゃんには我が家秘伝の卵焼きのレシピを伝授しようと決めていた。
しかしこれには問題があり、紗英ちゃんは好き嫌いが多いことで有名である。
このレシピというのが、味付けは紅生姜のみで塩も砂糖も一切入れないというものなのだが、
紗英ちゃんは紅生姜が嫌いな気がしてならなかった。
まあ、単刀直入に聞いてみればいいことなので、
開口一番「紗英ちゃん、紅生姜嫌いだったりする?」と聞くと、
「うん、嫌い!」と大変元気のいい返答を貰った。がっくり。
ずっこけていても仕方がないので、
「じゃあ、いいリアクションしてくれそうななおぽんあたりに食べさせてみて」と、
人に食べさせるためのレシピを伝授するという無理矢理な話に。
ただ、「塩も砂糖も入れないの?本当に?」と興味は持ってくれたようなので、
我が家の卵焼きがメンバー誰かの口に入ることを祈りたい。

以上、今回はこんな感じである。
屋台の食べ物は高かったがなかなか美味しかったし、
カラオケステージはよく考えた催し物だと思うので、
とにかく一番肝心な握手に関わる部分の運営だけはしっかりしてもらいたい。

ハロウィンナイトの劇場盤は決済を忘れてキャンセルになってしまったので、
次回の個握はおそらくHKT6thということになるだろう。
12秒の全握券も持っているので、来月の福岡会場で使うことになりそうである。
来月からは熊本在住となるので、
基本的にイベントは福岡会場のものに参加することになると思うが、
せっかく実家が神奈川にあるので、予定が合えば関東のイベントにも参加しておきたい。
関東でよく使われる会場はいずれも実家から2時間圏内であるので、
このアドバンテージを利用しない手はあるまい。
神奈川と熊本を行ったり来たりして、より充実したHKTライフを送りたいものである。

2015年8月6日木曜日

当選祭り

たかだか一ファンが把握できるチケットの当落状況など、所詮定性的なものであるので、
私は「当選祭り」とか「落選祭り」という言い方はあまり好きではないのだが、
こと私個人に限って言えば、今回の博多座は当選祭りとしか表現のしようがない。
何しろ、申し込んだ8公演全てに当選してしまったのだ。
千秋楽は流石に第2希望であるA席の当選だったが、それ以外は全てS席。
いくらなんでも同じ演目を8回も見れば飽きてきそうだと思ったが、
よく考えたら劇場公演など何十回も同じ演目を見ているわけだから、無用な心配だった。

しかし困ったもので、9月1日からの熊本勤務が決まっている関係で、
その1週間前くらいに新居に引っ越そうかと思っていたのだが、
8月26日以降の公演に全当選してしまったおかげで、
引っ越してから月末までは福岡に張りついていなければならず、
熊本に帰って新生活の準備をする時間がほとんどない。
26日以降で唯一公演のない28日を準備に充てることはできるのだが、
28日は劇場で最終ベル公演が行われる予定なので、
これに当選しようものなら、それこそ1週間近く福岡に泊まり込みになってしまう。
まあ、申し込まなければ当たることもないのだが、
博多座期間中に私が入れる可能性のあるH公演はここだけなので、
できれば貴重な裏公演を見ておきたいという気持ちはある。

ただ、博多座期間中であればKⅣ公演でも梅が見られる可能性はあるので、
27日の公演にも申し込んでおくことにしよう。
まだ引っ越しがいつになるかは決まっていないのだが、
会社の規定である入社10日前いっぱいで入居すれば、
22~24日あたりの公演にも入れる可能性は出てくるわけだ。
HKT中心の考え方でこうしたことを決めるのはどうなのかと思わないでもないが、
せっかく福岡のお隣に引っ越すのだから、最初くらい羽目を外してもいいだろう。

さて、明後日8日は幕張で2回目の握手会である。
現職の会社では本来この日は出勤日であり、夜に私の送別会が開催されるので、
有給消化は別の日にしてこの日は朝から出勤するようにと言われたのだが、
流石に握手会をキャンセルするという選択肢はありえないので、断固拒否した。
握手会帰りに飲み会に出席するのは非常に面倒なのだが仕方がない。

今回は梅10枚、みなぞう、りーぬ、ぴーちゃん2枚ずつ、当日券8枚の計24枚確保している。
個別に買った4人はいくらでも話題があるのでいいとして、当日券を誰に使おうか。
前回楽しかった紗英ちゃんには最低でも2枚は使いたいが、
他に気になるメンバーが、秋吉ちゃん、由莉耶、詩乃ちゃん、ティファ、茉央など、
日毎にどんどん増えてきているので大変困っている。
生で見た公演で目立っていたいーちゃんにも一言感想を言っておきたい。
あれよあれよという間に当日が迫ってきてしまっているので、
何やらステージで開催されるらしいイベントも念頭に置いた上で、計画的にレーンを回りたい。

2015年7月30日木曜日

大泥棒

いつだかの民放の朝のニュースで、
空き巣のイメージ図としてほっかむりに唐草模様の風呂敷を持った男が描かれていて、
現代の若者にこの古典的なスタイルが伝わるのかどうか不安になったことがあった。
一応、「泥棒」で画像検索してみると、この典型的な泥棒像が根強いことがわかるのだが、
ほっかむりはエビス丸、風呂敷は初代ポケモンの火事場泥棒以来見ていない気がする。

それにしても、泥棒をモチーフにああも可愛くアレンジされた初恋泥棒の衣装を見ると、
茅野しのぶチーフを始めとする48グループ衣装スタッフの優秀さがよくわかる。
チームHの最終ベル公演は完全にチームHのための新衣装が作られたので、
当然オリジナルの初恋泥棒とは全く違う衣装になっている。
上下運動をする度にポンポンと揺れるミニ風呂敷が実に可愛らしく、
現行の公演の衣装で言えば最もいい仕事をしているのではないかと思う。

梅は初恋泥棒をやることになった夢を見たとメールに書いており、
ぴーちゃんは初恋泥棒をやりたいがマネージャーからNGが出ていると言っていたのだが、
あまり「キャラでない」二人なので完全に油断していた。
Twitterに梅ぴーまりりが並んだ初恋泥棒のキャプチャー画像が流れてきて、
あまりの驚きで仕事帰りの電車の中で口を開けて30秒くらい放心してしまった。

しかしどうだろうか。
梅に関しては、ここ最近色々と試行錯誤している「可愛さ」「女の子らしさ」という部分が、
ここに来て爆発したとしか言いようがない。似合っているどころか誰よりも可愛い。
ぴーちゃんも元々持っているポテンシャルはむしろいかにもなアイドル曲向きなので、
本人がその気にさえなればこの通りだ。
(実年齢以外)完璧にハマっているまりりと三者三様で、
正直今まで見た初恋泥棒の中で一番よかった。もちろん推し補正もあるだろうが。

