2015年8月17日月曜日

大きい方の泉ちゃん

当ブログを熱心に読んでくれている方がどれほどいるかはわからないが、
私が梅本泉単推し感を醸しつつも実はかなりDD寄りであるということは、
皆様大分おわかりになってきたことだろう。
しかし、最近ははっきりと「二推し」と宣言できるくらいに好きなメンバーがいる。
タイトルにも書いているのでもったいぶることもないだろう。チームKⅣの後藤泉さんである。

私は「America's Best Dance Crew」というアメリカのダンス番組が大好きで、
学生時代にCATVで放送していたこの通称「ABDC」を毎週見ていたこともあり、
ダンスに関してはそこそこ見る目があると自負しているのだが、
その私から見てもいーちゃんのダンスは見事の一言である。
もちろんABDCで主流だったBボーイなどのダンスとは全く系統が違うのだが、
アイドルのダンスに必要な要素を最も高水準で満たしているメンバーは、
HKTの中ではいーちゃんだと思っている。
ちなみに余談だが、私がABDC出場チームの中で好きなのは、
シーズン3覇者のQuest Crewとシーズン6覇者のI.aM.mEである。

HKTで所謂ダンスリーダーと言われているのは、りーぬ、しなもん、碧唯あたりだろうか。
ここで「ダンスリーダー」という言葉の定義をはっきりさせておきたいのだが、
ググってみると社交ダンス用語としての「リーダー」という言葉が目につく。
二人一組の社交ダンスにおいてパートナーをリードする役割のことを指すらしく、
「ダンスリーダー」がここから生まれた言葉なのかは定かではないが、
便宜的に「自分で踊れるだけでなく、他人への指導もできるメンバー」のこととしておこう。
48グループにおいてメンバーのパフォーマンスについて語られるとき、
どうもこのあたりが曖昧なまま話が進むことが多いような印象を受ける。
つまり、ダンスが上手いかどうかと人に教えるのが上手いかどうかは別問題だということだ。
覚えるのが遅くても、最終的な完成度が一番であればいいわけであるし、
何度も何度も同じセットリストを繰り返す48グループの劇場公演においては、
むしろそのタイプの方が成長も見てとれて楽しいとも考えられる。

何が言いたいかというと、おそらくいーちゃんはダンスリーダータイプではないということだ。
幼少の頃からバレエを習っていて、加入時からダンスは好きだったと語っているが、
2期生のダンスに関しては卒業したまなみんが音頭を取っていたという話をよく聞く。
もちろん、いーちゃんもチーム間アンダーにKⅣから最多出演するくらいなので、
パフォーマンスに関しては運営からも信頼されている方だろうが、
率先して指導する側に回っているという話は聞いたことがない。
そのあたり、握手会で本人に確認してみるのもいいかもしれない。

まあ、今話題にしているのは「本人のダンススキル」についてなので、
人に教えられるかどうかはどうでもいいのだ。
48グループではよく「全力ダンス」が賞賛の的となり、
HKTでははるたんやえれたんがそのタイプに該当するのだが、
このタイプのダンススキルというのは特殊なもので、
小柄で身体が柔らかいメンバー以外は真似してはいけないというのが私の持論である。
特にはるたんがぴょんぴょん跳ね回る上に空中での体勢が完璧だったり、
着地した直後に次の動作に移れたりするのは、訓練だけでどうにかなるものではあるまい。

しかし、私はあくまではるたんではなく、
いーちゃんをナンバーワンのダンスメンバーだと思っている。
これも訓練ではどうにもならない天性のものなのだが、
いーちゃんの体格と馬力はダンスの迫力を演出するのに最も有利に働く要素である。
シアターの女神公演の感想記事でも述べたのだが、
やはり体格に応じて出せる力には限界がある。
いーちゃんはその力をフルに活用して大きな身体をぐりぐり動かすので、
小柄なメンバーがちょこまか踊るのとは見え方が全く違う。
尚且つ、元々目鼻立ちのはっきりした顔で表情も豊かなので、照明に非常に映えるのだ。
これらが全て相まって、
ただ背が高いだけの存在感とは一味も二味も違う「迫力」が生まれるのである。

私が最も尊敬する卒業生である秋元才加さんは、それこそアスリートのような体型だったが、
いーちゃんには是非ともそこを目指してほしいと思っている。
普段から痩せたいと言っているが、
例えば由莉耶のような体型を理想とするのはないものねだりである。
それならば、自分の持ち得た素質を十分に発揮する方向に努力を向けてほしい。
いーちゃんは色白なので、そこまではっきりわかるほど筋肉をつける必要はないのだが、
せっかくの恵まれた体格を変に細くしてしまうくらいだったら、
とことん鍛えて「絞る」意識を持ってダイエットに取り組んだ方が、
今の魅力をより引き立たせることができるはずである。

どちらかというとはるたんタイプのなおぽんもかなり鍛えているようなので、
いーちゃんも高校卒業にかけて自分磨きの期間としてほしいと切に思う。
理想が高くて自分に自信がないというところは我が推しメンとそっくりなので、
ファンは既存の魅力に気付いているのだということを伝えてあげなくてはいけない。
いーちゃんに自信を植え付けるのは自分だ。そんな意識を持って、
次の握手券は多めに買おうと思った次第である。
泉ちゃんと泉ちゃんに幸あらんことを。

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