2015年7月30日木曜日

大泥棒

いつだかの民放の朝のニュースで、
空き巣のイメージ図としてほっかむりに唐草模様の風呂敷を持った男が描かれていて、
現代の若者にこの古典的なスタイルが伝わるのかどうか不安になったことがあった。
一応、「泥棒」で画像検索してみると、この典型的な泥棒像が根強いことがわかるのだが、
ほっかむりはエビス丸、風呂敷は初代ポケモンの火事場泥棒以来見ていない気がする。

それにしても、泥棒をモチーフにああも可愛くアレンジされた初恋泥棒の衣装を見ると、
茅野しのぶチーフを始めとする48グループ衣装スタッフの優秀さがよくわかる。
チームHの最終ベル公演は完全にチームHのための新衣装が作られたので、
当然オリジナルの初恋泥棒とは全く違う衣装になっている。
上下運動をする度にポンポンと揺れるミニ風呂敷が実に可愛らしく、
現行の公演の衣装で言えば最もいい仕事をしているのではないかと思う。

梅は初恋泥棒をやることになった夢を見たとメールに書いており、
ぴーちゃんは初恋泥棒をやりたいがマネージャーからNGが出ていると言っていたのだが、
あまり「キャラでない」二人なので完全に油断していた。
Twitterに梅ぴーまりりが並んだ初恋泥棒のキャプチャー画像が流れてきて、
あまりの驚きで仕事帰りの電車の中で口を開けて30秒くらい放心してしまった。

しかしどうだろうか。
梅に関しては、ここ最近色々と試行錯誤している「可愛さ」「女の子らしさ」という部分が、
ここに来て爆発したとしか言いようがない。似合っているどころか誰よりも可愛い。
ぴーちゃんも元々持っているポテンシャルはむしろいかにもなアイドル曲向きなので、
本人がその気にさえなればこの通りだ。
(実年齢以外)完璧にハマっているまりりと三者三様で、
正直今まで見た初恋泥棒の中で一番よかった。もちろん推し補正もあるだろうが。

チームHは選抜メンバーがこなせるポジション数が少ないこともあって、
フルメンに近い公演だとユニットメンバーを予想する楽しみがあまりない。
乱暴な言い方になるかもしれないが、選抜メンバーには外仕事の方を頑張ってもらって、
公演は研究生を2~3人入れるくらいの方が楽しいのは間違いなく感じているところだ。

博多座が始まることで、またチーム間アンダーも復活するそうだ。
はるたんは明治座期間のみで助っ人ユニットを二つ覚えるという大活躍だったが、
我らが梅さんも遠慮せずに初恋やキャンディーなどやってくれて大いに結構だ。
たとえ博多座が全部落選しても、裏公演だけでも見に行きたいくらいの気持ちなので、
今からまた熱い劇場を楽しみにしていたい。

2015年7月26日日曜日

もんもん

転職先が決まり、次なる勤務地が晴れて熊本になった。こんなに嬉しいことはない。
会社は熊本城の近くなので、熊本駅からは大体2㎞くらいのところだ。
詳しい規定はまだ聞いていないのだが、
住まいは社員が探してきた物件を代用社宅とするような制度だとのことなので、
理想としては熊本駅と会社の中間地点あたりに部屋を借りて、
どちらにも徒歩でアクセスできるのが望ましい。
ゆくゆくはホンダのヴェゼルあたりの車を買いたいとは思っているのだが、
いずれにせよ劇場へのアクセスは電車の方が早いし安いはずだ。
今から休日の度に劇場へ足を運ぶのが楽しみすぎて発狂しそうである。
くれぐれも身体だけは壊さないよう、適度にはしゃぐことにしたい。

思えばHKTにハマり出してから、人生いいことずくめである。
いや、確かに4月から5月あたりはまさに地獄だった。
このブログにはあまり自分のことは書かなかったが、
風邪を肺炎一歩手前まで拗らせて1ヶ月近く微熱に浮かされ続ける中、
現職のキャリアの中で最も面倒臭い仕事のピークが重なり、
更にはちょうどこの時期に会社に辞意を伝えていたことで、
なんとかボーナスを出すまいとする経営陣とのたった一人の戦いが勃発。
このままでは身体を壊すと思い、手切れ金のつもりで泣く泣くボーナスカットを承諾すると、
畳み掛けるように頑張ってノルマの倍以上売り上げた数字を一切無視した昇給査定を受け、
6段階中最低評価との判断で5月から8月までの給料を大幅に減額される仕打ち。
規定も曖昧なら組合もない、ブラック企業の神髄を味わった時期だった。