チームHは選抜メンバーがこなせるポジション数が少ないこともあって、
フルメンに近い公演だとユニットメンバーを予想する楽しみがあまりない。
乱暴な言い方になるかもしれないが、選抜メンバーには外仕事の方を頑張ってもらって、
公演は研究生を2~3人入れるくらいの方が楽しいのは間違いなく感じているところだ。

博多座が始まることで、またチーム間アンダーも復活するそうだ。
はるたんは明治座期間のみで助っ人ユニットを二つ覚えるという大活躍だったが、
我らが梅さんも遠慮せずに初恋やキャンディーなどやってくれて大いに結構だ。
たとえ博多座が全部落選しても、裏公演だけでも見に行きたいくらいの気持ちなので、
今からまた熱い劇場を楽しみにしていたい。

2015年7月26日日曜日

もんもん

転職先が決まり、次なる勤務地が晴れて熊本になった。こんなに嬉しいことはない。
会社は熊本城の近くなので、熊本駅からは大体2㎞くらいのところだ。
詳しい規定はまだ聞いていないのだが、
住まいは社員が探してきた物件を代用社宅とするような制度だとのことなので、
理想としては熊本駅と会社の中間地点あたりに部屋を借りて、
どちらにも徒歩でアクセスできるのが望ましい。
ゆくゆくはホンダのヴェゼルあたりの車を買いたいとは思っているのだが、
いずれにせよ劇場へのアクセスは電車の方が早いし安いはずだ。
今から休日の度に劇場へ足を運ぶのが楽しみすぎて発狂しそうである。
くれぐれも身体だけは壊さないよう、適度にはしゃぐことにしたい。

思えばHKTにハマり出してから、人生いいことずくめである。
いや、確かに4月から5月あたりはまさに地獄だった。
このブログにはあまり自分のことは書かなかったが、
風邪を肺炎一歩手前まで拗らせて1ヶ月近く微熱に浮かされ続ける中、
現職のキャリアの中で最も面倒臭い仕事のピークが重なり、
更にはちょうどこの時期に会社に辞意を伝えていたことで、
なんとかボーナスを出すまいとする経営陣とのたった一人の戦いが勃発。
このままでは身体を壊すと思い、手切れ金のつもりで泣く泣くボーナスカットを承諾すると、
畳み掛けるように頑張ってノルマの倍以上売り上げた数字を一切無視した昇給査定を受け、
6段階中最低評価との判断で5月から8月までの給料を大幅に減額される仕打ち。
規定も曖昧なら組合もない、ブラック企業の神髄を味わった時期だった。

しかし、こんな経験も決して無駄ではなかったと今では思える。
もう一方の趣味であるクラシックギターに関しては、
先月と今月で二つのコンクールにそれぞれ入選、入賞を果たしたのだが、
はっきり言ってこれらのコンクールの前は練習どころではなかったので、
練習量で言えばそれまでのコンクールよりも明らかに少なかった。
では何故結果を出すことができたのかというと、ひとえに精神的な要因が大きいと思う。
仕事で酷い目に遭ったことで、「ギターで失敗することくらい何でもない」という、
ある種の精神的な余裕のようなものが生まれ、
更には明治座や横浜アリーナで頑張るHKTメンバーの姿を目の当たりにしたことで、
たかだか100人かそこらの観客の前でギターを弾くことにプレッシャーを感じなくなった。
これは冗談ではなく、出番前の舞台裏では彼女たちが歌って踊る姿を思い浮かべていた。
すると変な硬さが取れ、心地よい緊張感だけが身体に残るのだ。

大袈裟な言い方になるが、
私はHKTメンバーから人間本来の美しさや力強さのようなものを学んだと思っている。
転職活動にしても同じことで、
面接に臨む前に何万人を熱狂させる彼女たちの勇姿を思い出すことで、
自分のこまごまとした悩みがいかにも馬鹿げていることに気付かされる。
すると、不思議と自信満々に言葉がスラスラと口から出てくるのだ。
そんなの関係ないと言われるかもしれないが、
この1ヶ月そこそこで不気味なほど多方面で成果を出し続けていることについて、
全て自分の実力であると信じられるほど私は能天気ではない。
ではどんな外的要因があったのかといえば、
やはりHKTにハマったことが変化としては大きいので、
HKTのおかげだということで感謝するのは私の自由である。
こうした考え方こそ馬鹿げていると思う人もいるだろうが、
HKTメンバーの頑張る姿には、人の心を浄化する力がある。
無条件に応援し、感謝できる対象がいるということは、私は決して悪いことではないと思う。

変な話になってしまった。
最後に、ようやく発表になった博多座追加メンバーについても少し触れておくが、
秋吉ちゃんとじーなという人選は大いに「あり」だと思う。
私が事前に予想したメンバーに秋吉ちゃんは入れていなかったのだが、
あの舞台は小手先の演技力よりも「胆力」が物を言う気がするので、
そういった意味では確かにこの二人はまさに適任と言えるだろう。
8月後半は熊本行きの準備でバタバタしているかもしれないが、
収入が途絶えるリスクは消滅したので、博多座は予定通り複数申し込んでみた。
新たに18人体制にパワーアップした指原一座の舞台を、1回でも多く目撃したいものである。

2015年7月21日火曜日

シアターの女神 №2

7月19日、HKT48チームKⅣによるシアターの女神昼公演。
記念すべき私の劇場デビューである。
いつもDMM配信で見ている劇場公演ではあるのだが、
前の記事でも述べた通り、生で見るそれは全くの別物だった。
いつものように、印象に残ったことを順番に挙げていきたい。

◆入場

私の当選番号は269番。これは遠方枠の中で9番目に入場できることを意味し、
且つ遠方枠の当選者はMobile枠や一般枠の当選者よりも先に入場できるので、
実質、席は遠方指定席の中でも選び放題のようなものである。
流石にでべその目の前の席は遠方枠でより番号の若い人が先に座っていたが、
私は元々でべその際である、中央ブロックの端から3番目くらいを狙っていたので、
問題なく思った通りの席を確保することができた。
上手か下手かは迷ったが、なんとなく下手側を選んだ。
結果的には、どのメンバーも万遍なく上下を移動するようになっているし、
この席からは上手側も問題なく見えたので、正解でも不正解でもなかった。
わかってはいたことだが、やはりびっくりするくらいステージに近い。
かなり近く感じた明治座の5列目よりも更に近い。
いずれ遠方枠ではない当選枠で、本当の最前列に座ってみたいものだ。

◆前座ガール

この日はみるんちゃんを除く研究生が全員本公演に出演ということで、
必然的に前座はみるんちゃんが来ることが前もってわかっていた。
万に一つ、2期ドラフト生の前座デビューという可能性もないことはなかったが、
まあそう都合よくはいかないものである。
生で見て気付いたのだが、手を上に伸ばす振りのときに、ちょうどへそがチラリと見えた。
これは衣装のデザインの段階で意図されたものなのだろうか。
だとすると、へそだけがピンポイントで見える完璧なへそチラ具合に拍手を贈りたい。

