2015年4月10日金曜日

CDの売り方

明日はいよいよ明治座を見に行く。私にとっては記念すべき現場デビューである。
肝心の推しメンが不参加のイベントが現場デビューとなることが少々口惜しいが、
それはそれ、これはこれ。5月の握手会で生梅を拝めるまでの肩慣らしだ。
どうせ明日は生のメンバーに感動するあまり絶賛しまくることは目に見えているので、
今のうちに厳しめのことを言っておくが、
劇場組がチーム間アンダーなどで力を尽くして頑張っている中、
肝心の明治座組が不甲斐ないパフォーマンスを見せようものなら、私は怒る。
まあ、初日の様子をメディアの情報などで垣間見る分には、
そんなことは杞憂でしかなさそうだが。

さて、明治座の話は明日ゆっくりするとして、
48グループのファン同士では既に語り尽くされたであろう「CDの売り方」について、
今更ながら私見を述べておきたい。

と言っても、別段目新しい意見を出せるわけでもないのだが、
一体何故、48グループはこうもCDの売り上げにこだわるのだろうか。
いや、48グループだけではないのだろう。
「AKB商法」などと揶揄されたのも今は昔、現在では様々なアーティストがCDに特典をつけ、
グッズやイベント参加権とのセット販売など全く珍しいことではなくなった。
誤解を恐れない言い方をすれば、AKB商法の勝利である。
ただ、それをCDとセット売りしなければならない理由が私にはよくわからない。

所謂AKB商法がここまで世間に浸透してしまった以上、
「オリコン何位」「売り上げ初週何万枚」という謳い文句を人気の裏付けだと信じる人は、
間違いなくAKB登場以前の消費者よりは減っているはずだ。
そもそも、特典目当てに何十枚とCDを買う類の消費者は、
文字通りほぼ100%特典だけが目当てでCDを買うわけだから、
例えば握手券つき劇場盤CDなら、全く同じ値段で握手券だけ売ってしまった方が、
CDを流通させるコストをそっくり省けて儲かるのではないか。

もちろん、その分を広告費として見る考え方を現状しているわけだが、
そんな作られた数字によって世間的な影響力が左右されてしまうというのなら、
日本の消費者の質が悪すぎるように思えてならない。
CDの流通コストが結果的に有効な広告費として作用しているのかどうか、
広告業界の人に是非とも聞いてみたいものだ。

もっとも、最近の本店シングルの売り上げはギリギリ初週ミリオンのラインを推移しているので、
CDの売り上げ枚数にこだわりがなくなる日も近い将来来るかもしれない。
劇場盤の装丁が簡略化されてきている(コストカット方向に舵を切っている)という話もあるし、
ファンとしては握手券だけ売ってくれた方が色々と助かるのだが。

何より、握手会のスケジュールがCDのリリース間隔に縛られないというメリットがある。
既に劇場公演のない休日の過ごし方がわからなくなってきているので、
握手会のために2週連続土日を休館日にされたりすると、何とも手持ち無沙汰になってしまう。
いずれ握手会もローテーション制になったりしてくれないだろうか。

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