しかし、こんな経験も決して無駄ではなかったと今では思える。
もう一方の趣味であるクラシックギターに関しては、
先月と今月で二つのコンクールにそれぞれ入選、入賞を果たしたのだが、
はっきり言ってこれらのコンクールの前は練習どころではなかったので、
練習量で言えばそれまでのコンクールよりも明らかに少なかった。
では何故結果を出すことができたのかというと、ひとえに精神的な要因が大きいと思う。
仕事で酷い目に遭ったことで、「ギターで失敗することくらい何でもない」という、
ある種の精神的な余裕のようなものが生まれ、
更には明治座や横浜アリーナで頑張るHKTメンバーの姿を目の当たりにしたことで、
たかだか100人かそこらの観客の前でギターを弾くことにプレッシャーを感じなくなった。
これは冗談ではなく、出番前の舞台裏では彼女たちが歌って踊る姿を思い浮かべていた。
すると変な硬さが取れ、心地よい緊張感だけが身体に残るのだ。

大袈裟な言い方になるが、
私はHKTメンバーから人間本来の美しさや力強さのようなものを学んだと思っている。
転職活動にしても同じことで、
面接に臨む前に何万人を熱狂させる彼女たちの勇姿を思い出すことで、
自分のこまごまとした悩みがいかにも馬鹿げていることに気付かされる。
すると、不思議と自信満々に言葉がスラスラと口から出てくるのだ。
そんなの関係ないと言われるかもしれないが、
この1ヶ月そこそこで不気味なほど多方面で成果を出し続けていることについて、
全て自分の実力であると信じられるほど私は能天気ではない。
ではどんな外的要因があったのかといえば、
やはりHKTにハマったことが変化としては大きいので、
HKTのおかげだということで感謝するのは私の自由である。
こうした考え方こそ馬鹿げていると思う人もいるだろうが、
HKTメンバーの頑張る姿には、人の心を浄化する力がある。
無条件に応援し、感謝できる対象がいるということは、私は決して悪いことではないと思う。

変な話になってしまった。
最後に、ようやく発表になった博多座追加メンバーについても少し触れておくが、
秋吉ちゃんとじーなという人選は大いに「あり」だと思う。
私が事前に予想したメンバーに秋吉ちゃんは入れていなかったのだが、
あの舞台は小手先の演技力よりも「胆力」が物を言う気がするので、
そういった意味では確かにこの二人はまさに適任と言えるだろう。
8月後半は熊本行きの準備でバタバタしているかもしれないが、
収入が途絶えるリスクは消滅したので、博多座は予定通り複数申し込んでみた。
新たに18人体制にパワーアップした指原一座の舞台を、1回でも多く目撃したいものである。

2015年7月21日火曜日

シアターの女神 №2

7月19日、HKT48チームKⅣによるシアターの女神昼公演。
記念すべき私の劇場デビューである。
いつもDMM配信で見ている劇場公演ではあるのだが、
前の記事でも述べた通り、生で見るそれは全くの別物だった。
いつものように、印象に残ったことを順番に挙げていきたい。

◆入場

私の当選番号は269番。これは遠方枠の中で9番目に入場できることを意味し、
且つ遠方枠の当選者はMobile枠や一般枠の当選者よりも先に入場できるので、
実質、席は遠方指定席の中でも選び放題のようなものである。
流石にでべその目の前の席は遠方枠でより番号の若い人が先に座っていたが、
私は元々でべその際である、中央ブロックの端から3番目くらいを狙っていたので、
問題なく思った通りの席を確保することができた。
上手か下手かは迷ったが、なんとなく下手側を選んだ。
結果的には、どのメンバーも万遍なく上下を移動するようになっているし、
この席からは上手側も問題なく見えたので、正解でも不正解でもなかった。
わかってはいたことだが、やはりびっくりするくらいステージに近い。
かなり近く感じた明治座の5列目よりも更に近い。
いずれ遠方枠ではない当選枠で、本当の最前列に座ってみたいものだ。

◆前座ガール

この日はみるんちゃんを除く研究生が全員本公演に出演ということで、
必然的に前座はみるんちゃんが来ることが前もってわかっていた。
万に一つ、2期ドラフト生の前座デビューという可能性もないことはなかったが、
まあそう都合よくはいかないものである。
生で見て気付いたのだが、手を上に伸ばす振りのときに、ちょうどへそがチラリと見えた。
これは衣装のデザインの段階で意図されたものなのだろうか。
だとすると、へそだけがピンポイントで見える完璧なへそチラ具合に拍手を贈りたい。

