2015年4月17日金曜日

温度差

明治座に負けず劣らず、ここ最近は劇場の方もかなりの盛り上がりを見せている。
起爆剤となったのは、やはりはるたんを皮切りに始まったチーム間アンダーだろう。
ファン歴の浅い私ではそれぞれのチーム公演の違いを論じるまではできないが、
全く別のセットリストを全く別のメンバーと歌うことは、大いに刺激になることだろう。
これを「切磋琢磨」と表現するのはやや語弊があるかもしれないが、
違う場所でグループ全体が頑張っているのは非常に喜ばしいことだ。

ただ、気になるのはやはり明治座公演に対するファンの温度差である。
具体的に言うと、「劇場中心の現地ファン」と「メディア中心の関東ファン」との温度差だ。
私は好きなメンバーの大半が「劇場組」なので、
どちらかというと現地ファンの意見を目にする機会が多いのだが、
やはり選抜組及び明治座組優遇に対する不満の声は散見される。

前にも言ったが、私は固定メンバーを優遇すること自体には反対ではない。
「新規ファン獲得班」と「既存ファン満足班」に分かれていると思えば実に効率的だし、
これらの担当メンバーをコロコロ入れ替えるのは得策ではない。

そして何より、私は明治座公演を見に行くことで、
「新規ファン獲得班」の実力を目の当たりにした。
正直に言って、今回の明治座メンバーは全くもってベストだったと思う。
「この子はいまいちだった」というメンバーが誰一人としていない。
もちろんオーディションの当落線上にいたメンバーはいただろうが、
劇場組の中で代わりにあの大舞台に立てるメンバーと考えると、
誰とは言わないが、私は数人しか思い当たらない。

問題を挙げるとしたら、そういう「ギリギリで落ちたメンバー」に勉強の機会がないことだ。
しつこいようだが、明治座公演は本当に素晴らしかった。
もちろん舞台に立つことも大切なのだが、
「見に行きたい」と言っている劇場組のメンバーも少なくないことだし、
見学のための交通費くらい出してあげればいいのにと思う。せっかく15回もやるんだから。
劇場組を全員連れて行ったって日帰りならば100万かからない程度だろう。
それくらいの予算はチケット代に含めてくれて大いに結構。
演技の仕事を志しているわけではないメンバーにとっても一度見ておくだけの価値が、
あの明治座公演には確かにある。
(と書いている間に、舞ちゃんとみるんちゃんと葉月が今日見に行ったようだ)

このように、選抜と非選抜がある意味別働隊として動く体制を続けるなら、
やはり「既存ファン満足班」への待遇改善は必須課題だろう。
「新規ファン獲得班」への優遇には反対しないと言ったが、
これはバンバン数字を上げている営業マンにそれ相応の賞与を与えるのと同じ考え方で、
製造やアフターサービスに当たる「既存ファン満足班」を蔑ろにしていいということではない。
利益を上げるのが難しいというのなら、
製造やアフターサービスの過程でも利益を生み出すシステムを考えればいいのだ。
何も営業マンが案件数を稼ぐことだけが数字を上げる手段ではない。

例えば、この間のまりりの生誕祭で、まりりが「本当に久しぶりに筆を握った」と言っていた。
せっかく他に類を見ない特技を持っているのに、これではいけない。
広い和室のある会場を借りて、まりり先生による1日習字教室など開催してみればいい。
休憩時間に昼食の蕎麦とおやつの今川焼きを出す。
会場で抽選を行い、当選者3名にはその場でまりり先生が書をしたためてくれる。掛け軸つき。
参加賞として特製硯箱を用意するのはどうだろう。実用性のある渋いデザインの方がいい。
この内容なら私は2万くらいポンと出すが、如何だろうか。
もちろん先生は和装した大人まりりだし、書いてもらえる字は参加者が指定できる。
私だったら是非「宇宙船地球号」と書いてもらいたい。

…例え話のはずが変に盛り上がってしまった(しかも推しメン以外の話で)が、
こういう企画が思いつきそうなメンバーがいくらでもいるのがHKTのいいところだ。
現状ではこういったところは個々人のセルフプロデュースに委ねられている感があるが、
それこそ大人の仕事ではないのだろうか。
まりりも20歳を迎えたとはいえ、世間的にはまだ大学3年生になったばかりの年齢なんだし。
同様に、梅のギターの腕前が現時点でいかほどのものなのかはわからないが、
どうせやるなら押尾コータローばりの超絶テクニックを目指してほしいものだ。

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