◆泉エンジン

私は「推しメン」というのは特別な存在だと思っていて、
梅以外のメンバーに対してあまり二推しとか三推しとかいう言い方をしたくないのだが、
それでも「KⅣの推しメンはりーぬである」ということははっきりと言える。
それくらい好きなメンバーだし、今回はりーぬ団扇を持っての参加だったし、
とりあえずりーぬと紗英ちゃんが見られれば満足くらいの気持ちでいたことは確かだ。
ただ、今回その私の中での定位置を揺るがすくらいに目を奪われたのがいーちゃんだった。
元々好きなメンバーの一人ではあったいーちゃんだが、
こんなにパフォーマンスで光るタイプだとは思っていなかったので、
生で見てその躍動感溢れるダンスにびっくりしてしまった。
いーちゃんは日頃から痩せたい旨のことを言っていて、
確かに周りのメンバーに比べると大柄な体格ではあるのだが、
それはダンスパフォーマンスにおいて決して不利ではないどころか、
いーちゃんはその体格を十分に生かせる馬力を持っているので、
単に手足が細長いよりも断然迫力やいい意味での重厚感を生み出すことができている。
加えて、普段の自虐的な喋りとは対照的な自信満々の表情と、
細かい振りのアレンジが際立っていて、
まるで一人だけ全く性能の違うエンジンを積んでいるようだった。
終演後、チケットセンターから本公演でのMVPを問うアンケートの案内が来ていたのだが、
私は迷うことなく「後藤泉」と回答した。
この公演ですっかりいーちゃんに惚れ込んでしまったので、今後も積極的に応援したい。
きっと福岡には「泉」と名付けると頑張る子に育つ決まりがあるに違いない。

◆ストリッパーぬ

開始2曲ですっかりいーちゃんに度肝を抜かれてしまったが、
3曲目の愛のストリッパーではりーぬに注目しようと最初から決めていた。
明治座での今度こそエクスタシーが本当にかっこよかったので、
同系統のこの曲も得意であるに違いないと確信していたからだ。
そして予想通り、この曲の最中はまさに「りーぬしか見えない」というような状態だった。
あのマスコット的なルックスとは全く性質が真逆であるはずなのだが、
りーぬはこういう大人の雰囲気を要する曲での表情作りが本当に巧みだ。

◆メロンパン(×2)

シアターの女神の衣装になると、来笑の来笑がらいらいらーだったのと、
いーちゃんのいーちゃんが溢れる泉のようだった。
ゆうたんはガードが堅かった。うむ、それだけである。

◆レス

公演中にレスを貰った貰わないでどうこう言うつもりは毛頭ないのだが、
一応りーぬが出ている曲中は必ずりーぬ団扇が舞台上から見えるようにしていると、
自己紹介MCのために整列したときにちょっとだけりーぬがこっちに手を振ってくれた。
うーむ、どうこう言うつもりはないと言った舌の根が乾かないうちであるが、これは嬉しい。
きっとメンバーとしても、
16人いる中で他ならぬ自分の団扇を持っている人がいるということが嬉しくないはずはない。
次にいつりーぬ団扇を使うことになるのかはわからないが、
またりーぬが出る公演を見る際には、応援している人がここにいるぞとアピールしてあげたい。
ちなみに、今回は着替えなどの荷物と一緒くたにして団扇を鞄に突っ込んでいた結果、
全ての行程が終了した頃には団扇が修理を要する状態になっていた。
まあ、幸い完璧に元に戻すことができる程度の損傷なので、次はもうちょっと丁寧に扱おう。
ちなみに使用した団扇はこれだ。



当初は表面を「俺たちの世莉奈」とする予定だったのだが、
出発時間ギリギリまで製作していた関係で「たち」の2文字を作る時間がなかったため、
「俺の世莉奈」というなんとも厄介臭溢れるフレーズになってしまった。

◆キャンディーぬ

出演メンバーが発表された時点で、
「これはキャンディーぬからのりーぬの仕業のパターンだ」と楽しみにしていたのだが、
昼公演はみなぞう、しなもん、ゆうたんという激レアな3人でのキャンディーだった。
キャンディーぬを見られなかったのは残念だが、
この3人のキャンディーを生で見られることもそうそうないだろうから、
逆によかったといえばよかったかもしれない。
ちなみに、夜公演は冨吉が体調不良で一部出演となった関係でユニットも組み替わり、
キャンディーぬからのりーぬの仕業を炸裂させていた。うーん、やっぱり羨ましい。

◆りーぬの仕業

DMM配信で見るだけでも泣けるというのに、
生で目の当たりにしたとあっては涙不可避である。本当に感動した。
生誕祭で披露された咲良の仕業やまいこむの仕業も好きなのだが、
やはりこの曲はりーぬの素朴な雰囲気と歌い方が一番沁みる。

◆舞台装置

HKT劇場はセリとでべそという2種類の舞台装置が特徴だが、
どちらも上がった状態は思ったより高くてびっくりした。
それも結構な速度で上がったり下がったり回ったりするものだから、
その上で踊るのには慣れが必要なのではないか。
いつか回ることになったときには、みなぞうさんも気を付けて頂きたい。

◆超絶可愛い紗英ちゃん

中盤曲以降は、紗英ちゃんの存在感が尻上がりに増してきたような印象だ。
握手会のときも思ったが、紗英ちゃんは本当に可愛い。
文字だけでは到底伝わらないだろうからもう1回言っておく。紗英ちゃんは本当に可愛い。
MCでは「KⅣ公演でもユニット曲をやりたい」と言っていたが、
それは「さっさとKⅣに昇格させろ!」という意味も含め、私も全く同じ気持ちだ。
特にキャンディーがやりたいと言っていたが、紗英ちゃんセンター、
両ウイングに碧唯とりーぬのキャンディーなんてものを生で見た日には、
可愛さを脳が処理しきれずに廃人になってしまうかもしれない。
しかし廃人になってもいいから見たい。運営さん本当お願いしますよ。

◆警備員

DMM配信でもチラチラ映り込む警備員が気になっていたのだが、
私の席は警備員の顔がばっちり見える位置だったので、余計に気になった。
ただ、好き好き好きからサヨナラのカナシバリに移る際、
笑顔から一斉に真顔に切り替えるメンバーと警備員の真顔が完全に同化していたので、
思わず笑ってしまった。
曲調に合わせて警備員も表情を切り替えてくれたら面白いのに。

◆終演

終演の際には、挨拶後にメンバーがばらけて客席に向けて手を振ったりしてくれるのだが、
団扇などで存在をアピールするならこのときが最大のチャンスである。
あまり熱烈にアピールをするのは恥ずかしいので、りーぬが目の前に来たときに、
控えめに団扇を見せてみたのだが、がっつりこっちを向いて手を振ってくれた。
うーん、これは癖になる。苦労して団扇を作った甲斐があったというものだ。