◆泉エンジン

私は「推しメン」というのは特別な存在だと思っていて、
梅以外のメンバーに対してあまり二推しとか三推しとかいう言い方をしたくないのだが、
それでも「KⅣの推しメンはりーぬである」ということははっきりと言える。
それくらい好きなメンバーだし、今回はりーぬ団扇を持っての参加だったし、
とりあえずりーぬと紗英ちゃんが見られれば満足くらいの気持ちでいたことは確かだ。
ただ、今回その私の中での定位置を揺るがすくらいに目を奪われたのがいーちゃんだった。
元々好きなメンバーの一人ではあったいーちゃんだが、
こんなにパフォーマンスで光るタイプだとは思っていなかったので、
生で見てその躍動感溢れるダンスにびっくりしてしまった。
いーちゃんは日頃から痩せたい旨のことを言っていて、
確かに周りのメンバーに比べると大柄な体格ではあるのだが、
それはダンスパフォーマンスにおいて決して不利ではないどころか、
いーちゃんはその体格を十分に生かせる馬力を持っているので、
単に手足が細長いよりも断然迫力やいい意味での重厚感を生み出すことができている。
加えて、普段の自虐的な喋りとは対照的な自信満々の表情と、
細かい振りのアレンジが際立っていて、
まるで一人だけ全く性能の違うエンジンを積んでいるようだった。
終演後、チケットセンターから本公演でのMVPを問うアンケートの案内が来ていたのだが、
私は迷うことなく「後藤泉」と回答した。
この公演ですっかりいーちゃんに惚れ込んでしまったので、今後も積極的に応援したい。
きっと福岡には「泉」と名付けると頑張る子に育つ決まりがあるに違いない。

◆ストリッパーぬ

開始2曲ですっかりいーちゃんに度肝を抜かれてしまったが、
3曲目の愛のストリッパーではりーぬに注目しようと最初から決めていた。
明治座での今度こそエクスタシーが本当にかっこよかったので、
同系統のこの曲も得意であるに違いないと確信していたからだ。
そして予想通り、この曲の最中はまさに「りーぬしか見えない」というような状態だった。
あのマスコット的なルックスとは全く性質が真逆であるはずなのだが、
りーぬはこういう大人の雰囲気を要する曲での表情作りが本当に巧みだ。

◆メロンパン(×2)

シアターの女神の衣装になると、来笑の来笑がらいらいらーだったのと、
いーちゃんのいーちゃんが溢れる泉のようだった。
ゆうたんはガードが堅かった。うむ、それだけである。

◆レス

公演中にレスを貰った貰わないでどうこう言うつもりは毛頭ないのだが、
一応りーぬが出ている曲中は必ずりーぬ団扇が舞台上から見えるようにしていると、
自己紹介MCのために整列したときにちょっとだけりーぬがこっちに手を振ってくれた。
うーむ、どうこう言うつもりはないと言った舌の根が乾かないうちであるが、これは嬉しい。
きっとメンバーとしても、
16人いる中で他ならぬ自分の団扇を持っている人がいるということが嬉しくないはずはない。
次にいつりーぬ団扇を使うことになるのかはわからないが、
またりーぬが出る公演を見る際には、応援している人がここにいるぞとアピールしてあげたい。
ちなみに、今回は着替えなどの荷物と一緒くたにして団扇を鞄に突っ込んでいた結果、
全ての行程が終了した頃には団扇が修理を要する状態になっていた。
まあ、幸い完璧に元に戻すことができる程度の損傷なので、次はもうちょっと丁寧に扱おう。
ちなみに使用した団扇はこれだ。



当初は表面を「俺たちの世莉奈」とする予定だったのだが、
出発時間ギリギリまで製作していた関係で「たち」の2文字を作る時間がなかったため、
「俺の世莉奈」というなんとも厄介臭溢れるフレーズになってしまった。

◆キャンディーぬ

出演メンバーが発表された時点で、
「これはキャンディーぬからのりーぬの仕業のパターンだ」と楽しみにしていたのだが、
昼公演はみなぞう、しなもん、ゆうたんという激レアな3人でのキャンディーだった。
キャンディーぬを見られなかったのは残念だが、
この3人のキャンディーを生で見られることもそうそうないだろうから、
逆によかったといえばよかったかもしれない。
ちなみに、夜公演は冨吉が体調不良で一部出演となった関係でユニットも組み替わり、
キャンディーぬからのりーぬの仕業を炸裂させていた。うーん、やっぱり羨ましい。

