2015年9月5日土曜日

ラストサマー

ラストサマーなどと表現すると日本語英語になってしまうが、
私にとっての(おそらく)最後の長期休暇が終わった。
いや、前職とは比較にならないようなホワイト企業に就職したはずなので、
仕事が軌道に乗ってくれば週単位の休みを取ることもできるかもしれない。
何にせよ、最後の1週間をあまりにもエンジョイしすぎたせいで、
特に辛いわけでもない新生活もどんよりした気分で過ごしている今日この頃である。

8月最後の3日間で行われた博多座5公演を全て見てきたわけだが、
席は入った順に1階3列目ど真ん中、2階通路前最前列ど真ん中、
1階3列目上手端、1階12列目花道横上手側、そして千秋楽は3階2列目ど真ん中だった。
まずそれぞれの席について、簡単に感想を述べていきたい。

まず29日昼公演だが、明治座のときよりも近い3列目とあって、
双眼鏡なしでもメンバーの表情まではっきりと見て取ることができた。
この日は秋吉ちゃんの復帰公演だったこともあり、登場シーンでは大いに沸いていた。
難点を挙げるとしたら、舞台を見上げる形での鑑賞となるため、
広い博多座では舞台の奥の方がよく見えなかったが、まあこれは贅沢な悩みというものだ。

次の29日夜公演は、実は発券したときは8公演の中で一番微妙な席だと思っていたのだが、
これがとんでもなかった。
確か27日の公演で、第2部のスキップのときに2階席にメンバーが現れたのだが、
この日も2階席通路にメンバーがやって来て、
通路前最前列だった私は美桜とキャップを目の前も目の前で見ることができた。
しかも私は階段を2段上がったところに立っていたので、
角度的にかなり目のやり場に困る感じになっていた。まあガン見したけど。
確かに大きさは美桜だが、キャップもとても形が美しかったことをここに記しておきたい。
しかし、2階席に来るときと来ないときがあったと思うのだが、
これはどういう決まりになっていたのだろうか。
私が入った中では、夜公演のときだけ2階席に来ていたような気がする(千秋楽を除く)。

30日の昼公演は、上手端は1,2列目が存在しないため、実質最前列だった。
流石に一番端だと見にくい、または全く見えない部分は出てくるのだが、
第1部の冒頭で奈子とモト冬樹さんが駆け出してくる場面では、
通路を通るときに奈子の衣装が私の服に擦れるくらいの距離だった。
以前、中学の同級生が荻窪のだるま座という劇団で俳優をやっており、
そのだるま座の劇場の最前列で見ると、
普通にしていても演者と触れ合ってしまうくらいの距離なのだが、
そういった小劇場と同じことがこの博多座でもあるのだと、何だか感動してしまった。
第2部ではりーぬ団扇が限界を迎えたので秋吉ちゃん扇子に持ち替えたのだが、
アンコールのロックだよで爆レスを貰い、今も尚推しそうになっているところである。

そして30日夜公演、これが本当に最高の席だった。
おそらく会場の中で一番いい席は、花道のセリ真横上手側の席だと思うのだが、
そこに次ぐような席を引き当てることができて幸せの至りである。
ちなみに、私はL列の22番という席だったのだが、
本来博多座では花道を使うときに18~22番の席を撤去する。
今回は満席のために補助席として22番席を詰め込んだので、
花道との距離はなんと12㎝。iPhone 5sを縦にするとつっかえて入らない。
秋吉ちゃんからは昼公演とは比べ物にならない爆レスを2回も貰ったし、
下手側の花道横にいたときにマイクを向けてくれたじーなにも再び釣られそうになった。
この追加メンバー二人には、
是非6thの握手会で楽しませてくれたお礼を言いに行かねばなるまい。

最後に千秋楽だが、これはまあ千秋楽に入れるだけでよかったので、
席に関してはどこでも文句はなかったのだが、
3階席は傾斜をつけなければいけない関係で足元が狭く、少々窮屈だった。
第1部のクライマックスで馬に乗った座長と咲良が入っていくボックスが近くにあり、
飛行中の座長と目が合った気がしないでもない。
舞台の見え方は、意外と2階席と変わりがない感じである。

そんなこんなで、実に様々な角度から見ることができたし、数多くのファンの中でも、
この指原莉乃座長公演に関しては、かなり見込んでいる部類に入るのではないだろうか。
明治座も含めて30回中10回も同じ空間を共有した身としては、
この公演が終わってしまったことは本当に寂しいし悲しい。
カメラも入っていたようだし、是非とも映像ソフト化してもらって、
この感動を何度も思い返したいものである。

今回の博多座公演に関しては、やはり追加メンバーの二人が非常に目立っていた。
おそらくは選出されてから役を当て書きされたのだと思うが、
二人は脚本家の期待を更に上回るような存在感を出せていたことだろう。
明治座のときとオーディションの仕方が違ったのかもしれないが、
何故この二人が最初から選ばれなかったのかが不思議で仕方ない。
特にじーなは、将来のビジョンとして(舞台)女優をメインに据えていいとさえ思える、
迫真としか言いようのない素晴らしい演技だった。次の握手会ではそんな話もしてこよう。
6月の記事にも書いたが、今の勢いや能力を総合的に考えて、
6thのセンターに相応しいメンバーはじーなしかいないと思う。

26,27日を含め、5日間の日程でHKTと接していた時間はなんと計26時間。
世間的にイメージされる「夏休みの思い出」というものをロクに作ってこなかった私にとって、
まあそのイメージとは少しずれるが、間違いなく人生最高の思い出となった。
この先どんなことが待ち受けていようと、この1週間のことを思い返すだけで、
きっと心地よい感傷に浸ることができるだろう。
結局負傷した右手をフルに使って全力でペンライトを振ってしまったが、
この鈍い痛みも思い出の一部である。ちょっと痛みが長引きすぎな気はするが。
これからの熊本生活でも、全身全霊をかけてHKTを応援していこう。
そんな風に思える、非常に有意義な1週間だった。
また指原一座に会える日を楽しみにしたい。次は是非歌舞伎座で!

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