◆お見送り

お見送りのシステムも入場と同じく、
文字だけで流れを説明されてもいまいちよくわからなかったのだが、
いざ体験してみるとなるほどと納得した。
もちろん真っ先にりーぬを探して、りーぬに向かってサッと団扇の「りーぬ!」の面を見せる。
すると「あー!ちゃんと見てたよー!」と気づいて応えてくれたので、
すかさずクルッと裏返して「俺の世莉奈」に切り替える。
それに「俺の世莉奈!」とりーぬが反応するのと同時に、
隣にいたいーちゃんがりーぬの肩を抱いて「いやいや俺の世莉奈」と機転を利かせてくれた。
こんなやりとりも含めてのいーちゃんのMVPである。いやあ楽しかった。
ちなみにこの間、私は硬い表情で一言も言葉を発しなかったので、
漫画によくいる文字だけでコミュニケーションを取る無口な男みたいな感じになってしまった。
メンバーの列を通り過ぎて折り返した後は、
後から出てくるファンを見送る紗英ちゃんとティファをずっと眺めていたのだが、
突然ゴロゴロと鳴り出した雷にビビる紗英ちゃんが可愛かった。

以上、まだまだ伝えきれていない部分はあるが、劇場公演初体験の忌憚なき感想である。
チケット代は2,100円であるが、ちょっと安すぎはしないだろうか。
倍の4,200円取ってくれても全く高いとは感じない。
転職先はまだ完全に決まってはいないのだが、
熊本勤務になる可能性があるという話があったりするので、
もしそうなったら毎週でも通ってしまう。

結果的に「梅抜き公演」でも100点満点の大満足だったのだが、
次こそは梅のいる最終ベルかパジャドラを見に行きたい。
それもきっと近いうちに実現するつもりだ。
今はただ、早くまた生で公演が見たいという気持ちだけである。
私をここまで楽しませてくれた、HKTに纏わる全ての人に感謝したい。
ひとまずは、来月また個握があるので、そこで感想を伝えることにしよう。

2015年7月20日月曜日

シアターの女神 №1

シアターの女神
ようやく会えたね
こんな近い距離に
素敵な君がいる
シアターの女神
初めてここに来れた
テレビやグラビアより
輝いた
君が好きだ

私の想定する「君」は、あまりテレビやグラビアでは見かけないメンバーが多いのだが、
この歌詞はまさに、初めて劇場に足を運ぶ全てのファンの気持ちを代弁している。
普段DMM配信で見慣れていたつもりの劇場公演だったが、
生で見るそれは全くの別物で、瞬間瞬間が新しい発見の連続だった。
一度これを知ってしまうと、何度も入りたくなる人の気持ちは痛いほどわかるが、
何分そこそこ気合いを入れないと足を運べない距離にあるのが困りものだ。
とは言え、一度行ってみて全く無理なく日帰りできることはよくわかったので、
来月の博多座も俄然行く気満々である。

ところで、今まで私が参加したイベントは、明治座、個握、横浜アリーナ、
そして今回の劇場公演で四つ目になるわけだが、
これらのイベントに全て参加し、尚且つ個握で券を買っていたメンバーはりーぬただ一人だ。
今回もりーぬ団扇を作っての参加だったため、
活動内容だけを見れば私は完全にりーぬ推しのようである。
ちなみに、上記4条件のうち、りーぬに次いで3条件を満たしているメンバーは、
みなぞう、村重、碧唯の3人なのだが、
りーぬ+この3人はちょうど明治座の私が見た回で前座を担当していた4人なので、
どうやらこの4人とは何かしらの縁があるようである。
私はこういう偶然に意味を見出したいタイプの人間なので、
これからもこの4人は応援対象の中心として、引き続き注目していきたい。

さて、今回は1泊2日で福岡遠征してきたわけだが、
1日目は中洲で飲んだくれていただけなので当ブログでは触れないでおくとして、
2日目の行程を簡単に振り返っていきたい。

私が宿泊していたホテルは博多駅の少し南東、住吉神社の近くだったのだが、
実はこの住吉神社も大学の卒業旅行で行ったことがある。
当選していた昼公演まで時間があったので、ゆっくりプリキュアを見てから出発し、
クマゼミの大合唱が境内に響き渡る住吉神社にお参りしたのだが、
茅の輪くぐりというのをやっていたので、手順通りにくぐってきた。何かいいことありそう。

そのまま前日飲み歩いた中洲を横切り、アクロス福岡の中を通って明治通りへ。
天神の名前の由来になったという水鏡天満宮を覗き、歩いて天神駅を通り過ぎる。
ほとんど寄り道せずに明治通りを真っ直ぐ歩いていたのだが、
若ちゃんの西日本シティ銀行の広告を発見してテンションが上がるくらいで、
今一つ面白いものが見当たらない。
天神あたりは少し南側に逸れないと、繁華街っぽい雰囲気ではないようである。

赤坂駅まで歩いたところで疲れて地下鉄に乗ってしまったのだが、
今思えば天神から大濠公園までを地下鉄で移動し、
チケット発売時間まで大濠公園をぶらぶらして過ごせばよかった。

唐人町で下車して川沿いを北上し、最短ルートでホークスタウンモールへ。
駅から歩くと歩道橋からホークスタウンモールの2Fに入ることになり、
そこからは道なりに進むとすぐにHKT劇場があるので、わかりやすくていい。
HKT劇場はよく博多の中心地からのアクセスが悪いと言われるが、
空港から地下鉄と徒歩で30分程度で着くので、私は特に不便だとは思わない。
確かに食事をするには困る場所ではあるが…。

11時過ぎには劇場に着いてしまったので、
ロビーでメンバーの紹介映像を見たりして時間を潰す。
入場の手順はいくら文章を読んでも今一つイメージが掴めなかったのだが、
実際に体験してみるとよくわかった。何事もやってみるのが一番である。
昼公演の感想については、長くなるので次の記事にまとめようと思う。

昼公演が終わると外は土砂降りで、雷まで鳴り出す始末だったので、
ロビー観賞しようと思っていた夜公演までの間、大濠公園を散策するプランは断念。
しかし、お見送りの際に紗英ちゃんが雷にビビる様子を見られたのでよかった。

昼公演に入る前に昼食を済ませるのを忘れていたので、
雨が弱くなったのを見計らって歩いて西新へ。
グルメ旅ではないものの、東京でも食べられるものは食べないと決めていたのだが、
基本的に福岡市は都会であるため、
そこまで地元感溢れる店が立ち並んでいるというわけではない。
結局無難にラーメンを食べることに。実は豚骨はあまり得意ではないので辛味噌で。
おでかけでも紹介された「らるきい」が大濠公園近くにあることを後から知ったので、
次の福岡遠征の際には是非行ってみたい。

ホークスタウンモールへ引き返し、映画館横のカフェで読書をして夜公演の開演を待つ。
ロビー観賞もキャンセル待ちに当選している人から優先的に入場し、
スクリーン前に用意された椅子に座って見ることができる。
私は夜公演は遠方枠に落選して以降は申し込んでいなかったので、
キャンセル待ち組の後に入場して立ち見ということになった。
今考えれば、その後も二つの申し込み枠があったのだから、
申し込むだけ申し込んでおけばよかった。
どうせ昼公演を見ることは決定していたわけだし、
チケットはたったの2,100円なのだから当たって困ることは何もない。
今回でシステムはよく理解できたので、次からは計画的に申し込みたい。