◆りーぬの仕業

DMM配信で見るだけでも泣けるというのに、
生で目の当たりにしたとあっては涙不可避である。本当に感動した。
生誕祭で披露された咲良の仕業やまいこむの仕業も好きなのだが、
やはりこの曲はりーぬの素朴な雰囲気と歌い方が一番沁みる。

◆舞台装置

HKT劇場はセリとでべそという2種類の舞台装置が特徴だが、
どちらも上がった状態は思ったより高くてびっくりした。
それも結構な速度で上がったり下がったり回ったりするものだから、
その上で踊るのには慣れが必要なのではないか。
いつか回ることになったときには、みなぞうさんも気を付けて頂きたい。

◆超絶可愛い紗英ちゃん

中盤曲以降は、紗英ちゃんの存在感が尻上がりに増してきたような印象だ。
握手会のときも思ったが、紗英ちゃんは本当に可愛い。
文字だけでは到底伝わらないだろうからもう1回言っておく。紗英ちゃんは本当に可愛い。
MCでは「KⅣ公演でもユニット曲をやりたい」と言っていたが、
それは「さっさとKⅣに昇格させろ!」という意味も含め、私も全く同じ気持ちだ。
特にキャンディーがやりたいと言っていたが、紗英ちゃんセンター、
両ウイングに碧唯とりーぬのキャンディーなんてものを生で見た日には、
可愛さを脳が処理しきれずに廃人になってしまうかもしれない。
しかし廃人になってもいいから見たい。運営さん本当お願いしますよ。

◆警備員

DMM配信でもチラチラ映り込む警備員が気になっていたのだが、
私の席は警備員の顔がばっちり見える位置だったので、余計に気になった。
ただ、好き好き好きからサヨナラのカナシバリに移る際、
笑顔から一斉に真顔に切り替えるメンバーと警備員の真顔が完全に同化していたので、
思わず笑ってしまった。
曲調に合わせて警備員も表情を切り替えてくれたら面白いのに。

◆終演

終演の際には、挨拶後にメンバーがばらけて客席に向けて手を振ったりしてくれるのだが、
団扇などで存在をアピールするならこのときが最大のチャンスである。
あまり熱烈にアピールをするのは恥ずかしいので、りーぬが目の前に来たときに、
控えめに団扇を見せてみたのだが、がっつりこっちを向いて手を振ってくれた。
うーん、これは癖になる。苦労して団扇を作った甲斐があったというものだ。

◆お見送り

お見送りのシステムも入場と同じく、
文字だけで流れを説明されてもいまいちよくわからなかったのだが、
いざ体験してみるとなるほどと納得した。
もちろん真っ先にりーぬを探して、りーぬに向かってサッと団扇の「りーぬ!」の面を見せる。
すると「あー!ちゃんと見てたよー!」と気づいて応えてくれたので、
すかさずクルッと裏返して「俺の世莉奈」に切り替える。
それに「俺の世莉奈!」とりーぬが反応するのと同時に、
隣にいたいーちゃんがりーぬの肩を抱いて「いやいや俺の世莉奈」と機転を利かせてくれた。
こんなやりとりも含めてのいーちゃんのMVPである。いやあ楽しかった。
ちなみにこの間、私は硬い表情で一言も言葉を発しなかったので、
漫画によくいる文字だけでコミュニケーションを取る無口な男みたいな感じになってしまった。
メンバーの列を通り過ぎて折り返した後は、
後から出てくるファンを見送る紗英ちゃんとティファをずっと眺めていたのだが、
突然ゴロゴロと鳴り出した雷にビビる紗英ちゃんが可愛かった。

以上、まだまだ伝えきれていない部分はあるが、劇場公演初体験の忌憚なき感想である。
チケット代は2,100円であるが、ちょっと安すぎはしないだろうか。
倍の4,200円取ってくれても全く高いとは感じない。
転職先はまだ完全に決まってはいないのだが、
熊本勤務になる可能性があるという話があったりするので、
もしそうなったら毎週でも通ってしまう。

結果的に「梅抜き公演」でも100点満点の大満足だったのだが、
次こそは梅のいる最終ベルかパジャドラを見に行きたい。
それもきっと近いうちに実現するつもりだ。
今はただ、早くまた生で公演が見たいという気持ちだけである。
私をここまで楽しませてくれた、HKTに纏わる全ての人に感謝したい。
ひとまずは、来月また個握があるので、そこで感想を伝えることにしよう。

2015年7月20日月曜日

シアターの女神 №1

シアターの女神
ようやく会えたね
こんな近い距離に
素敵な君がいる
シアターの女神
初めてここに来れた
テレビやグラビアより
輝いた
君が好きだ

私の想定する「君」は、あまりテレビやグラビアでは見かけないメンバーが多いのだが、
この歌詞はまさに、初めて劇場に足を運ぶ全てのファンの気持ちを代弁している。
普段DMM配信で見慣れていたつもりの劇場公演だったが、
生で見るそれは全くの別物で、瞬間瞬間が新しい発見の連続だった。
一度これを知ってしまうと、何度も入りたくなる人の気持ちは痛いほどわかるが、
何分そこそこ気合いを入れないと足を運べない距離にあるのが困りものだ。
とは言え、一度行ってみて全く無理なく日帰りできることはよくわかったので、
来月の博多座も俄然行く気満々である。

ところで、今まで私が参加したイベントは、明治座、個握、横浜アリーナ、
そして今回の劇場公演で四つ目になるわけだが、
これらのイベントに全て参加し、尚且つ個握で券を買っていたメンバーはりーぬただ一人だ。
今回もりーぬ団扇を作っての参加だったため、
活動内容だけを見れば私は完全にりーぬ推しのようである。
ちなみに、上記4条件のうち、りーぬに次いで3条件を満たしているメンバーは、
みなぞう、村重、碧唯の3人なのだが、
りーぬ+この3人はちょうど明治座の私が見た回で前座を担当していた4人なので、
どうやらこの4人とは何かしらの縁があるようである。
私はこういう偶然に意味を見出したいタイプの人間なので、
これからもこの4人は応援対象の中心として、引き続き注目していきたい。

さて、今回は1泊2日で福岡遠征してきたわけだが、
1日目は中洲で飲んだくれていただけなので当ブログでは触れないでおくとして、
2日目の行程を簡単に振り返っていきたい。

私が宿泊していたホテルは博多駅の少し南東、住吉神社の近くだったのだが、
実はこの住吉神社も大学の卒業旅行で行ったことがある。
当選していた昼公演まで時間があったので、ゆっくりプリキュアを見てから出発し、
クマゼミの大合唱が境内に響き渡る住吉神社にお参りしたのだが、
茅の輪くぐりというのをやっていたので、手順通りにくぐってきた。何かいいことありそう。

そのまま前日飲み歩いた中洲を横切り、アクロス福岡の中を通って明治通りへ。
天神の名前の由来になったという水鏡天満宮を覗き、歩いて天神駅を通り過ぎる。
ほとんど寄り道せずに明治通りを真っ直ぐ歩いていたのだが、
若ちゃんの西日本シティ銀行の広告を発見してテンションが上がるくらいで、
今一つ面白いものが見当たらない。
天神あたりは少し南側に逸れないと、繁華街っぽい雰囲気ではないようである。

赤坂駅まで歩いたところで疲れて地下鉄に乗ってしまったのだが、
今思えば天神から大濠公園までを地下鉄で移動し、
チケット発売時間まで大濠公園をぶらぶらして過ごせばよかった。

唐人町で下車して川沿いを北上し、最短ルートでホークスタウンモールへ。
駅から歩くと歩道橋からホークスタウンモールの2Fに入ることになり、
そこからは道なりに進むとすぐにHKT劇場があるので、わかりやすくていい。
HKT劇場はよく博多の中心地からのアクセスが悪いと言われるが、
空港から地下鉄と徒歩で30分程度で着くので、私は特に不便だとは思わない。
確かに食事をするには困る場所ではあるが…。

11時過ぎには劇場に着いてしまったので、
ロビーでメンバーの紹介映像を見たりして時間を潰す。
入場の手順はいくら文章を読んでも今一つイメージが掴めなかったのだが、
実際に体験してみるとよくわかった。何事もやってみるのが一番である。
昼公演の感想については、長くなるので次の記事にまとめようと思う。

昼公演が終わると外は土砂降りで、雷まで鳴り出す始末だったので、
ロビー観賞しようと思っていた夜公演までの間、大濠公園を散策するプランは断念。
しかし、お見送りの際に紗英ちゃんが雷にビビる様子を見られたのでよかった。

昼公演に入る前に昼食を済ませるのを忘れていたので、
雨が弱くなったのを見計らって歩いて西新へ。
グルメ旅ではないものの、東京でも食べられるものは食べないと決めていたのだが、
基本的に福岡市は都会であるため、
そこまで地元感溢れる店が立ち並んでいるというわけではない。
結局無難にラーメンを食べることに。実は豚骨はあまり得意ではないので辛味噌で。
おでかけでも紹介された「らるきい」が大濠公園近くにあることを後から知ったので、
次の福岡遠征の際には是非行ってみたい。