夜公演を見終わってすぐに地下鉄で福岡空港へ行き、帰りの機内で公演を反芻する。
するとアナウンスが流れ、奇しくも私の初めての一人旅を締め括るフライトは、
16年間日本航空に勤めた機長のラストフライトだったらしい。
乗客みんなで拍手して機長を労い、福岡より少し暑い東京へ降りた。

考えてみれば、私が一人で行った中で一番遠いところというと、
高校生のときに新幹線に乗って勉強合宿へ行った長野の志賀高原である。
その志賀高原も、小さい頃からスキー旅行で何度も行っていて慣れ親しんでいたので、
見知らぬ土地に行くという感覚はほとんどなかった。
今回も別にそこまで気負って臨んだわけではない(もう26歳だし)が、
100%自分の趣味のために自分のお金で遠出をするというのが初めてだったため、
福岡に行ってみて遠征の何たるかということがよくわかった。
よくわかってしまったため、これからはバンバン行くことになるだろう。
博多座期間中は、ある程度の期間滞在して、
その間に博多座と劇場を何公演か見てみるのもいいかもしれない。
こんな楽しみが待っているなんて、去年の私は全く想像もしていなかった。
人生なんて自分でコントロールしているつもりでも、どこでどうなるかわからないものである。

昼公演感想編へ続きます。

2015年7月12日日曜日

胸がいっぱい

先日見た「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の劇中で、
エンジンの吸気口に直接ガソリンを吹き付けることで車が加速するというシーンがあった。
そのシーンで主人公マックスは、口に含んだガソリンを霧吹きよろしく吹き付けるのだが、
梅の活動をウォッチすることが私にとってのガソリンだとするならば、
今日はさながら吸気口にホースを突っ込まれてジャブジャブガソリンを注がれるような、
全くもって内容の濃い一日だった。私のエンジンは丸焦げである。

別にどこかに行ったとか何かしたとかそういうわけではない。
ただただいつもと同じようにメールやSNSをチェックしていただけなのだが、
今日の梅はなんだか急に大人になってしまったような、
ファンたる我々の心をざわつかせつつも愛しさのアクセルはベタ踏みさせる、
何とも絶妙な匙加減の言動を連発してくれた。本人にそんなつもりはないのだろうが。

具体的に言うと、髪を少し茶色く染めたそうだ。
755で染めたい旨のことは言っていたのでそこまで驚きはなかったが、
正直に言うと、私はあまり染髪に賛成ではなかった。
誤解のないよう言っておきたいが、私は黒髪至上主義者ではない。
ただ単に、最近の梅の髪型が完全に私の好みのど真ん中を突いていたので、
早々に変えてしまうのはもったいないと思ったからだ。
しかしいざ染めてみたらどうだ。まだ写真数枚しか見ていないが、
どことなく憂いを帯びた表情といい、胸の中の大事な何かを鷲掴みにされるような感覚だ。

G+の当該記事は、まあ梅推しの方で見ていない人はいないだろうが、一応シェアしておく。



具体的にどんな挫折があったのかは語られていないが、
梅本泉はどんなに苦しい経験も心の糧にできる人間であることを、私は知っている。
そこで何か一つでも、我々ファンが支えになれることがあれば最高だ。
「実際に活躍しているから応援していて楽しい」という考え方もあるだろうが、
梅に対しては「何とか活躍させてやりたいと必死になる」という応援の仕方であり、
私はこちらの方が楽しいと思っているし、何ならこのタイプの応援のし甲斐では、
梅本泉こそが究極のアイドルなのではないかとさえ思える。

今はHKT全体が慌ただしく目まぐるしい変化の中にある時期である。
そんな中でも、環境の変化に身を委ねるだけでなく、
自ら変わっていこうと奮闘する梅本泉のことを、私はただひたすらに応援し続けるだけだ。
推しメンの成長一つ一つが楽しみである我々にとって、
そうやって積極的に楽しみを提供してくれる彼女に対して、
応援という形で返礼するのは至極当然のことである。

ただ、勝手なことを言わせてもらうならば、そんなに急いで成長しなくても、
またすぐ私の胸がいっぱいになってしまう。
焦らずゆっくり、一歩一歩踏みしめながら大人になればいいのだ。
冒頭で「ウォッチ」という言葉を使ったが、マッドマックス風に言うならば、
これからは「witness」=「目撃する」意識を持って、ますます注目せねばなるまい。

「少女」としか表現のしようがなかった梅本泉という女の子が、
きっと素敵な大人の女性になるだろうという近い将来が垣間見えた、そんな一日だった。

2015年7月10日金曜日

博多へ行こう

卒業式の夜のカラオケで歌の合間にこっそりと耳打ちされたわけではもちろんないが、
19日のシアターの女神公演に申し込んでみたところ、あっさりと当選してしまったため、
即断即決で連休での福岡遠征を決めた次第である。
わざわざ遠征してまで推しメンのいない公演を見に行くのは珍しいことかもしれないが、
そろそろ終わりそうなシアターの女神公演を見ておきたかったということもあるし、
HKTのメンバーであればどんな構成の16人でも楽しめる自信が私にはある。

一つ懸念されるのは、19日というと博多座の稽古が始まっている可能性がある。
また東京に缶詰めになるのかはわからないが、座長と咲良のスケジュールを考えると、
他のメンバーが東京に行って稽古をする方が効率的であるように思える。
メンバー以外のキャストに変更がないなら尚更だ。
となると、KⅣからは主要メンバーがごっそり抜けることになるので、
私が一番見たいりーぬや碧唯の出演も当然危ぶまれることになる。

ただその場合、逆にHから助っ人としてやって来た梅が見られる可能性が出てくる。
紗英ちゃんやティファも大歓迎だ。美久のキャンディーを生で見たら卒倒するかもしれない。
無論、なおぽんは博多座の方に出てくれることを願っているので、ここで見たくはない。
まあ、そうそう都合よくはいかないだろうが、昨日の最終ベルでも二人が初ポジションだったり、
毎日の公演でも何が起こるかわからない楽しさが、今のHKTにはある。
19日の出演メンバーの発表は来週頭くらいになりそうだが、楽しみに待っていたい。

おそらくこんな泡沫ブログで「博多のおすすめスポット教えて!」と言ってみたところで、
誰からの情報も寄せられないことは目に見えているので、
おでかけを見返して滞在中の食事をどうするか決めることにしよう。
ちなみに、18日の夕方に羽田を発って夜に福岡到着、
夕食がてら外をぶらぶらしたら早めに寝て、19日は早起きして福岡市内を散策、
朝昼を済ませてから昼公演に入り、夜公演もロビー鑑賞してから帰る予定だ。