ホークスタウンモールへ引き返し、映画館横のカフェで読書をして夜公演の開演を待つ。
ロビー観賞もキャンセル待ちに当選している人から優先的に入場し、
スクリーン前に用意された椅子に座って見ることができる。
私は夜公演は遠方枠に落選して以降は申し込んでいなかったので、
キャンセル待ち組の後に入場して立ち見ということになった。
今考えれば、その後も二つの申し込み枠があったのだから、
申し込むだけ申し込んでおけばよかった。
どうせ昼公演を見ることは決定していたわけだし、
チケットはたったの2,100円なのだから当たって困ることは何もない。
今回でシステムはよく理解できたので、次からは計画的に申し込みたい。

夜公演を見終わってすぐに地下鉄で福岡空港へ行き、帰りの機内で公演を反芻する。
するとアナウンスが流れ、奇しくも私の初めての一人旅を締め括るフライトは、
16年間日本航空に勤めた機長のラストフライトだったらしい。
乗客みんなで拍手して機長を労い、福岡より少し暑い東京へ降りた。

考えてみれば、私が一人で行った中で一番遠いところというと、
高校生のときに新幹線に乗って勉強合宿へ行った長野の志賀高原である。
その志賀高原も、小さい頃からスキー旅行で何度も行っていて慣れ親しんでいたので、
見知らぬ土地に行くという感覚はほとんどなかった。
今回も別にそこまで気負って臨んだわけではない(もう26歳だし)が、
100%自分の趣味のために自分のお金で遠出をするというのが初めてだったため、
福岡に行ってみて遠征の何たるかということがよくわかった。
よくわかってしまったため、これからはバンバン行くことになるだろう。
博多座期間中は、ある程度の期間滞在して、
その間に博多座と劇場を何公演か見てみるのもいいかもしれない。
こんな楽しみが待っているなんて、去年の私は全く想像もしていなかった。
人生なんて自分でコントロールしているつもりでも、どこでどうなるかわからないものである。

昼公演感想編へ続きます。

2015年7月12日日曜日

胸がいっぱい

先日見た「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の劇中で、
エンジンの吸気口に直接ガソリンを吹き付けることで車が加速するというシーンがあった。
そのシーンで主人公マックスは、口に含んだガソリンを霧吹きよろしく吹き付けるのだが、
梅の活動をウォッチすることが私にとってのガソリンだとするならば、
今日はさながら吸気口にホースを突っ込まれてジャブジャブガソリンを注がれるような、
全くもって内容の濃い一日だった。私のエンジンは丸焦げである。

別にどこかに行ったとか何かしたとかそういうわけではない。
ただただいつもと同じようにメールやSNSをチェックしていただけなのだが、
今日の梅はなんだか急に大人になってしまったような、
ファンたる我々の心をざわつかせつつも愛しさのアクセルはベタ踏みさせる、
何とも絶妙な匙加減の言動を連発してくれた。本人にそんなつもりはないのだろうが。

具体的に言うと、髪を少し茶色く染めたそうだ。
755で染めたい旨のことは言っていたのでそこまで驚きはなかったが、
正直に言うと、私はあまり染髪に賛成ではなかった。
誤解のないよう言っておきたいが、私は黒髪至上主義者ではない。
ただ単に、最近の梅の髪型が完全に私の好みのど真ん中を突いていたので、
早々に変えてしまうのはもったいないと思ったからだ。
しかしいざ染めてみたらどうだ。まだ写真数枚しか見ていないが、
どことなく憂いを帯びた表情といい、胸の中の大事な何かを鷲掴みにされるような感覚だ。

G+の当該記事は、まあ梅推しの方で見ていない人はいないだろうが、一応シェアしておく。



具体的にどんな挫折があったのかは語られていないが、
梅本泉はどんなに苦しい経験も心の糧にできる人間であることを、私は知っている。
そこで何か一つでも、我々ファンが支えになれることがあれば最高だ。
「実際に活躍しているから応援していて楽しい」という考え方もあるだろうが、
梅に対しては「何とか活躍させてやりたいと必死になる」という応援の仕方であり、
私はこちらの方が楽しいと思っているし、何ならこのタイプの応援のし甲斐では、
梅本泉こそが究極のアイドルなのではないかとさえ思える。

今はHKT全体が慌ただしく目まぐるしい変化の中にある時期である。
そんな中でも、環境の変化に身を委ねるだけでなく、
自ら変わっていこうと奮闘する梅本泉のことを、私はただひたすらに応援し続けるだけだ。
推しメンの成長一つ一つが楽しみである我々にとって、
そうやって積極的に楽しみを提供してくれる彼女に対して、
応援という形で返礼するのは至極当然のことである。

ただ、勝手なことを言わせてもらうならば、そんなに急いで成長しなくても、
またすぐ私の胸がいっぱいになってしまう。
焦らずゆっくり、一歩一歩踏みしめながら大人になればいいのだ。
冒頭で「ウォッチ」という言葉を使ったが、マッドマックス風に言うならば、
これからは「witness」=「目撃する」意識を持って、ますます注目せねばなるまい。

「少女」としか表現のしようがなかった梅本泉という女の子が、
きっと素敵な大人の女性になるだろうという近い将来が垣間見えた、そんな一日だった。

2015年7月10日金曜日

博多へ行こう

卒業式の夜のカラオケで歌の合間にこっそりと耳打ちされたわけではもちろんないが、
19日のシアターの女神公演に申し込んでみたところ、あっさりと当選してしまったため、
即断即決で連休での福岡遠征を決めた次第である。
わざわざ遠征してまで推しメンのいない公演を見に行くのは珍しいことかもしれないが、
そろそろ終わりそうなシアターの女神公演を見ておきたかったということもあるし、
HKTのメンバーであればどんな構成の16人でも楽しめる自信が私にはある。

一つ懸念されるのは、19日というと博多座の稽古が始まっている可能性がある。
また東京に缶詰めになるのかはわからないが、座長と咲良のスケジュールを考えると、
他のメンバーが東京に行って稽古をする方が効率的であるように思える。
メンバー以外のキャストに変更がないなら尚更だ。
となると、KⅣからは主要メンバーがごっそり抜けることになるので、
私が一番見たいりーぬや碧唯の出演も当然危ぶまれることになる。

ただその場合、逆にHから助っ人としてやって来た梅が見られる可能性が出てくる。
紗英ちゃんやティファも大歓迎だ。美久のキャンディーを生で見たら卒倒するかもしれない。
無論、なおぽんは博多座の方に出てくれることを願っているので、ここで見たくはない。
まあ、そうそう都合よくはいかないだろうが、昨日の最終ベルでも二人が初ポジションだったり、
毎日の公演でも何が起こるかわからない楽しさが、今のHKTにはある。
19日の出演メンバーの発表は来週頭くらいになりそうだが、楽しみに待っていたい。

おそらくこんな泡沫ブログで「博多のおすすめスポット教えて!」と言ってみたところで、
誰からの情報も寄せられないことは目に見えているので、
おでかけを見返して滞在中の食事をどうするか決めることにしよう。
ちなみに、18日の夕方に羽田を発って夜に福岡到着、
夕食がてら外をぶらぶらしたら早めに寝て、19日は早起きして福岡市内を散策、
朝昼を済ませてから昼公演に入り、夜公演もロビー鑑賞してから帰る予定だ。

行く気満々の博多座も外から眺めてきたい。
実は大学の卒業旅行で福岡に行った際、
博多座から明治通りを挟んで反対側を4ブロックほど進んだところにある、
もつ鍋「おおやま」本店に入ったことがある。
どうやら横浜店が母の実家から歩けるところにあるらしいので、今度行ってみよう。
学生時代に何の気なしに通りすがっていたところに、
今度はこうしてはっきりと目的意識を持ってまた行くことになるとは、
人生何と何が繋がっていくのかわからないものである。
などと言うと大袈裟かもしれないが、せっかく福岡まで行くのだから、思う存分楽しんできたい。

2015年7月5日日曜日

梅抜き公演

格闘ゲーム界で最も有名なタッグといえばウメヌキだろうが、そんなことは置いといて。
前の記事で述べた、今月中に遠征できそうな19日と26日の劇場公演が、
両方シアターの女神であることが発表された。
演目が発表された段階で「梅抜き公演」であることが確定するのは、
確率的には9分の1だったのだが、見事にその1を引いてしまった。

まあ、別にこの1回しか行かないわけでもないだろうし、
ただ単に劇場公演初体験が梅抜きになってしまうというだけなのだが、どうしたものか。
気持ちとしては、KⅣ公演でも行ってみたいと思っている。
とにかく一度、劇場公演というものを体感してみたい。
それを梅がいないという理由だけでパスするほど、私は単推し寄りではない。
むしろ、最初は決定的な推しメンがいない公演の方が、
落ち着いて全体を見ることができていいかもしれない。
色々と自分で自分を後押しする言葉ばかりが浮かんでくるので、
やはり私はシアターの女神でもいいから劇場公演を見に行きたいのだろう。
梅団扇は今しばらく封印することになるが、19日の2回公演に申し込んでみようかと思う。