行く気満々の博多座も外から眺めてきたい。
実は大学の卒業旅行で福岡に行った際、
博多座から明治通りを挟んで反対側を4ブロックほど進んだところにある、
もつ鍋「おおやま」本店に入ったことがある。
どうやら横浜店が母の実家から歩けるところにあるらしいので、今度行ってみよう。
学生時代に何の気なしに通りすがっていたところに、
今度はこうしてはっきりと目的意識を持ってまた行くことになるとは、
人生何と何が繋がっていくのかわからないものである。
などと言うと大袈裟かもしれないが、せっかく福岡まで行くのだから、思う存分楽しんできたい。

2015年7月5日日曜日

梅抜き公演

格闘ゲーム界で最も有名なタッグといえばウメヌキだろうが、そんなことは置いといて。
前の記事で述べた、今月中に遠征できそうな19日と26日の劇場公演が、
両方シアターの女神であることが発表された。
演目が発表された段階で「梅抜き公演」であることが確定するのは、
確率的には9分の1だったのだが、見事にその1を引いてしまった。

まあ、別にこの1回しか行かないわけでもないだろうし、
ただ単に劇場公演初体験が梅抜きになってしまうというだけなのだが、どうしたものか。
気持ちとしては、KⅣ公演でも行ってみたいと思っている。
とにかく一度、劇場公演というものを体感してみたい。
それを梅がいないという理由だけでパスするほど、私は単推し寄りではない。
むしろ、最初は決定的な推しメンがいない公演の方が、
落ち着いて全体を見ることができていいかもしれない。
色々と自分で自分を後押しする言葉ばかりが浮かんでくるので、
やはり私はシアターの女神でもいいから劇場公演を見に行きたいのだろう。
梅団扇は今しばらく封印することになるが、19日の2回公演に申し込んでみようかと思う。

ここが駄目だったら、今月はもう諦めよう。
おそらく博多座とセットで劇場に入りたいと思っている人は多いだろうから、
博多座期間中の劇場公演は倍率が上がることが予想される。
そう考えると、余裕を持って申し込める日というのは本当に限られてくる。
HKTの支持母体は関東のファンであるというのはよく言われることだが、
確かに劇場に足を運ぶのだけでも一苦労である。
比較的首都圏からのアクセスのいい新グループの誕生に危機感を募らせる気持ちは、
わからないでもない。

さて、明日はティファの生誕祭である。
彼女は最近の私の中での急上昇メンバー筆頭なので、どんな生誕祭になるのか楽しみだ。
梅抜き公演であれば「ティファ氏」団扇を持って行きたいくらいなのだが、
それこそティファが出る確率は相当に低いので、
もし当たったらりーぬ団扇か碧唯団扇を用意することにしよう。
それとも、あらゆるパターンを想定して先に全部作ってしまおうか。

…こんなことを言っていると暇な人なのかと思われるかもしれないが、
ひとまず私はちゃんとした転職先を確保しなければいけない。
HKTをモチベーションにして、なんとか在職中の内定を目指して頑張ろう。

2015年7月3日金曜日

7月の予定

3月に本格的にHKTファンになってから、4月に明治座、5月に12秒個握、
そして6月にはツアーファイナルに参加することができた。
7月は握手会が多いようだが、私はどこにも参加する予定はない。
8月には幕張の投票シングル個握と当たれば博多座、
10月には12秒の全握と選挙シングルの個握があるため、
今月も何かしらのイベントに参加しておきたい。

とは言え、イベントがないなら自分で作るしかない。もちろん福岡遠征ということになる。
博多座には行く気満々なので、できれば近い日の裏パジャドラに入りたいのだが、
まあそう上手くいくことはないだろう。
8月の握手会で公演の感想を伝えたいし、
何より横浜アリーナでは団扇の威力を全然発揮できなかったので、
せっかく作ったものは積極的に使っていきたい。
というわけで、今月のどこかの公演に応募してみようかと思っている。

ただ、肝心の梅が出ていなければ仕方がない。
18~20日の3連休は18日と20日が握手会なので、公演があるとしても19日しかない。
ここに運よく梅が出てくれれば、昼夜に申し込んでみるのもいいかもしれない。
19日を逃した場合、翌週の25日も握手会なので、チャンスは26日の2公演のみとなる。
流石に日曜日に公演に入って翌日仕事は辛いので、
ここに入れた場合は月曜日を休みにしてしまおうと思う。
まあいずれにせよ、19日か26日に梅が出てくれることが前提だ。
遠方枠の受付が出演メンバー発表前に終了してしまうシステムはどうにかならないものか。

どこにも行けなかったとしても、
今月中に2期ドラフト生の劇場デビューと博多座追加メンバーの発表があるだろうから、
それらを楽しみにしたい。

追加メンバーといえば、現段階では人数も未発表であるが、
たぬ蔵一家と阿国一座にそれぞれ2名ずつ、計4名の追加くらいが妥当な線だと思う。
仮に人数は4人、完全に実力100%のガチオーディションで選ぶとして、
私はなおぽん、ぴーちゃん、舞ちゃん、美久あたりが来そうな気がしている。
コンサートでの寸劇などはちゃんと見たことがないので、
演技に関しての正当な評価ができている自信は全くないのだが、
普段の姿勢、声質、喋り方、性格などを総合的に考慮した結果である。
他には、おかぱんやじーなも有力候補だと思う。冨吉も意外と行けるかもしれない。
梅は劇場における曲への入り込み方を演技にも応用できればいいのだが、
何分本人が苦手だと言っているし、見ているこっちも心臓に悪そうだ。

イベントに参加できるかどうかは別として、7月の一番の目玉はこれだと思っている。
というか、稽古期間を考えるともうすぐにでも追加メンバーを決めないとまずいのではないか。
今度は誰を舞台で見られるのか。気になって仕方がないので、続報を楽しみに待ちたい。
まあ、まずはチケットを当てないといけないわけだな。
前回同様、いい席が当たりますよう。今のうちに功徳を積んでおこう。

2015年6月29日月曜日

横浜アリーナ №2

続いて、ツアーファイナル全体について振り返ってみたいと思う。
1年半にわたる全国ツアーのファイナルとしての今回の横浜アリーナ公演だったわけだが、
そのあたりの感慨を共有することは、ファン歴が浅い私にはできない。
私がHKTに興味を持った頃には、既に2期生は全員正規メンバーで、
全国ツアーも3分の2が終わっていた。
しかし、そんな私でも十分にHKT48のこれまでの「文脈」を感じ取ることができた、
本当に素晴らしいコンサートだったと思う。

少々の不満を先に言っておこう。
西側スタンド席から正面ステージのメンバーを直接視認することは流石に難しいので、
例えばユニットの出演メンバーを確認するときはモニターを見るのだが、
バックダンサーが全くと言っていいほど映らなかったせいで、
誰が出ているのか全然わからない曲がほとんどだった。
均等に映せとまでは言わないが、
せめて1回ずつアップで抜くくらいのことはしてくれても罰は当たらないのではないか。