ここが駄目だったら、今月はもう諦めよう。
おそらく博多座とセットで劇場に入りたいと思っている人は多いだろうから、
博多座期間中の劇場公演は倍率が上がることが予想される。
そう考えると、余裕を持って申し込める日というのは本当に限られてくる。
HKTの支持母体は関東のファンであるというのはよく言われることだが、
確かに劇場に足を運ぶのだけでも一苦労である。
比較的首都圏からのアクセスのいい新グループの誕生に危機感を募らせる気持ちは、
わからないでもない。

さて、明日はティファの生誕祭である。
彼女は最近の私の中での急上昇メンバー筆頭なので、どんな生誕祭になるのか楽しみだ。
梅抜き公演であれば「ティファ氏」団扇を持って行きたいくらいなのだが、
それこそティファが出る確率は相当に低いので、
もし当たったらりーぬ団扇か碧唯団扇を用意することにしよう。
それとも、あらゆるパターンを想定して先に全部作ってしまおうか。

…こんなことを言っていると暇な人なのかと思われるかもしれないが、
ひとまず私はちゃんとした転職先を確保しなければいけない。
HKTをモチベーションにして、なんとか在職中の内定を目指して頑張ろう。

2015年7月3日金曜日

7月の予定

3月に本格的にHKTファンになってから、4月に明治座、5月に12秒個握、
そして6月にはツアーファイナルに参加することができた。
7月は握手会が多いようだが、私はどこにも参加する予定はない。
8月には幕張の投票シングル個握と当たれば博多座、
10月には12秒の全握と選挙シングルの個握があるため、
今月も何かしらのイベントに参加しておきたい。

とは言え、イベントがないなら自分で作るしかない。もちろん福岡遠征ということになる。
博多座には行く気満々なので、できれば近い日の裏パジャドラに入りたいのだが、
まあそう上手くいくことはないだろう。
8月の握手会で公演の感想を伝えたいし、
何より横浜アリーナでは団扇の威力を全然発揮できなかったので、
せっかく作ったものは積極的に使っていきたい。
というわけで、今月のどこかの公演に応募してみようかと思っている。

ただ、肝心の梅が出ていなければ仕方がない。
18~20日の3連休は18日と20日が握手会なので、公演があるとしても19日しかない。
ここに運よく梅が出てくれれば、昼夜に申し込んでみるのもいいかもしれない。
19日を逃した場合、翌週の25日も握手会なので、チャンスは26日の2公演のみとなる。
流石に日曜日に公演に入って翌日仕事は辛いので、
ここに入れた場合は月曜日を休みにしてしまおうと思う。
まあいずれにせよ、19日か26日に梅が出てくれることが前提だ。
遠方枠の受付が出演メンバー発表前に終了してしまうシステムはどうにかならないものか。

どこにも行けなかったとしても、
今月中に2期ドラフト生の劇場デビューと博多座追加メンバーの発表があるだろうから、
それらを楽しみにしたい。

追加メンバーといえば、現段階では人数も未発表であるが、
たぬ蔵一家と阿国一座にそれぞれ2名ずつ、計4名の追加くらいが妥当な線だと思う。
仮に人数は4人、完全に実力100%のガチオーディションで選ぶとして、
私はなおぽん、ぴーちゃん、舞ちゃん、美久あたりが来そうな気がしている。
コンサートでの寸劇などはちゃんと見たことがないので、
演技に関しての正当な評価ができている自信は全くないのだが、
普段の姿勢、声質、喋り方、性格などを総合的に考慮した結果である。
他には、おかぱんやじーなも有力候補だと思う。冨吉も意外と行けるかもしれない。
梅は劇場における曲への入り込み方を演技にも応用できればいいのだが、
何分本人が苦手だと言っているし、見ているこっちも心臓に悪そうだ。

イベントに参加できるかどうかは別として、7月の一番の目玉はこれだと思っている。
というか、稽古期間を考えるともうすぐにでも追加メンバーを決めないとまずいのではないか。
今度は誰を舞台で見られるのか。気になって仕方がないので、続報を楽しみに待ちたい。
まあ、まずはチケットを当てないといけないわけだな。
前回同様、いい席が当たりますよう。今のうちに功徳を積んでおこう。