さて、今回2日間で3公演を行ったわけだが、
曲目だけを見ると、初日の公演に入った人が「勝ち組」だったと思う。
日替わりの曲目はユニットの前半5曲と12秒カップリングの1曲のみだったが、
その中でも初日のハートの独占権と生意気リップス、これは心の底から見たかった。
悔しいのでBlu-rayは買うつもりだが、
まず私のパソコンにはBlu-rayドライブが搭載されておらず、
テレビで再生可能な機器も持っていないので、機材から揃える必要がある。
このためだけにそんなバカげた出費はできないので、
この2曲を見られるのは当分先のことになるだろう。
妥協してDVDの方を買うのもなんか嫌だし。

ドキュメンタリーに関しては、まあ意外性は特になかった。
指原さんが監督ということだが、もう彼女には何をやらせても驚きはしない。
このままどんどん肩書きを増やしていって、その才能を多方面で発揮してほしいと思う。
食わず嫌いで「DOCUMENTARY of ○○」は一つも見ていないが、
HKTでやるとなれば見ざるを得ない。
指原監督の采配となれば、どんな出来でも私は文句は言わないので、
楽しみとは少し違うが、気にしながら待っていることにする。

結果として、今回はそこまで大きな「サプライズ」はなかった。
3期生の昇格がなかったことについては意外だったし、多少の不満もあるが、
本来コンサートというのはそれでいいのかもしれない。
最近はイベントがある度に何かしらの発表があるのではと、
メンバーもファンも戦々恐々としなければいけない状況が続いている。
考えてみれば、密かに練習していたブラスバンド演奏を披露したり、
3公演でそれぞれ指原さんが違う水着を披露したり、違うメンバーが恐竜に食われたり、
公演中にサプライズと呼べる演出が多々あったではないか。
サプライズのためのサプライズではなく、
純粋にファンを楽しませるための手段としてのサプライズ。私はこれでいいと思う。
ただまあ、では3期生はどこで昇格できるのかという問題はあるが…。
別に普通に劇場公演で発表でもいいと思うのだが、
それこそ大きいイベントで発表しないといけないような風潮があるしな。全く面倒臭い。

横アリ公演について、指原さんは「年内最後のコンサート」と言っている。
博多座や12秒全握があるにしても、しばらくペンライトを振る機会がないと思うと寂しい。
やはり一刻も早く劇場に駆けつけねばならないだろう。
愛しの推しメンが劇場でこそ輝くタイプのメンバーなのだから、尚更だ。
必ずや夏のうちに1回は行ってやるぞ。待っていろ、博多!

2015年6月28日日曜日

横浜アリーナ №1

ツアーファイナル横浜アリーナ2日目昼公演に参加してきた。
書きたいことは山のようにあるが、
まずは自分が参加した追加公演のことに絞って感想を述べようと思う。
明治座のときと同じく、印象に残ったことを一つずつ挙げていくことにする。

◆スタンド席最前列

キャンセル待ち当選ということもあってか、今回はスタンド席を引いてしまった。
ただ、明治座は2回ともキャンセル待ち当選だったが、
1階席5列目と7列目という絶好の位置だったので、
私は当選種別と席の位置はあまり関係ないと思っている。
まあ、キャンセルする時点では自分がどこの席かはわかっていないのだから、
当然といえば当然である。
横アリに入ったのは、2006年のWWE日本公演以来、実に9年ぶり。
そのときの記憶では、前年に行ったSSAでの日本公演に比べ、
びっくりするくらいリングと客席の距離が近かった印象がある。
なので、スタンド席と言ってもそこまでステージから遠いわけでもないだろうと思っていて、
案の定、決して悪い席ではなかったと感じた。詳しいことはまた後で述べることにする。
ちなみに余談だが、WWEを見に行ったときはアリーナ席後方で、
アンダーテイカーとJBLの場外乱闘が間近で見られて大興奮だった。
今は亡きクリス・ベノワの最後の日本公演でもあり、
前年のSSAはエディ・ゲレロが亡くなる直前の日本公演だったので、
レッスルマニア20で頂点を極めた両雄の最後の日本公演をどちらも見られたことになる。
当時ヒールだったが観客の大声援に応えてちょっとだけおどけてみせたエディや、
亡くなったエディの幕を掲げて祈りを捧げるベノワの姿は、一生忘れないだろう。

◆恐竜

1日目の情報は、積極的に収集するでもなく、シャットアウトするでもなく、
流れてくる情報を「ふーん」という感じで流れるままに流し見ていたので、
恐竜が出てきて冨吉が食われたということは知っていた。
てっきり今日も冨吉が食われるのかと思っていたが、昼公演で食われたのは秋吉ちゃん。
どういう基準で選ばれたのかよくわからないが、美味しい役回りなのは間違いない。
それにしても、何頭か出てきた恐竜の動きが非常によかった。
私の地元である平塚市では毎年かなり有名な七夕祭りが開催されており、
駅西口付近に長崎屋があった頃は、店舗の前で動く恐竜ロボットの展示が行われていた。
その恐竜の緩慢な動きを見慣れていたからかもしれないが、
今回の恐竜は細部までちゃんと恐竜っぽい動きをするものだから、
ついメンバーそっちのけで見入ってしまった。
登場するときもセットの塀をぶっ壊して出てきたり、大迫力だった。
明治座の馬といい、ああいった「脇役」に力を入れるのはいいことだ。

◆はなクロス

ユニットの2曲目で、2期ドラフト生である松岡はなさんセンターのクロスが披露された。
1日目のセットリストはちゃんと確認していなかったので、
ここで初めて昨日とは曲目が異なることに気が付いた。
お披露目が横アリの大舞台ということで、さぞ緊張していたことと思うが、
それを微塵も感じさせない見事なパフォーマンスだった。歌も上手い。
2期ドラフト生は3公演でそれぞれが3人ユニットのセンターを務めたので、
まあ私の予想も当たらずとも遠からずといったところだろう。流石にソロは厳しかったか。
早速MCでも起用され、最初にしてはなかなか馴染んでいるように見受けられたので、
次は劇場公演で歌って踊る姿を楽しみにしたい。

◆じーまどJ

森保、神志那の二人で歌ったDear Jは、個人的には今回一番よかったかもしれない。
まどかは元より、じーながまどかに全く引けを取らない妖艶な立ち居振る舞いで、
素晴らしいシンメトリーをなしていた。
なつまどの安定感は認めるが、Dear Jのイメージに合うのはこの二人しかいない。
これを機に、新機軸としての「じーまど」の活躍に大いに期待したい。
そういえば、この二人は高3組の同級生なのか。
HKTの高3組は全くもって、黄金中の黄金世代だ。24金世代とでも名付けよう。

◆白水着バタフライ

初恋バタフライの最中、
指原さんと咲良の二人がローリングタワーのようなもの(トロッコと呼ぶらしい)に乗って、
アリーナ席外周の通路を回っていた。
そこで気付いたのだが、アリーナ席外周ということはつまり、
スタンド席最前列である私の目の前を通るじゃないか!
今回の席が決して悪くなかったという最大の理由はこれである。
まず私の目の前、もう本当にコンビニの店員と客くらいの距離に来たのが指原さん。
短パンに上半身は白水着を着ていたのだが、
もしやこれが内田裕也さんにプレゼントされたという水着だろうか。
何かとブスキャラ扱いされる指原さんだが、間近で見たら尋常ならざる可愛さだった。
お肌はつるつるでスタイルも完璧。美女としか表現のしようがない。
この細い肩にHKTに纏わるあらゆる人間の想いを背負っているのかと思うと、
ただただ尊敬の念しか湧き上がってこない。呼び方もいつの間にかさん付けになってるし。
通路中央でトロッコが鉢合わせ、指原さんと咲良が入れ替わり、元来た道を引き返す。
逆方向から来た咲良とはばっちり目が合ってしまった。
可愛すぎて、ディメンターよろしく魂を引っこ抜かれるかと思った。
やはりグループの中心メンバーである二人は、纏うオーラからして全く違う。
せめて1枚ずつくらいは握手券を買おうと決心した瞬間だった。

◆カメレオン女子高生

基本的には全曲ペンライトを振って声援を送っていたのだが、
この曲だけは双眼鏡を覗いて梅だけをガン見していた。
というのも、MVを見たときから思っていたのだが、
この曲の衣装は梅一人だけ長ズボンを穿いていて、非常に見つけやすいのだ。
終盤ではステージを飛び出して花道で歌っていたのだが、
あの目の前の席だったらチケット代が3倍でも買ったことだろう。
帰り道で考えていたことだが、きっと遠くない将来、
そういった顧客のニーズとメンバーのポジショニングをデータ上でマッチングし、
より多くの観客が推しメンを目の前で見られるようになる時代が来るのではないか。
決して荒唐無稽な想像ではないように思う。

◆ブラスバンド

これも着席でゆったり双眼鏡を覗いていた。
梅はトロンボーンの担当だったのだが、
その後ろでシンバルを叩くはるたんが常に視界に入って印象に残った。
はるたんのダンススキルについては今更私が語るべくもないが、
私は「踊っていないときの姿勢」にも注目してほしいと前々から思っている。
ダンスというのは、ボディーコントロールのセンスが物を言う部分が大きい。
「観客からどう見えているのか」ということを感覚で理解し、
それをアウトプットできているかどうかというのは、立ち姿を見るだけでもわかるものだ。
そういった意味では、シンバルパートというのははるたんに最適だったように思う。
シンバルを叩くだけなのに、とにかく何かと可愛い動きだった。
元々私は打楽器を演奏する女子の姿が好きだということもあって、
ついつい後列のリズム隊ばかり見てしまう。
はるたんの他には、端っこでティンパニを叩くティファ氏がかっこよかった。

◆スリーマンバンド

その後の2曲も、キャップ、碧唯、エミリーの3人は楽器を担当し、
それに合わせて全員が歌う形となった。
エミリーは「ニヤニヤ」という表現がしっくりくる笑顔が多い印象だが、
クールな表情をすると息を呑むような美人だ。
ギターを構える姿も非常に様になっていた。
碧唯もそうなのだが、この企画一発で終わらせるのではなく、是非とも続けてほしい。

◆博多座

今日の発表を聞く限りでは、概要は下記のような感じだ。

・初日は8月15日(土)
・演目は明治座と同じ
・追加メンバーオーディションを行う

うーん、書き出してみたはいいものの、現時点ではこれくらいのことしかわからない。
演目が同じだとは一言も言っていなかったが、
稽古の期間を考えると大きく変えてくることは流石に考えにくい。
追加メンバーも何人になるのかは不明だ。
公演期間も不明だが、まあ明治座と同じ2週間程度だろう。
実は、私は現職をちょうど8月15日付で退職することが決まっている。
転職先は未定だが、最短でも9月1日付入社ということになると思われるので、
この期間は平日だろうと自由に動きをとることができる。
まさに天が私に味方したとしか思えない公演日程である。
追加メンバーがどうなるかにもよるが、できればまた複数回見たいものだ。
東京と福岡を行ったり来たりするのは大変なので、
そのあたりは新しい情報を待って、綿密に計画を立てたい。
ついでに劇場公演にも入れたりしたら最高である。

以上、私が実際に見たことに関してはこんなところだろうか。
横アリ全体の感想はまた別の記事として書くことにする。

2015年6月27日土曜日

推し道具

ツアーファイナル1日目は滞りなく終了したようだが、
明日この目で見るまでコメントは控えておくことにする。
追加公演だけ参加となった私が今日何をしていたかというと、
明日使うための推し団扇をせっせと作っていた。
チケットを発券したところ、
スタンドの西ブロックというステージから最も遠いエリアの席だということが判明したので、
正直持って行ってもメンバーからは全く見えないだろうが、
まあメンバーにアピールするだけが団扇の用途ではない。
どうせそのうち劇場にも行くだろうし、今のうちに作っておいて損はあるまい。


表面はこんな感じだ。自分でしたためた毛筆を使うのがベストだったのだが、
そこまでする余裕は流石になく、行書体フォントで妥協した。
自宅のパソコンはやたらとプリインストールのフォント数が少なく、
行書体はおろか楷書体すら中国語フォントしか入っていなかったため、
仕方なく会社のパソコンでデータを作成し、型紙を印刷して持ち帰ってきた。
でかでかと「梅」と書かれた紙を他の社員に見られでもしたら事なので、
印刷ボタンをクリックしてからプリンターまでは当然ダッシュである。
梅の木の枝は金色の折り紙を切り貼りしているのだが、この金色はどうも発色がいまいちだ。
表面がザラザラしたものを買えばよかったかもしれない。


どちらかというと裏面の方が手間がかかっている。
こちらは型紙を作るのを忘れていたので全部手書きでレタリングしたのだが、
結果的に創英角ポップ体など使わなくてよかった。かなり納得の出来栄えである。
見方によっては「ぢぃず」に見えないこともないが、まあ気にするほどのことでもない。
縁飾りも地味に手間がかかっていて、
細切れにした金とピンクのホログラムシートをちまちま順番に貼り付けている。
余白の黒い部分が少し汚れているが、これは一度作ったもののデザインが気に入らず、
剥がしてまだ作り直したためである。亡き祖父譲りの神経質なもので。
汚れた部分は黒のマッキーで補修したのだが、
次に使うときまでにもうちょっとデコって補修部分が目立たないようにしておきたい。

何分初めて作ったので粗い部分はあるが、
オンリーワンのものができたので、当面現場ではこれを持ち歩くことにする。
当ブログを読んでいる梅推しの同志が果たしてどれだけいるのかわからないが、
この団扇を持っている男を見かけたら、気軽に声をかけて頂ければ幸甚である。
さて、明日が楽しみだ!